最近のトピック

バナー
大腿骨頚部骨折;

さてさて、息子の出産では実は平行してもう一つ事件(?)がありました。それが自分の母親の入院でした;。1 月の下旬のある日、母親からメールが入ってるなぁと思って確認したら、なんといきなり入院することになったとの報告が;;。正月に、母親が家で床に足を取られて転んでしまったのですが、骨折していることに気づかずにしばらく過ごしてしまい、結果的には傷口を広げることに;。それでどうにもならなくなって近くの病院に行って診察を受けたところ、大腿骨頚部骨折との診断。……まあ簡単に言えば、足の付け根のところが折れてたそうで;、病院に行ったその足で、そのまま緊急入院になったとのこと;。

この大腿骨頚部骨折、そのまま放置すると歩けなくなる(=寝たきりになる)ので手術が必須なのですが、この手術では人工股関節への置換を行います。基本的には全身麻酔+硬膜外麻酔で 8cm ほど皮膚を開けて人工股関節への取り換えを行うのですが、怖いのは感染症。このリスクを下げるためにクリーンルームで行われる手術……なのですが、手術前の検査でまさかの糖尿病が発覚;;。ちょ、おいこれどーすんのよ??状態に陥るハメに;;。

# ちょっと補足をすると、糖尿病とは血糖値が病的に高い状態をキープしてしまう病気のこと。
# 糖尿病になると血液がどろどろになり、末端まで血液が届かなくなるため、足の壊疽やら失明やら様々な合併症を引き起こしていき、これが命取りになってしまう。このため、血糖値の高い状態が続かないようにすることが重要だったりします。

参ってしまったのは、血糖値は大丈夫、検査もしてるからとさんざん言ってたにもかかわらず、実はかかりつけの病院(しかも糖尿病の専門医;)での高血圧の治療では血糖値パラメータを一切見ていなかったというワナ;。私の父は糖尿病予備軍で、同じ病院で検査もしてもらっていたのだから参ってしまいます;。冷静に考えれば、太っていて運動もしないでさんざん飲み食いする……と、どう考えても生活習慣病にかかるだろう、という感じなのですが、糖尿病パラメータの A1c の値は 14 と超高め;。糖尿病だと手術のリスクが跳ね上がる(感染症にかかったときに極めて治りにくくなる)。そもそも人工股関節の手術自体、感染症が発生すると危険(血流がないため抗生剤などもただでさえ効きにくい)。さらに、骨折が原因ということもあって自己血輸血もできず、出血量が多ければ輸血も必要……と、これは大変なことになったとかなりビビりまくっていた次第だったりします。

しかしさすが母親というべきか、ビビりまくる自分をよそに手術の覚悟も決めてさくっと手術を受け、その後のリハビリも順調に消化。リハビリ含めて 3 週間ほどは必要なため、どう考えても嫁の出産(もともと 2 月上旬予定)には間に合わなかろう……と思っていたのですが、息子が嫁のお腹に引きこもったおかげで、出産当日には一時外出で順天堂まで様子を見に、またさらにお七夜の前日には退院と、結果的には完全復帰を遂げているので驚きます;。人工股関節は、きちんと埋まれば健常者とほぼ同じように過ごせるとのことで、現在では普通に歩いて普通に生活。

出産間際は、母親の入院している病院と嫁が入院している順天堂の両方にお見舞いに行くという、なんともはやという状態になっていて参りましたが、結果的に見れば、全く気付いていなかった母親の糖尿病に気づけたのは良かったのかもしれません。幸い、目も含めて現時点では合併症は皆無とのことで、血糖値もうまくコントロールできている様子。この年になると、自分も含めて本当にいろんなところで健康問題が次々と出てくるものですね;。うむむ。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.pasteltown.com/akane/games/blog2/mt-tb.cgi/1707


コメントする


2016年5月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

Monthly Archives