前から行ってみたいと思っていた、こちらにふらっと遊びに行ってみました。
千葉県の房総半島の南部にある山、鋸山(のこぎりやま)。正式名称は乾坤山(けんこんざん)というのですが、鋸山という名称の方が一般的。標高 329.4m という非常に低い山ですが、山頂からは東京湾を挟んで横浜の方まで見渡すことができるという、非常に見晴らしのよい山だったりします。都内からのアクセス方法としては、千葉まで出てから内房線でたらたらと電車で向かう方法と、久里浜の方に出てそこからフェリーで行く方法とがあり、どちらも時間としてはトントン。片道ざっくり 3~4 時間程度と結構な距離ではあるのですが、割と絶景という話があり、嫁と一緒に遊びに行ってみました。
……といっても山の上まで一生懸命歩くのは大変なので、ここはあっさりロープウェイを利用しましたが^^。
ロープウェイから山の様子がよく見えるのですが、ここは良質の石材の産地として知られており、江戸時代から採石が行われていたとか。その結果として露出した山肌がのこぎりのようになっているために鋸山と呼ばれているそうです。ロープウェイでさくっと山頂まで登ると、いきなり展望台から素晴らしい眺望を楽しむことができます。……や、ちょっと天気がイマイチだったのですけどね;。
さて、この鋸山は一帯が日本寺の境内になっており、拝観料 \600 を払うことで中に入ることができます。山の中にあるので地味にアップダウンが激しく、歩いているだけで結構な運動になるのですが、なかなかに見どころ満載だったりします。
まずは百尺観音。岩肌から削り出された観音様ですが、いやはやかなり大きいです。広角レンズでないと収まりません;。
そして一番の見どころは、この百尺観音の上側にある地獄のぞき。切り立った石切場跡の絶壁の上に突き出したところから下をのぞき込むことができる、というもの。いくつか写真を貼り付けますが、高さは約 100m 程度だとか。
地獄のぞきは横から見るとなかなかに怖いのですが、実は上から見ようと思っても手すりが邪魔になり、下を覗き込むことができません。この地獄のぞきのちょっと奥にも下を覗き込めるところがあるのですが、なんというかこっちの方がよっぽど怖いです;;。
それにしてもこの地獄のぞき、祝日ということもあってか観光客でごった返していました。当然のようにみんな写真を撮影することもあり、行列はなんと 1 時間待ち;。まあそうそう滅多に来るところでもないだろう、ということで見てきましたが、平日に来た方がよいかもですね。
境内にはいたるところに石像もあります。ちょっとかわいい石像もあったり^^。
そして最後の見どころは日本寺の大仏。31m の高さを誇る大仏で、鎌倉の大仏などに比べるとかなり大きい……というか地味に日本一大きい大仏だったりします^^。
しかしこんなところにこんな絶景ポイントがあったとは全く知りませんでした。東京から気軽に行けるハイキング&観光スポットとしてはちょうどよい感じですね。ただ、境内の中のアップダウンは地味に厳しいので、サポーターとかがないと結構ヒザに来ます;。混雑を考えると、平日にふらっと行くのがよさそうなところですね~。
コメントする