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鷹匠寿

先日の話ですが、でじくま氏のお誘いでこちらのお店に行ってきました。

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鴨料理の名店、鷹匠寿(たかじょうことぶき)。グルメな人たちの間では超有名なお店で、一見さんお断り、生の鴨が出る旬の秋の時期には常連さんでもなかなか席が取れない浅草の名店なのですが、でじくま氏が細い糸を手繰ってこのお店の常連さんとなり、それにあやかって今回初めて連れて行ってもらった、という次第だったりします。お店の中は撮影厳禁、とにかく料理に集中しろ、ということで残念ながら料理の写真はありませんが、食べログにいろいろと写真がアップされてるので雰囲気はそちらでわかるかと。

一応コース仕立てで、突き出しから始まり、とりわさ、砂肝・レバー、焼き鳥と続き、その後が本命の御狩場焼き、そして〆の鳥ご飯とスープ。この中の御狩場焼きがこのお店の真骨頂で、もともと江戸時代に鷹で鴨狩をしていた時代に、その場で〆て食していた頃の食べ方だそうで、薄くスライスした鴨の肉を、300 ℃に加熱した硯鉄板の上で焼いていただくというもの。今回は大将みずから焼いていただく僥倖に恵まれたのですが、ただただ驚嘆させられたのは、たった一枚の鉄板の上で同じ肉を焼いているにもかかわらず、蒸し焼きにしたりスモークにしたりと、全く違う味わいの焼きを見せるその匠の技。私は真横でその技をじっくり見せていただいたのですが、見ていて惚れ惚れするような技の数々は非常に素晴らしかったです。

食べログなどを見ていると、大将がかなりクセがある……という触れ込みでちょっと心配していたのですが、お会いしてみれば気さくな方で、アルコールも弾んで気持ちのよい時間を過ごすことができました。ご家族で経営されているようで、帰りがけに大将のお母さんにお見送りいただいたのですが、このお母さん(もうお婆ちゃんですが)もものすごく素敵な方で、なんというか元気がもらえる方ですね。思わず握手してしまったのは秘密だw。

大将の見事な匠の技を見ながら、歴史ある佇まいの中で歴史ある御狩場焼きを、気さくな浅草の下町の雰囲気の中で楽しむ、なんて、これぞ贅の極み、といったところかもしれません。自分的には分不相応なところもあるので社会科見学的なところもありましたが(苦笑)、こういうものを味わう機会はめったにないだけに、貴重な経験をさせてもらいました。いやはや、すごい世界もあるものですねぇ。


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