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Oculus Touch

さて、PSVR ではアイマスシンデラレガールズの VR ライブに驚かされたわけですが、さらにその驚きを軽く吹き飛ばすほどの衝撃がラスボスとして待っていました....それがこちらの Oculus Touch

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Oculus Touch は、本体に遅れること約 10 ヶ月でようやく発売にこぎつけたわけですが、その見たこともないような奇抜な外観から、ぶっちゃけ果たしてどうよ? 的な雰囲気があったのではないかと思います。コントローラ 2 個に追加のカメラセンサー 1 個を加えて約 2.5 万円という金額も割高に見え、知人の中にはちょっと様子見、という人もいましたが、前評判の良さもあって私は発売日予約で購入した次第……なのですが。

これはすごい、マジですごい。。。
というかこれが真の VR なのか! と衝撃を受けるワナ。

PSVR のライブゲームで PSMove を使うとサイリュームが振れ、それだけで没入感がアップすることは承知しているのですが、Oculus Touch のそれはそうした既存デバイスと明らかに一線を画しています。その凄さは、このヘンテコデバイスを使うと本当に VR 空間の中に手があるように思えるというところ。

まず驚かされたのは、最初についてくるデモコンテンツである Oculus first Contact。空間に浮いているカートリッジを 3D プリンターに挿入するといろんなものが出てきて遊べる、というシンプルなゲームなのですが、たったそれだけのことがとてつもなく面白い。

 

いくつか要点を整理すると、以下のような感じでしょうか。

  • ルームスケール対応
    カメラデバイスが 2 つになったことで、立体空間把握が可能に。これにより、ちょっとした視点移動がきちんとトラッキングできるようになりました。以前の Oculus Rift では映像が飛ぶこともあったのですが、それが圧倒的に減ったのにもびっくり。
  • タッチデバイスの作りの良さ
    Oculus のタッチデバイスは、簡単に言うと、親指/人差し指/それ以外の 3 つに指を分けて、その指が、伸びている/曲がっている/握っているの 3 つの状態を把握できるようにしているものなのですが、たったこれだけのことでほとんどの手の動作を完全に再現してしまっているところがものすごいです。これ頭良すぎるだろう、という印象。
  • アプリケーションの作りの良さ
    VR が出てから半年ほど経って、「酔いにくいアプリの作り方」がだいたい固まってきており、VR コンテンツが非常にこなれてきている、というのも大きな評価ポイント。VR ゲームだと、歩きなどの「移動」というのが酔いに直結するのですが、この難点をカバーするために「特定位置の間をワープさせる」という作りにしているコンテンツが増えており、これにより大幅に酔いが低減されるようになりました。私は割と酔いやすいタイプなので、これはちょっと有難いところです。

しかしその一方で思ったことは、これはまず間違いなく、近いうちにコンテンツに対して規制がかかるだろう、ということ。もともと Oculus は FPS シューティングゲームにもっと没入したい、という動機で開発されたデバイスなのですが、そうであるがゆえに必然的にガンシューティングタイプのゲームが増えます。例えば DEAD AND BURIEDBullet Train などはまさにそうしたガンシューティングゲームなのですが、びっくりしたのはたかがゲームであるにもかかわらず、ライフルから自分に向かって銃弾をバラバラと撃たれた際に、あまりにも怖すぎて思わずヘッドセットを外してしまったこと。加えて自分でガンを相手に向けて撃ち放つのも、従来に比べて圧倒的なリアリティがあり、正直めちゃめちゃ怖いです。ゲームでここまでの没入感覚を味わったのは初めてで、単に Oculus をかぶったときには感じなかった圧倒的没入感がそこに存在しました。いやはや、VR がタッチデバイスによってここまで化けるとは思っておらず、なるほど Touch まで存在して初めて Oculus というデバイスが完成するのだという評価も頷けます。

Oculus Touch までそろっている環境はそうそうないでしょうから、遊べる場所も限られるとは思うのですが、もし身近に持っている人がいるのであればぜひ触らせてもらうとよいんじゃないかと思います。それほどまでに驚かされる没入体験でした。いやはやー;。


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