というわけで最近は子供としょっちゅう遊びに出かけているのですが、自分の趣味も忘れていませんよ?
一年ほど前に、子供に月を見せてあげたくなって購入した天体望遠鏡ラプトル 50。これのおかげで子供のころの天体へのあこがれを思い出し、そのあとついうっかり手を出してしまったのがアトラス 80。で、これを使ったら土星と木星が肉眼で観測できてびっくりしたのですが、こうなってくると写真撮影したくなるのが理系の性(?)。デジカメでなんとか撮影できないか……と調べている中で知ったのが、ここ数年で急にブームになってきたという電視観望。
電視観望というのは、むき出しの CMOS センサーをアイピースのかわりに望遠鏡に取り付けて、パソコンでリアルタイム表示するというものなのですが、CMOS センサーの感度は人間の目よりも遥かに高いことに加えて、現在はライブスタックという技術により、下図のように複数枚の写真を重ねていって、ノイズを減らして鮮明な画像を見るようになってきています。(M20 三裂星雲)
上記に加えて光害フィルターを組み合わせることで、一等星ぐらいを見るのがやっと、という都心部でも天体観測ができるようになってきており、これが非常に面白いです。都心部のど真ん中から撮影された、M8 干潟星雲と M20 三裂星雲がこちら。
まあ残念ながら、都心部から貧弱な装備で撮影できる天体ってせいぜい数個に限られるのですが、とはいえ星雲を自分の機材で自力で捉えて見ることができるというのはこの上ないロマンがあります。まあ正直、ガチでやり始めると本当に一眼レフとかどころではない底なし沼なのですが、貧弱装備でどこまで狙えるのか、というのもひとつの楽しみ方で、例えばこの方なんかは激安センサーにカメラレンズを組み合わせて楽しんでいます。
というわけで電視観望、なかなか面白かったのですがネットだと結構調べるのが大変だったので、いろいろ調べたことを自分なりの備忘録的にまとめてみようと思います。
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