2022年8月のアーカイブ

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というわけで、ついにこれが納品されました!

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ASIAIR plus。納品待ちで 2 か月かかりましたが、いやー、これは想像以上にトンデモデバイスで素晴らしいです。電視観望がまさしく一変する超絶デバイスです。正直、お手軽電視観望の機材は間違いなくこれ一択で、これを使うために ZWO 社の CMOS カメラをチョイスしてもよい、と感じさせてくる一品です。

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このデバイスの素晴らしいところは、これ 1 つで自動導入・プレートソルビング・ライブスタックができる、という点で、さらに複数台のタブレットやスマホをつないでビューワーとして利用できる、というのも凄い。最近話題の eVscope などと似たような仕組みが自前の機材で組めてしまう。ちなみに組み立て上げたシステムはこんな感じです。

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組み立てに使った機材類は以下の通りです。

  • 自動赤道儀部分
    • 三脚(自前)
    • AZ-GTi 単品 ※ ファームウェア書き換えで赤道儀モードを利用できるようにする必要あり
    • AZ-GTi USB-シリアル変換ケーブル ※ なくてもよいが、あった方が動作が安定する
    • スカイメモ S・SW 用 微動雲台
    • M8 交換ネジ ※ スカイメモ微動雲台の添付の締めネジだと AZ-GTi がぶつかるので、頭の小さいネジに交換する必要あり
    • KYOEI AZ-GTi用20φウェイトシャフト200mm + ビクセン バランスウェイト ※ 搭載する鏡筒などの機材によって要否が変わる。Sky Watcher P130 の鏡筒ならなしでも OK。
  • CMOS カメラ
    • ZWO ASI585MC
    • Comet BP フィルター
    • Zwo 2 "-1.25" フィルターアダプターリング ※ カメラを鏡筒に取り付ける際に、1.25" ではなく 2" で取り付けるため。P130 鏡筒 + ASI585MC の組み合わせの場合、1.25" で取り付けてもピントは出せました。
  • 鏡筒
    • Sky Watcher P130 VIRTUOSO GTi の鏡筒 ※ 自動経緯台セットで安かったので購入しましたが、単品の N130PDS の方が良かったです。(デュアルフォーカサー搭載のためピント合わせがラク)
  • 機器制御
    • ASIAIR plus ※ AZ-GTi の側面に両面テープで固定してしまうとラク
    • 小型 WiFi アンテナ (SMA 端子)
    • 12V 5A AC アダプター
    • Anker 521 Portable Power Station
    • Polar Align Pro (iPhone アプリ)

合算してみたら結構な出費になっていたのはご愛敬ですが;、それでもこのお手軽さを経験してしまうと買ってよかったと思わずにはいられません。

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撮影条件があまりよくなかった(若干雲が出ていた)のでそれほど綺麗に撮影できていないのですが、何が素晴らしいかというとそのお手軽さ。とにかく SharpCap + All Sky Plate Resolver で苦労していたプレートソルビングが ASIAIR では非常によく機能するので、天体の導入が非常にラクです。どれぐらいラクかというと、極軸合わせは、スマホを鏡筒の背中に乗せて、Polar Align Pro でだいたいの方向を合わせるぐらいで十分です。極軸合わせにかかる時間はせいぜい 10 秒ぐらい;。もちろんガチで天体撮影しようと思ったらぜんぜんダメでしょうが、ライブスタックでお手軽電視観望するにはこれで十二分です。

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自動導入もよく出来ていて、メシエ番号を入れて GoTo(自動導入)するもよし、今日のおすすめ天体から選んで GoToするもよし、星図を出してそこから場所を選んで GoTo するもよし。

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鏡筒が自動的に回転したのち、自動的に撮影 → プレートソルビングが実施され、最終的にターゲットが視界の中心に来るまでプレートソルビングを複数回繰り返して座標を追い込んでくれます。これが超便利。

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ターゲットを視界の中に入れたら、あとはライブスタック開始です。弱点らしい弱点はここだけで、ASIAIR のライブスタックは SharpCap のようにトーンカーブを調整する機能がないため、かなり白浮きしてしまいます。

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パソコンに取り込んでトーンカーブを調整すると以下のように割と綺麗な画像になるのですが、この画像調整がスマホやタブレットからではできないのがやや惜しいところ。しかし画像としては十分見られますし、他のお手軽さを考えればこれだけ見れれば十二分すぎる、という印象です。

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実際にやってみてわかった Tips もいろいろあるので、つらつらと書き出してみるとこんな感じ。

  • 経緯台/赤道儀
    • AZ-GTi を利用する場合は赤道儀化が必須。(経緯台モード (altaz)での利用報告が Web 上(英語)にありますが、よくよく読んでみると他のソフトで制御しているだけで、ASIAIR からの制御は現状不可。) このため Virtuoso P130 の経緯台では ASIAIR は利用できません。残念。。。
  • プレートソルビング
    • 鏡筒(レンズ)の焦点距離については 0mm を指定しておけば OK。星の位置関係から自動的に方角と焦点距離を割り出してくれます。
  • カメラ
    • ASIAIR のメリットの一つは Canon, Nikon の主要な一眼レフ・ミラーレスに対応していることで、センサーサイズも感度も圧倒的なので、対応している一眼レフ・ミラーレスの機種を持っているのであればこれを利用するのは一手です。例えば私が持っている ZWO 社の ASI585MC の場合、画素ピッチ 2.9μm、センサーサイズ 1/1.2” であるのに対して、Nikon Z50 だと画素ピッチ 4.2μm、センサーサイズ 1.8”と圧倒的なスペックを誇ります。問題なのはフィルターなしでは光害地の場合はまともに撮影できないこと。天体撮影用 CMOS カメラのようなフィルターがなかなかないのが厳しい……と思ったらそれほど高くない値段で光害カットフィルターがあるのか。。。今度試してみます(ぉ。
  • ライブスタック
    • ASIAIR はラズパイで作られているのでマシンスペック的にはやはり貧弱。ライブスタックは ASIAIR 内部で行われるのですが、例えば ZWO ASI585MC (3840x2160)でライブスタックすると 1 スタックあたりだいたい 2~3sec 程度かかります。ということは、撮像時間が同程度だとスタック処理が終わらないうちに次の画像が来てしまうわけで、このような場合だと撮像時間 5sec ぐらいがちょうどいい感じ。しかし Z50 のように解像度が上がるとスタックにも時間がかかるようになり、10sec ぐらいになると今度はAZ-GTi の自動追尾が間に合わず星像が点になりきらないという問題も。このあたりはバランスが非常に難しいです。
  • 複数タブレットでの同時鑑賞
    • ASIAIR は複数のタブレットやスマホを同時に接続し、ビュアーとして使うことができます。……といっても最大 2~3 台(どちらかちょっと不明)なのでものすごく使える、というほどでもないのですが;。仕組みは単純で、2 台タブレットが繋がっていると、それぞれに交互にライブスタック画像を送信するという仕組み。まあまあ便利です。
  • 電源
    • ASIAIR は電源として 12V ラインが必要で、100V コンセントからケーブルを引ける場所でない場合は電源確保が必要です。最初は充電池 10 本の直列駆動でなんとか動かそう……と思ったのですがやはりうまくいかず;。結局、災対用を兼ねて、Anker 521 Portable Power Station を購入することに。ところがこちらもシガーケーブルから電源を取ったところ挙動が不安定で、100V のところに AC アダプタを刺すことで安定稼働するようになりました。うーむ、謎。。。。

というわけでマンションの屋上に小1の息子を連れ出して星雲観察をしていたのですが、設置してから観測開始まで数分、そして画像を見ながらあれこれ話して次の天体を導入……を繰り返して、1 時間で 8 天体ほどさらっと観測。

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自動赤道儀が、うにょ~んと首を回すのがカッコいいらしく、子供がかなり食い入って見てましたが、これぐらい設置と導入が簡単だと、退屈させずに子供と一緒に見られますね。決して綺麗な画像ではないものの、ライブ感はやはり楽しいですし、タブレットで見られるので手元で拡大していろいろ観察できるのも面白いです。もうちょっと大きな子供(小学校中学年~高学年ぐらい)なら自分で操作もできそうで、もうちょっと値段がこなれてきたら本当にブレイクしそうな感じですね。

というわけで、前エントリの続きを。

[自動導入経緯台]

さて、お手軽な電視観望に絶対に欠かせないアイテムといえば、やはりこちらかと。

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自動導入経緯台。望遠鏡を狙った方向に向けてくれる便利アイテム。以前はかなり高価なアイテムだったのですが、制御をすべてスマホやパソコンに丸投げすることで劇的なコストダウンを図ったのが SkyWatcher 社の AZ-GTi。単体だと \40k 弱ぐらい。使い方はこんな感じで、三脚の上に取り付け、さらに側面に望遠鏡を取り付ける、という仕組みです。

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単3電池 8 本で動くものなので、当たり前ですがあまりにも巨大な望遠鏡をつけると、倒れたりモーターで回せなかったりします。スペック上は 5kg 上限と書かれていますが、まあ 1~2 kg 程度の鏡筒が取り回しも容易で便利という印象。例えばアトラス 80 の鏡筒を取り付けてみたのですが、これで天頂付近を見ようとすると、鏡筒と三脚が衝突します;。

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この AZ-GTi の優れたところは、ファームウェア書き換えで赤道儀化できることだと言われているのですが、実際にやってみたらこれが地獄でした;。

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  • 自動導入赤道儀化するためには、少なくとも ① 微動雲台と呼ばれる仰角調整用の部品、② カウンターウェイト、③ カウンターシャフトの 3 つが必要なのですが、これがチリが積もれば的にお金がかかります;。②③は M12 のずん切りボルトで代用している人もいるのですが、実際にやってみるとなかなかうまくいかず、経験者でないとかなり厳しいという印象。
  • さらに難しいのが三脚上での組み立て。しっかりボルト類を締めこんでいかないと回転時の精度が出ませんし(=指定した方角をきちんと向いてくれない)、上のような状態で使うと、回転時にバランスを崩して三脚ごとすっころびます;。(なので実際には三脚の足をかなり広げないと安定しない)
  • しかも上記のような形の悪い三脚+望遠鏡を持ち出すのも非常に大変です。私はマンションの屋上にこれを持ち出しているのですが、持っていくだけでも一苦労;。カウンターウェイトとかつけてるので無駄に重たいんすよ……orz。
  • これだけで済むかと思いきや、極軸合わせという難敵が。鏡筒を北極の方向に正確に向ける必要があるのですが、これがまあ相当に大変;。スマホ程度のコンパスでは全く精度が出ません;。後述するプレートソルビングを使う前提であればそこまでの精度は要りませんが、まともに追い込もうとすると設置・設定だけでかなりの時間を食います;。

そもそもなんで赤道儀なんか使うのか、というツッコミもあって、冷静に考えてみると、確かにデジカメなどで長時間露光して写真撮影するためには赤道儀が必須……なんですが、ライブスタックと呼ばれる画像処理でお手軽に星雲などを観望(=眺める)だけならそこまでの追尾性能は要らないんですよ;。

……まあせっかく組み立てたので、ASIAIR が来たら赤道儀の方も使えるようにしようかな、と思っていたりしますが、お手軽に電視観望したいのなら、初心者が AZ-GTi を自力で赤道儀化するのは全くオススメできない、という感じがします;。

それよりも個人的にオススメしたいのは、前エントリでも書いた P130 VIRTUOSO GTi です。

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もともとは鏡筒狙いで購入したのですが、正直なところ、これにそこそこ巨大なセンサー(1/1.2” ぐらい)をつけて電視観望するのが最もお手軽感が強いです。AZ-GTi は単体で \40k 弱ですが、ほとんど同じ値段で 650mm の鏡筒が付いているので、余ったコストを CMOS センサー側に回すことができます。650mm 鏡筒 + 1/1.2” センサーは 200mm 鏡筒 + 1/3” センサー(いわゆる Newtony + Ceres-C の定番セット)と同程度の画角があり、それでいながらセンサー解像度が圧倒的に高いので、映りが大きく変わってきます。撮影条件が違うので比較は難しいのですが、こんな感じ。

  • Newtony 200mm + Ceres-C (1/3”)
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  • P130 650mm + 585MC (1/1.2”)
    M8_干潟星雲_Stack_72frames_144s_WithDisplayStretch

P130 の方は見た目が激しくダサいのですが;、一方で持ち運びも簡単で、ポンと置いて使えるあたりの取り回しの良さが素晴らしいという印象。いろいろやった結果として、もうこれで十分、という感じになっちゃいましたよ;。ちなみにこの P130 + 585MC でも相当いろんなものが撮影できます。夏場に一晩でさくっと撮影したのがこんな感じ。

  • M8 干潟星雲
    M8_干潟星雲_Stack_72frames_144s_WithDisplayStretch
  • M13 ヘルクレス球状星雲
    M13_ヘルクレス球状星団_Stack_53frames_106s_WithDisplayStretch
  • M16 わし星雲
    M16_わし星雲_Stack_86frames_172s_WithDisplayStretch
  • M17 オメガ星雲
    M17_オメガ星雲_Stack_59frames_118s_WithDisplayStretch
  • M20 三裂星雲
    M20_三裂星雲_Stack_20frames_40s_WithDisplayStretch
  • M27 亜鈴状星雲
    M27_亜鈴状星雲_Stack_64frames_128s_WithDisplayStretch

ちなみにそれぞれ 2~3 分ぐらいのライブスタックしかしていないのですが(これ以上やってもたいして画像はよくならないです)、まあこれだけ見えれば十分じゃね……?という印象です。

[アリガタプレート]

さて、鏡筒を経緯台に取り付ける際には、ビクセン規格のアリガタプレートというものに鏡筒を取り付け、それを取り付けるのですが、このアリガタプレートがなかなかの曲者。

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amazon では結構安いものも売っているのですが、微妙に太かったり細かったり、さらに切られているネジ穴の形がおかしかったりと、うまく取りつけられないものが結構あります。結果として、いろんなネジを探したり追加購入したり……というのが相当面倒です。

値段はちょっと張るのですが、Kenko のリバーシブルマウントプレート KF-RM というのが非常によくできており、たいていのものが取り付けられるすぐれたプレートになっており、使いまわしもできて便利でした。……が、こういうのがちまちまとコスト高につながるので、やはり P130 のようなオールインワンセットは便利かつトータルとして安価です。部品を DYI できるのであればまた話は別なんでしょうけれども。

[光害フィルター]

また、都心部で電視観望したい場合には、やはり光害フィルターがマストアイテムです。

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フィルターには様々な種類がありますが、光害に強いフィルター=通す波長を選別してしまうので、色乗りが悪くなったり見づらくなったりする、という難点があります。特に銀河は非常に苦手で、光害の波長と銀河の波長がだいたい同じなので、まともに映らないと思った方がよいという印象。M31 アンドロメダ銀河はもやがかかったような感じになるだけだし、M33 さんかく座銀河は撮影後にパソコンで画像を相当いじった上で、心の目で見てようやくうっすらと腕が見えるかどうか、という感じです。

M31_アンドロメダ銀河_Stack_111frames_222s_WithDisplayStretch M33_さんかく座銀河_Stack_160frames_320s_WithDisplayStretch - コピー

とはいえ、上の方に並べた星雲の写真はいずれもこのフィルターを使ったもので、本当の都心のど真ん中から電視観望をしているにもかかわらずこれだけ映るのには驚きです。肉眼では 1 等星ぐらいしか見えないのにここまで撮影できるのは本当に凄いですね。

まずは電視観望に必要な機材から。

  • 必須
    • CMOS カメラ
    • 鏡筒
    • パソコン
  • ほぼ必須
    • 光害フィルター
  • あると便利
    • 自動導入経緯台 (GOTO 経緯台)
    • アリガタプレート
    • 三脚
    • 各種ねじ

順番に説明していきますー。

[CMOS カメラ]

アイピースのかわりに利用するカメラ。一眼レフなどのカメラで代用できないか……と考えがちですが、① パソコンのソフトとの相性が極めて悪い、② 重たいので望遠鏡の鏡筒につけるのが大変、などの難点があり、やはり専用品を購入するのがオススメです。メーカーとしてはPlayerOne、ZWO が二強で、他に SVBONY などがあります。

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この CMOS カメラの選び方は、通常のデジカメの場合とはかなり違っていたりします。センサーはほぼ SONY 一択で、これを各社がカメラに仕立てているのですが、画素ピッチとセンサーサイズに様々な種類があり、しかもほとんどは通常のデジカメと比べるとかなり小型のセンサーです。

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普通のデジカメだときれいに映したければなるべく大きなセンサーを……となるのですが電視観望の場合は少し違っており、まず重要なのは画素ピッチセンサーサイズの 2 つ。

  • 画素ピッチ : センサーの集光能力を大きく左右する。これが大きいものはかなり安定した撮影が可能。
  • センサーサイズ : 切り取れる空の面積を決める。これが大きいと、同じ鏡筒でも切り取れる空の面積が広い。

デジカメだと、センサーサイズが小さくてもズームレンズを使ったりレンズを交換すればいいじゃないか、となるわけなのですが、天体観測の場合だとレンズに相当する鏡筒が単焦点で、そもそも高額なために何本も使えないので、どちらかというとセンサーサイズは切り取れる空の面積、と考えた方がわかりやすいです。(=35mm 換算、みたいな考え方は天体観測の場合はない、ということです)

私は PlayerOne の Ceres-C と ZWO の ASI585MC を持っているのですが、初心者にまずオススメなのが Ceres-C。値段も安価なのですが、なによりもノイズがほとんど出ないため取り回しや撮影が非常に簡単です。後から購入した ZWO の ASI585MC の方はノイズに相当苦しめられており、なるほどセンサーサイズは大きければいいってもんじゃない、というのを思い知りました;。ちなみに敢えて ZWO を購入したのは ASIAIR が使えるからなのですが、これについては別途。

[鏡筒]

そもそも電視観望で何を見たいのか、によって鏡筒を使い分ける必要があります。というのも、普通の恒星はただの光る豆粒でしかないので、電視観望で見るものとなると、

  • 太陽系の惑星(月、土星、木星)
  • 星団(球状星団など)
  • 星雲(干潟星雲、オリオン大星雲など)
  • 銀河(アンドロメダ銀河など)

となるのですが、惑星や星雲、銀河というのは地球からの距離によって見える大きさが全くといっていいほど違います(当たり前;)。このために何が起こるのかというと、見たいものによって、焦点距離の違う鏡筒を使い分けなければならない、ということが発生します。……いやー、望遠鏡沼ですよ、沼;。

とはいえ、おおざっぱにオススメの焦点距離というものはあって、星雲や銀河を中心に観測したい場合には、だいたい 200~800mm 程度。特に 200mm 程度の焦点距離に関しては、\6,000 ぐらいで購入できる Newtony というオモチャの反射望遠鏡があり、電視観望ではこれが結構人気です。

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これの難点は、Ceres-C 以外の CMOS センサーではピントが合わない(正確にはピントが合う位置にセンサーの面を持ってくることができない)ということで、Newtony + Ceres-C の専用セットになってしまうのですが、一方で初心者用という意味では非常に扱いやすく、値段としてもかなり安価なのがよいです。

一方で、他のセンサーも使うことを考えると、実際の安価な鏡筒としてのオススメはこちら。

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SVBONY のガイドスコープ 240mm f/4。1 万円前後で購入できるのですが、こちらは他のセンサーでも普通にピントが合うので使いやすいです。難点は自動経緯台に取り付ける際にアリガタプレートという土台を別途購入する必要があることですが、これは後述。

ちなみに 200mm 程度の鏡筒で見ていると、もっと焦点距離の長い鏡筒が欲しくなる……のですが、焦点距離の長い鏡筒になると今度は別の問題が出てきます。

  • 明るい鏡筒を使いたい場合には、事実上、大口径の反射望遠鏡一択になる。土星や木星、月などは焦点距離 1,000mm 以上で f 値は 13 ぐらいの暗くて細い望遠鏡でもぜんぜん行けるのですが、銀河や星雲などの暗い天体を見る場合には、大口径の鏡筒が必要になってきます。
  • それだけの大口径になると、とてつもなく重たくなるので、それを支えられる三脚や自動経緯台・自動赤道儀のコストが跳ね上がっていく。例えば私が使っている安価な自動経緯台の AZ-GTi は耐荷重 5kg で、これに収まる大口径の反射望遠鏡となると非常に限られます。
  • またさらに、焦点距離があまりにも長い鏡筒を使うと、今度は自動経緯台・自動赤道儀などの追尾性能が問題になります。要するに天体がどんどん動いてしまってしまうので、それをどう追尾するかが問題になります。自動的に追いかける自動経緯台や自動赤道儀なども追尾精度には限りがあるので、1,000mm あたりを超えると安価なものでは追いかけきれなくなります。

大口径の反射望遠鏡を使いたい場合にオススメできそうなのが、Sky-Watcher の反射望遠鏡。特に P130 VIRTUOSO GTi は 5 万円程度で 650mm f/5 の鏡筒と AZ-GTi 相当の自動経緯台がセットになっており、超お買い得です。ちなみにシュミットというお店ではアウトレット品が 31,800 円で売られており、思わずポチりました;;。

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……っていうかでかすぎる;;。送られてきた荷物を見てちょっと後悔したのは秘密です;。

ちなみに、鏡筒の焦点距離と CMOS カメラのセンサーサイズで、様々な天体がどれぐらいのサイズに映せるかは計算できるのですが、これを直感的に調べられるツールがあります。それが Stellarium というフリーウェアです。センサーサイズと焦点距離を入力すると、天体をどの程度のサイズで映せるかが簡単にわかる上に、リアルタイムで天体が動いていくので、自動追尾しない場合にどれぐらいの速度で天体が画角から外れていくのかもわかります。これは超便利。例えば ASI585MC を使って M8 (干潟星雲)を映す場合、650mm と 240mm の鏡筒ではこれぐらいサイズが違って見えます。

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一方で、ボーデの銀河なんかだと 650mm + ASI585MC でちょうどいい感じ。

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ちなみに画角いっぱいに映せるといいなと思われるかもしれませんが、今度は別の問題があって、そもそも望遠鏡を正確にその方向に向けることができるのか、という課題が発生します。自動経緯台とプレートソルビングという方法を使ってこの問題を解決していくのですが、それは次のエントリにて。

というわけで最近は子供としょっちゅう遊びに出かけているのですが、自分の趣味も忘れていませんよ?

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一年ほど前に、子供に月を見せてあげたくなって購入した天体望遠鏡ラプトル 50。これのおかげで子供のころの天体へのあこがれを思い出し、そのあとついうっかり手を出してしまったのがアトラス 80。で、これを使ったら土星と木星が肉眼で観測できてびっくりしたのですが、こうなってくると写真撮影したくなるのが理系の性(?)。デジカメでなんとか撮影できないか……と調べている中で知ったのが、ここ数年で急にブームになってきたという電視観望

電視観望というのは、むき出しの CMOS センサーをアイピースのかわりに望遠鏡に取り付けて、パソコンでリアルタイム表示するというものなのですが、CMOS センサーの感度は人間の目よりも遥かに高いことに加えて、現在はライブスタックという技術により、下図のように複数枚の写真を重ねていって、ノイズを減らして鮮明な画像を見るようになってきています。(M20 三裂星雲)

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上記に加えて光害フィルターを組み合わせることで、一等星ぐらいを見るのがやっと、という都心部でも天体観測ができるようになってきており、これが非常に面白いです。都心部のど真ん中から撮影された、M8 干潟星雲と M20 三裂星雲がこちら。

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まあ残念ながら、都心部から貧弱な装備で撮影できる天体ってせいぜい数個に限られるのですが、とはいえ星雲を自分の機材で自力で捉えて見ることができるというのはこの上ないロマンがあります。まあ正直、ガチでやり始めると本当に一眼レフとかどころではない底なし沼なのですが、貧弱装備でどこまで狙えるのか、というのもひとつの楽しみ方で、例えばこの方なんかは激安センサーにカメラレンズを組み合わせて楽しんでいます。

というわけで電視観望、なかなか面白かったのですがネットだと結構調べるのが大変だったので、いろいろ調べたことを自分なりの備忘録的にまとめてみようと思います。

さて、鍾乳洞を見るためとはいえ、せっかく奥多摩まで来たので他に何かできないかなー、と思っていたところ、そういやけろっちゃ氏から釣りに誘われたことを思い出したり。調べてみると、川にそっていくつか釣りができるところがあるようで、帰りの都合によさそうな氷川国際ます釣場に立ち寄ってみました。

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渓流釣りといっても実際には放流があるのでただの釣り堀です、とはけろっちゃ氏の談でしたが、なるほど来てみて納得、確かにこれは釣り堀ですね;。とはいえ雰囲気的には渓流釣りが楽しめます。

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正直釣りをするのは 30 年以上ぶりなので釣れるかどうか激しく不安;。とりあえず息子に釣り竿を持たせてやってみたのですが、そもそも竿が重たすぎて持っているだけでもつらそうな様子。というわけで結局私が釣るハメに;。釣り上げるところだけやりたいのよね。。。orz

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というわけでなんとか釣れましたよ!
いやー、まあなんとか父親の威厳は保たれました(ぇ。

……というか、実際に久しぶりにやってみてわかったのですが、なるほど渓流釣りってそこそこ川の流れがあるので、普通に釣り針を入れると川に流されて餌が水面下に深く入らない。ちゃんとうまく放り込んで餌を水面下に沈めて川の流れに沿って流すと簡単に入れ食いします。コツを掴んだあとは、ものの数分で軽く 3 連続ぐらいヒットしたのですが、4 匹釣り上げたのに 2 匹に逃げられたのはご愛敬orz。まあ 2 匹はなんとか取れたので、ごはんにはありつけました;;。

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息子的には鍾乳洞よりこちらの方がずっと楽しかった様子。今まで魚を素手で触ったことがなかったので、ぬるぬるしてる~、と騒いでました。まあしかし、朝 2 時間運転 → 鍾乳洞 2 ループ → 午後 2 時間釣り → 再び 2 時間運転、というコンボは楽しいけどさすがに身体に負担かかりますね;。今度はもうちょっとラクするパターンを考えよう。。。

マイクラ好きな息子を連れてどこに行こうか……と迷っていたところ、嫁から鍾乳洞がいいんじゃないかというアイディアが。探してみると、東京都にも鍾乳洞があるんですね、というわけで奥多摩の日原鍾乳洞に行ってきました。

都心部から車で 2 時間弱。中央道の渋滞に巻き込まれないように 6 時起きで出かけたのですが、いやー、予想以上に山道がつらい;。すれ違いできない山道で、待機場を使いながら進んでいくというのは初の体験でした。これ、免許取りたてだったら絶対に来られなかったような……; 山道も結構キツくて、iPad で YouTube を見ていても酔わない息子が車酔いしていたほどでした。

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とまあそれはともかく、いやはや驚いたのは東京にこんな立派な鍾乳洞があるのか、と。

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驚かされたのはまずそのサイズ。普通にぐるっと回ると大人の足でも 30 分はかかる。大きな空洞もあり、確かにこれは信仰の対象になるのもわかります。そしてメインの鍾乳石ゾーンはかなり急こう配の階段を上った先にあります。

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1cm 伸びるのに 100 年、というぐらいなので、これだけ大きな鍾乳石が作られて、なおかつそれが現存しているというのは奇跡にも近いのでしょうね。なかなか見ごたえがありましたが、息子の方は鍾乳石は軽くスルー。まあ確かにただの岩だもんね。。。(苦笑) とはいえ洞窟巡りは楽しかったようで、地味に中を2周してました。こういう非日常体験は大人になっても楽しいですね。

我が家の二人息子は 4 歳離れているので、二人同時に連れて遊びに行きにくいことが多かったりします。で、なかなか下の子をかまってあげられないケースも多いのですが、最近は下の子が少しずつ乗り物好きになってきているので、週末に電車に乗ってふらふらと秋葉原のマクドナルドに遊びに行ったりしています。ここ、ちょうど新幹線が見えるので楽しいんですよね。……といいつつ結局見るのはタブレットで YouTube かよ、とツッコミ入れたくなるのですが;;。

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さて、実はこんなときにしょっちゅう使っているのがこちらのアイテム。PowerShot PICK です。

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特に下の子の場合は、面倒を見るのに手いっぱいで、写真を撮ってる余裕がなかったりするのですが、そんなときにこれをポンと机の上に置いておくと、勝手に撮影をしてくれるという便利アイテムだったりします。ネットではかなり酷評されているのですが、まあ人間と同じ精度での撮影にはもちろん遠く及ばず。しかし 100 枚ぐらい自動撮影していると、数枚はまあまあいい写真が紛れていたりもするもので、特に自然な表情が撮影できたり、子供の場合は興味しんしんでイタズラをしようとする姿が取れたりするのがよいところです。

お値段的には \46k ぐらいなので決して安くはないですし、画質もスマホに毛が生えた程度なのですが、手ぶらで放置しておいて、後から見返していい写真がないかな?と探してみられるのはかなり新しい楽しみ方、という印象があります。大人が相手だと隠し撮りされているみたいでイヤ、といったこともありますが、子供の自動撮影という観点だとなかなか楽しいアイテムで、まだまだ発展の余地がある領域かな、という印象です。このジャンルはこれから伸びるかもしれないですね。

最近、下の子の言葉が多少しっかりしてきたこともあってか、上の子と遊ぶシチュエーションが増えてきました。まあその分ケンカも増えているわけですが;、一緒に遊んでいるのを見ると微笑ましくもあります。特に下の子は最近、保育園でプラレールを覚えた様子で、たまに上の子と一緒にレールを作って遊んでいたりします。……まあ上の子もそんなに作るのが上手いわけではないですが;。

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↑ とまあこんなふうに二人で遊んでくれる分にはいいんですけどね。

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それは使い方が違うからやめれwww。
というか私の机に死蔵されていたアイテムがこんな形で役立つとはwww。

しかしこのペンライトはさすがにもう入手不可能ではないかと思いますが、最近のペンライトはもっと明るくなってるんですかね?

というわけで、舌の根も乾かないうちに、高尾山を再攻略してきました;。

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先日は普段の運動靴で攻めて失敗したので;、今度は万全を期してモンベルで子供用の靴を調達して攻めることに。ワイヤー方式のものを購入したのですが、相当使いやすいですねこれ。お値段的にはちょっと高めなのでどうしようか迷ったのですが、やや大きめのサイズでいけそうだったこともあり、しばらく使えそうだしよいかなということでえいやっと購入。

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今回は往路で四号路、復路は稲荷山ルートをチョイス。さすがに今回の靴は歩きやすいようで、前回のように滑ることもなくさくさくと歩いていける様子。とはいえ復路の稲荷山ルートはかなり長いですね。私も初めてだったのですが、思ったよりつらい……

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一番下まで降り切るときには足の膝がヤバいことになってました。サポーター持ってきてなかったら歩けなかったかも;。息子の方もちょっとつらかったようですが、降り切ると達成感もあったようでよかったです。

3 月下旬に注文した学習机、6 月末になってようやく着弾しました。長かった……;

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店頭で見ていてもでかいなー、という感触でしたが、実際に部屋に搬入してもやっぱりでかい;。とはいえ色も落ち着いていていい感じです。それなりにいいお値段でしたが;、モノはかなりしっかりしており、ヤマダでお安く買えたのはよかったです。収納キャパも大きく、持っていた本などはこれだけでしっかり収納できます。……しかしこうやって本などまで置くと、本当に小学生っぽくなりますね(当たり前;)。

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時間を見つけて勉強を見るようにしているのですが、110cm の幅の机だと普通に横に座って教えられるのも便利ですね。うちの子供はかなり小柄なので、正直、椅子などもサイズ的には持て余し気味ですが、大きくなるまでしっかり使ってほしいものです。

コロナ禍になってからは久しく足が遠のいていたのですが、たまには行ってみよう、という話になって二人の子供を連れて来訪してみました。多分 2 年ぶりぐらいです。

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トランポリンのような新しい遊具も設置されていましたが、下の子がハマっていたのはおままごとゾーン。豊富な木製おもちゃでずーっと遊んでました。家でもそれなりに遊べるとは思うんですが、まあこういうところの方がたくさんあって目新しいんでしょうね。

2022年8月

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