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五等分の花嫁 : ストーリー解説 Part 2. 2 年 3 学期

※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

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[旭高校 2 年 3 学期](2018/01~2018/03)

  • 正月~遊園地~バレンタイン
    • 四葉、五つ子とらいはの前で、風太郎のほっぺたのクリームを舐め取ってチュー。授業料代わりのお年玉を渡しそびれる。(#7-51)
    • 一花、五つ子暮らしのために仕事を増やす。風太郎のバイト先のケーキ屋に仕事で現れる(#7-52~53)。
      • 風太郎、一花に感謝。「その努力を否定するつもりはない。それに家庭教師を続けるチャンスを作ってくれたお前には感謝してる。」
      • 一花、風太郎に寄りかかって寝たふり(#7-53)。(こんな時まで演技だなんて…これじゃあ本当に嘘つきだよ。…でもこんな顔見せられないよ)
    • マルオ、風太郎の立ち入り禁止解除と引き換えに、マンションからの退去と家庭教師の二名体制化を提案するも、四葉と五月に拒否される(#7-54)。
    • 五月、月命日(1/14)に母親の墓参り、そこで下田に出会う。下田から先生を目指す夢が母親になりたいだけではないかと指摘される(#7-57)。
    • 三玖、一花のはからいで二乃にチョコの作り方を教えてもらう(#7-55)。
      • ベランダから覗き込んでいた一花、風太郎に見つかり、一緒に本屋へ。風太郎、黒薔薇女子からの転校の理由(落第)を一花から初めて聞く(#7-58)。
        一花は、四葉だけ落第したことは伝えていない。
      • 風太郎、詰め込みすぎで集中力が切れている五つ子を誘って遊園地へ(#7-56)(2/11 or 2/12)。
      • 観覧車の中で勉強する四葉を見つけ、黒薔薇女子で落第したのが四葉一人で、皆が四葉を追ってきたことを知る(#7-56)。
        • 落第したのは四葉一人だけ、それなのに全員が転校してきたということは…「例の五人でいることが重要という教えか」しかしそれは救いでもあり同時に大きな枷となっているに違いない。
      • 風太郎、四葉との会話の中で全員家庭教師プランを思いつく(#7-56)。
    • バレンタイン当日(2/14(水))
      • 朝、二乃に助けてもらいながら三玖が朝までかかって作ったバレンタインのチョコを、そうと気付かずに風太郎が食べてしまう。
        • 「ああそれか、今日も食っといたぞ。うまかった。」
          風太郎はこれが三玖からのバレンタインチョコであることに期末試験後の祝賀会まで気付かない(#8-60)。この塩対応は、風太郎が三玖に全く気のないことの現れ。
        • 二乃、お菓子作りでキンタローの面影を思い出す(#7-59)。
      • 五月、月命日のため墓参り。墓参りに訪れた風太郎と会う。
      • 風太郎、らいはからバレンタインチョコをもらう(#8-60)。
      • 夕方、三玖、一花に風太郎の生徒を卒業できたら告白することを宣言、一花は見栄を張る(#7-58)。
        • 「フータローにとって私たちはただの生徒。だから決めた。この期末試験で赤点回避する。しかも五人の中で一番の成績で。そうやって自信をもってフータローの生徒を卒業出来たら今度こそ好きって伝えるんだ。私は一花を待ってあげない。全員公平に。早いもの勝ちだから。
        • 「うん、だけど私も手を抜いてられる余裕なんてないから…頑張ってね!」
        • 三玖は『早い者勝ち』と言うが、これは告白が早い者勝ちという意味ではない。三玖は塩対応され続けている風太郎にはっきりとフラれてしまうことを恐れており、あれこれ理由をつけて風太郎への告白を先延ばしにしている。
    • 皆で期末試験に向けて勉強。
      • 三玖、早い段階で安全圏に入って教える側に回る(#7-59)。
      • 五月、教え方がわかりやすかったことを四葉から感謝される。(#7-57)
  • 期末試験~祝賀会(#7-56~#7-59 最後の試験が〇〇の場合)
    • 全員で赤点を回避(#7-59)。
      • 一花が三玖を上回る(#7-58)。
      • 二乃、風太郎を避けるように祝賀会に参加せず、家に戻ってマルオと対峙。家に帰らず新しい家での生活を続けることをマルオに宣言(#7-59)。バイクの上で風太郎に告白するも聞こえずスルーされる(#7-59)。
      • 風太郎は成績を落とす(#7-59)。
      • 五月、祝賀会で学校の先生になりたいことを皆に伝え、応援される(#8-60)。
    • 風太郎、ようやく三玖のバレンタインチョコのことに思い至る(#8-60)。
    • 二乃、風太郎に告白。一花、二乃の告白を影で聞いてしまう(#8-60)。
    • この祝賀会が、風太郎にとって大きなターニングポイントになっている。
      • 風太郎は五つ子を生徒と教師という関係性でしか見ていない。恋愛ごとは勉強から最も離れた愚かなことだと思っていると共に、五つ子から自分が好かれていることは全く考えてもいない。三玖のバレンタインチョコにも全く気づいておらず、塩対応。しかし二乃から直球勝負の告白をされることで、無理矢理恋愛を意識させられることに。
      • この時点の風太郎の認識はおおよそ以下の通り。
        • 一花:自分に好意があるとは思っていない。どちらかというとからかわれている。
        • 二乃:自分に好意を持っている(告白されている)。
        • 三玖:バレンタインチョコをもらっているので、自分に好意があるかもしれない?
        • 四葉:自然体で一緒にいられる存在。非常に仲のよい友人的存在。
        • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。
  • 春休み~懸賞旅行(#8-61~#8-68 スクランブルエッグ)
    • 旅行前
      • 風太郎、五つ子から距離を取って勉強に逃避(#8-61)。
      • 三玖、風太郎を待ち伏せしてスーパーへ、レシートで旅行に応募(#8-61)。マルオと江端が偽の旅行を手配(#8-68)。
      • 二乃、風太郎の呼び方を三玖に考えさせ、以降「フー君」に。
        この呼び名は、小学 6 年生のときに二乃が呼んでいたもの(風君)と同じ(#11-88)。
    • 旅行初日
      • 一花、山に登っているときに足をひねってしまう(#8-66)。
      • 五月から風太郎に伝言。「後でお話があります」(#8-62)
      • 風太郎、旅館内で五月とすれ違い(#8-62)。
        • 五月に扮した姉妹が歩き回っているためにワープしているように見えている。
      • 温泉の脱衣所にメッセージカード(#8-62)。「0 時 中庭」
        呼び出したのは五月、父親に見つかるのを避けるために夜中に呼び出し。他の四姉妹の様子がおかしい理由を聞きたかった。
      • 風太郎、中庭に向かう途中のフロントで五月(三玖)に遭遇。三玖、五月を騙って風太郎に教師/生徒の関係を終わらせようとする(#8-62)。
        • 「それまでは一応 家庭教師として…」「もう結構です。後は私たちだけでできそうです。この関係に終止符を打ちましょう。」
          遭遇したのは偶然。三玖としてだとはっきりと風太郎に言うことができないので、五月の姿を借りて風太郎に関係性の変化を要求する。
      • 祖父にひっくり返された隙に五月(三玖)が部屋へ。風太郎が後を追うがマルオに止められて追及不可能に(#8-63)。
      • 五月は中庭で風太郎を待ちぼうけ(#8-63)。
    • 旅行 2 日目
      • らいは経由で五月と風太郎が連絡を取り、温泉で密談(#8-63)。
      • 二乃が混浴風呂へ、変装を疑われてキレる(#8-63)。
      • 風太郎、五月にマルオを足止めしてもらい、4 人から悩みを聞くために五つ子の部屋へ(#8-63)。
      • 五つ子ゲームで最初に四葉を見抜く(#8-64)。
        • 「話すと長いん…の…ですが…えっと…」(あれ…? この五月もしかして…)(間違いない…こいつは嘘をつくのが一番下手で暴きやすいとは思ってたが…)
          誘導尋問でカマをかけたが実際にはその前に気づいている。
      • 四葉、祖父を大広間に誘う。二乃、一花を朝風呂に誘う。
      • 風太郎、部屋から出てきたところ三玖から話しかけられる(#8-64)。悩みを聞くが当てて欲しいといわれて教えてもらえない。
        • ここで三玖であることを見分けたのは雰囲気ではなく話の内容から。
          風太郎が考える三玖の悩み=バレンタインのお返しがないことに腹を立てている (#8-67)
          本当の三玖の悩み=風太郎に恋愛対象として見てもらえないこと (#8-62, 66)
      • 二乃、一花に恋愛相談。一花が二乃を誘導しようとするが失敗(#8-64, 65)。
      • 一花、山でくじいた足の痛みを風太郎に勘違いされ、車の後ろに連れ込まれる。風太郎にキスしようとするが、二乃に見つかりそうになって風太郎を海に突き落とす(#8-65)。
        • 突き落とされた後の会話を聞いた後の様子「あの野郎…冷たい…」から、風太郎は、自分にキスを迫った正体が一花であると判別していると思われる。
          このため誓いの鐘でハプニングキスをした相手は一花だと推測する……が、自分が一花に好かれているとは思っていないために、理由がわからず思い悩むことになる(#9-69)。
      • 二乃、一花に父親の足止めを依頼。風太郎の部屋に置き手紙。(#8-65)
      • 夜、マルオが祖父と廊下で会話(#8-65, 66)。
        • 「最後くらい孫たちとまともに話してはどうか? あなたに残された時間は少ない」「思い出は残さぬ。あの子らに二度と身内の死の悲しみを与えたくない。」(#8-68)
        • その最中に二乃は着替えて外出(#8-65)。
        • 一花はマルオが戻ってくるところを足止めするために部屋の前で待つが(23:05)、トイレに行った四葉に泣いているところを見つかり、屋根上に連れ出される(#8-65)。
      • 部屋に戻ったマルオ、三玖と五月しかいないことに気付き、二乃を探しに外に出る(#8-65)。
      • 四葉と一花、屋根上からマルオを見る(23:13)(#8-65)。
        • 一花、四葉に羽織りものをかけてマルオを追おうとするが、四葉に心配される(#8-66)。
          • 「一花だけ我慢しないで。したいことしてほしい…かな!」(#8-66)
          • 四葉は 2 年の林間学校の時点で、一花が風太郎に好意を持っていることを見抜いている(#11-90)。二乃や三玖の好意も見抜いているので、このセリフは「(二乃や三玖のお姉さんだからといって)一花だけ(風太郎への気持ちを)我慢しないで。(風太郎が好きでしたいことがあるなら)したいことしてほしい…かな!」という意味。
            しかし実際には、四葉も風太郎への気持ちを我慢している。一花は後からそのことに気付き、四葉から言われた言葉を四葉に送り返している(#11-95)。→ 「それなら謝らなきゃいけないね。ごめん。あの時四葉がどんな気持ちで慰めてくれたのか私にはわからなかった。お姉さん失格だね。」「四葉。四葉は四葉の本当にやりたいことを探しな。」
        • 四葉の言葉で、一花がマルオを引き留めることを辞める。
          • 「私がしたいこと…」ずっと今が続いてほしかった。この一番心地のよい空間が変わってほしくなかった。でも本当は…「誰にも取られたくなかったんだ」
      • 五月、三玖を誘って温泉へ行き、三玖の足の痣を暴く(#8-66)。
        • 五月、三玖が風太郎のことを好きなことを初めて知り、なぜ教師と生徒の関係を終わらせようとしたのかを知る。三玖の気持ちを知った五月は、最後に風太郎に会うように依頼。風太郎に対しても、五月(三玖)に会うように依頼。
    • 最終日
      • 風太郎が、初日の夜に会った五月の正体が三玖であることに正解する(#8-67)。
        • 「フータローは教師、私は生徒。それは変わらない。でも全部が変わらないなんてことはないんだ。私を見つけてくれてありがとう。
        • これにより三玖の言動が変化。「期末試験、本当は悔しかった。」「私は私を好きになってもらえる何かを探すんだ。
      • 二乃も一花が風太郎を好きであることに気付く(#8-68)。
        • 「してやられたわ…まさか三玖だけじゃないなんて…もうなりふり構ってられないかも。」
      • マルオと勇也と風太郎が温泉に。
        • 風太郎が、この旅行はマルオが偽旅行券を作り出してきたことに気付く(#8-68)。
        • 風太郎、五つ子の母親の名前が零奈であることを祖父の話で知る。また来る約束を祖父にする(#8-68) 。
      • 誓いの鐘で、全員揃って記念撮影(#8-68)。
      • 誓いの鐘で、五月(四葉)と風太郎がハプニングキスをする(#8-68)。
        • 誓いの鐘の下で、五人を見分けられたと反芻して付いてこない風太郎を心配して、四葉が見に行こうとするが、自分が五月の姿であることを心配する。「ってこんな姿じゃややこしいよね。五月本人が行った方が…」「大丈夫ですよ。きっと上杉君は気付いてくれるはずです。」(#14-122)
        • 誓いの鐘を鳴らして、風太郎と四葉がハプニングキス(#8-68)。
          • 四葉は、風太郎が自分のことを見分けられるのは、自分がしゃべってボロを出してしまうからだと思っている。このため、『黙ったまま』走っていってめいいっぱい詰め寄って、自分を見分けてもらおうとする。
          • 一方、風太郎の方は普通に四葉を見分けているので「なんだ? いや、(四葉)、本当になんだよ」と返すが、四葉に詰め寄られて滑ってしまい、とっさに掴んだロープで鐘を鳴らして近寄ってきていた四葉とキスをしてしまう。
          • 実際にはハプニングなので四葉の方も逃げ出すが、まるで押し倒される格好でキスされた風太郎の方は、四葉が自分に恋愛感情を持っているとは思っていないために困惑してしまう。「キ…なんで(四葉が…?)…ま、待て…」「(四葉だと見分けられたつもりだったけど四葉のはずはないので)やっぱり誰だかわかんねぇ…」
          • 風太郎、四葉、どちらにとってもファーストキス。
            ただし風太郎の方は相手が誰だかわからない。四葉でないとすると、海でキスを迫られたのが一花(#8-65)であることから、変装五月の正体が一花ではないかと疑う。しかし、一花が自分に好意を持っているとは思っていないため、自分にキスを迫った理由がわからず困惑する。→(あれは事故だ…しかしあの時のあいつ(一花)はどう思って…いやもう忘れよう)(#9-69)
      • 昼の船で帰る(#8-68)。

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    コメント(2)

    風太郎が鐘キスの相手を一花だと思い込んでいる可能性は思いつきませんでした。とても面白い説だと思いましたが、ちょっと怪しいのではないかと思いました。

    「あの野郎」という表現は、言われてみれば確かに相手を判別しているような雰囲気もあります。ただ、2つの理由で、判別できたと考えるのには無理があります。

    (1) もし風太郎が相手を一花と判別できていた場合、一花は偽五月である疑いが強まり、風太郎は一花の足の痕を調べるなどの行動をとるはずです。しかし#8-66で「未だ偽五月特定のヒントは得られず」としか言っていません。

    (2) そもそも風太郎は、このシーンで相手が自分にキスをしようとしていることを理解していないと思います。風太郎は「お前は誰だ?」「誰か教えて」という発言しかしていないですし、赤面などもしていません。もしキスだと認識していた場合、このシーンは風太郎にとって「ファーストキス未遂」という結構なイベントになるわけですが、風太郎がこのシーンを回想していることは一度もありません。

    なので、鐘キスは「四葉のように見えたけど四葉とは考えにくい」ということで、「やっぱり誰だかわかんねぇ」という発言通りの認識ではないかと思います。

    コメントありがとうございます。最近忙しくてぜんぜん blog 更新もできていなくて確認が遅れました。

    > 風太郎が鐘キスの相手を一花だと思い込んでいる可能性
    この点は、逆にそう読み取らないと #9-69 の「あれは事故だ…しかしあの時のあいつはどう思って…いやもう忘れよう」というセリフが解釈できなかったために出てきたものです。ただ、思い込んでいる・判別できているわけではなく、鐘キス単体で考えた場合にその可能性が高そう(しかし他との整合性が取れずに一貫性のある答えが導けていない)という状態なので、お書きの通り、「やっぱり誰だかわかんねぇ」なのだと思います。

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