2022年7月のアーカイブ

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けろっちゃ氏一家から誘われて、前々から来てみたかったこちらへ来訪。

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多摩六都科学館。5 つの市によって合同運営されている、西東京市にある科学館。もともとはモササウルスの映画をやっていたので来てみたかったものの、Web 情報でなかなかの混雑らしいということで見送っていたのですが、来てみて納得、なるほどここは遊びに来たくなる人が多くなるのもわかる科学館ですね。館内ガイドでは今一つわかりにくかったのですが、かなり広い科学館で、体験型の展示も非常に多く、ジャンル的にも幅が広くて見ていて飽きないのがよいところ。プラネタリウムではブラックホールの解説の回にも参加しましたが、最新の天の川銀河のブラックホールの話まで出てきていて楽しかったです。大人が聴いていても面白いですね。

中央線から外れているので電車でのアクセスは悪いのですが、車だと青梅街道から割とアクセスがよく、ここはまた機会を見つけて来てみたいと思える科学館でした。

健康増進のために、上の息子とふらっと高尾山に登ってきました。

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息子にとっては初めての山登りなので、とりあえず無理をせずに往復ともにリフトを利用。ケーブルカーの方を選ぶかと思ったらリフトがよい、と言い出したのはちょっと意外でしたが、結構リフトも長いですねぇ。。。

それにしてもさすがは子供というべきか、すたすたと歩いていってしまうのはたいしたものです。行きは定番の一号路、帰りはせっかくなので四号路を通ってみました。

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前日の雨で若干ぬかるんでいたため、結構転びそうになってしまったのには参りました。やはりちゃんとした靴がないとダメですね;。高尾山は、会社の昔の同僚がハイヒールで登ったという笑い話がありましたが、さすがに登山路の方はそうはいかないですねー(当たり前;)。

先日ですが、義母から誕生日プレゼントでこんなものを頂きました。

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サダハルアオキの冷凍スイーツセット。カヌレやクロワッサン、マカロンなどのセットなのですが、保存が効くのでちょっとずつ食べられるのがよいところ。味もさすがはサダハルアオキ、という感じで、クロワッサンはあっさりと子供たちに食べ尽くされました。いやまあ美味しいもんね。。。(笑) ごちそうさまでした^^。

息子の見守り用に AirTag を持たせていたのですが、今一つラグがあってリアルタイムで状況確認できないのが不便なところ。さてどうしたものか……と探してみると、結構あるんですね、見守り用 GPS。

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即納できるものでそこそこバッテリーの持ちがよいもの、ということでこちらをチョイスしたのですが、3~5 分程度の間隔で位置情報がつかめるのはかなり便利です。学校や自宅を出るときや到着するときに通知を仕掛けることもできるので、いつ頃帰ってきそう、というのも容易にわかるのがよいですね。

ちなみに我が家は 4 月の早々に導入、トラッキングできることがわかったので 5 月の GW 明けからは一人で通学させているのですが、振り返りもせずに(ついでに挨拶もせずにw)小学校にすたすたと向かう姿を見ていると、子供の成長を実感します。まあ普通にできて当たり前、という話もありますが;、この手の見守りグッズがあると、さほど心配することなくいろいろやらせてみることができるのは便利だなぁと思います。一度だけ、別の家の子供が家に帰ってこないと騒ぎになったことがあるのですが、そういった心配もかなり減るのは助かりますね。

……って、なんとガチャでもガンプラがあるんですね。かなり驚き。

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まさかガチャでライナーから外して組み立てるガンプラがあるのにも驚くのですが、さらに驚かされたのは接着剤なしで綺麗かつカラフルに組み立て上がり、さらに結構な可動域があってポーズも付けられるというところ。これが \500 ぐらいでできてしまうというのは凄いものです。

ガチャを get した息子本人はあまりの難しさに早々に投げ出していたのですが、まあ確かにこれは小1の子供が組み立てるのにはさすがに難しい難易度でした。

ここはなんだか気に入ってしまったのでそれほど間を置かずに再訪してみました。

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ミュージアムパーク茨城県自然博物館。……なんか 2 週間ぐらい前にも来たわけですがw、前回しっかり見られなかったコーナーを重点的に攻めることに。この日はあいにくの天気だったので屋外には出られませんでしたが、たかだか 2 週間後だったにもかかわらず飽きずに見られたのはよかったです。

ちなみに重点的に見て回ったのは鉱石。上の息子はマイクラ好きなので、鉱石の名前を結構知っていたりするんですよね。さんざん写真を撮らされましたが、家に帰ってくると興味を失うのはお約束通りです;。

なんかもうここは何回来ているんだろうかというぐらいしょっちゅう来ているわけですが^^。

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というわけで、定番の相模湖プレジャーフォレスト。ここの問題はとにかく朝の中央道の激混みをどう回避するのかの一点に尽きるのですが、コロナ禍からの戻りで土曜日とかはもう絶望的なので、三連休の中日や連休明け直前の日などをうまく狙うしかないんですよね。。。

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しかしあいかわらず子供たちにとっては理想の遊園地のようで、無料アスレチックアトラクションのピカソのたまごや、超巨大滑り台とかだけで延々遊んでるんですよね。。。。; まあほぼ入場料だけで済むので激安でよいのですが;。

GW の真ん中の日を選んで、市川のひろの江に。コロナ禍でさっぱり訪問できなかったので、久しぶりの来訪です。

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なんというか、自宅ではさんざん飲み食いしているものの、本当にこの手のお店に来ることがなくなってしまっていたので久し振りのコース料理を堪能しましたが、やはりここは最高です。子連れで来させてもらえるのもありがたいところで、息子二人もテンションアゲアゲ。……というわけで、翌月も来訪していましたw。

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なんか久しく来ていなかった反動で、またすぐにでも来たくなってしまうのですがw、家で気兼ねなく食べる食事もいいですが、やはりお店で食べる美味しい食事もいいものですねー。

上の子供は実験っぽいのが好きなので、ちまちま科学館を探して連れまわしているのですが、たまたま実験教室があったのでこちらに連れてきてみました。

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板橋区立教育科学館。割と年期の入った科学館で、地下の常設フロアの方は昭和感の漂う装置が満載です。フロアはかなり広くて体験型のものも多いのですが、いかんせん古臭さは否めず。でもしっかりメンテナンスされてて、近場にあったら頻繁に連れてきたくなりそうです。息子はこの後、実験教室に参加。せんたくのりの実験を楽しんでました。

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そして後から気付いたのですが、近くにある板橋区立中央図書館が実はかなりいい感じ。いわゆる今どきのオシャレ図書館なのですが、公園隣接で、実は地下に駐車場もあってかなり使いやすそう。近隣住民の憩いの場になってました。

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GW の話なので遥か彼方昔ですが;、久しぶりにちょっと足を延ばしてふらっと上の息子と嫁と 3 人で鉄道博物館へ。

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現在の鉄道博物館はアトラクションが抽選方式になっているのですが、幸い 205 系シミュレータが当選したので遊んできました。運転シミュレータは初めてだったのですが、リアル電車で Go ですねこれ;。なんというか自宅の電車で Go でもかなりのレベルまでいけるだけに、今となっては感動が薄いような気もしますが;。

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ちなみにわざわざ 3 人で来たのは、帰りは私だけ車で帰宅し、嫁と息子の二人で新幹線で帰ってきてもらうため。きっとかがやきを選ぶだろうと思っていたら、息子のチョイスはなんとこまち。赤がカッコいいからだそうで、うーむ、そうなのかー、でも車内はどっちかというとこまちよりもかがやきとかの方が乗り心地いい気がするんだけどなー、と自分的には微妙な心境でした;。何か機会を見繕って、新幹線での旅行の機会も作ってあげたいものです。

下の息子がいろんな描きものに興味を覚えるようになってきたので鉛筆を探していたのですが、短めのかわいいやつがあったので思わず購入。

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くもんもいいところに目を付けてるなぁと感心したのですが。

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ちょwww、まさかの太鉛筆;;。やむなく鉛筆削りを別途購入したのですが、手動の削り器しかなくて激しく不便。鉛筆の太さなんて統一規格だと思っていたんですが、違う太さのものもあるのか。。。

というわけで五等分の花嫁の暴走エントリはさておき、ぼちぼちため込んだ普通のネタをいろいろ。

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AirTag ケースを少し物色していたのですが、見つけたのがこちらの belkin のケース。AirTag を巻き込むような形ではめ込むケースでかなり出来はよいのですが、値段がかなりお高いのが難点。そのためもうちょっと物色して見つけたのがこちら。

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こちらはねじ込み式で AirTag そのもののケースの隙間に挟み込むプレート。アイディア商品ですがかなり良くできていて、AirTag のサイズが大きくなることもなく非常によい感じです。最近はアプリのアップデートで固定の場所だとアラームを抑止できるようになったので忘れ物防止だけでなく、子供の見守り用も兼ねてカバンなどにも忍ばせているのですがなかなか便利ですね。

いやー、ようやく書き切ったー!という感じです;。blog にするか、通常の Web サイトのコンテンツにするか迷ったのですが、結局 blog で書くことに。とはいえ blog のボリュームじゃないっすね;。久しぶりに大変だった。。。orz

各エントリが逆順に出てしまうため、こちらのインデックスを適宜使っていただければと思います。原作・アニメ版のネタバレ全開なので、くれぐれも作品未読な方は読まないようにしてください。久しぶりに全力でオススメできる作品なので、まだ未見という方はぜひ見てみてください。オススメとしては、アニメ TV 版 第1, 2クール ⇒ 原作コミックス 14 巻全部 ⇒ アニメ劇場版、という流れです。

いや~、本当に素晴らしい作品に出会えて感謝です。作者の春場ねぎさん、素敵な作品をありがとうございました。m(_ _)m

※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

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[学園祭後~旭高校 3 年 3 学期](2018/10/16~2019/03)

  • 学園祭直後
    • 学園祭翌日(学校は休み)~翌々日
      • 一花、二乃、三玖、四葉が外出(#14-115)。五月は家に残って勉強。
        • この日、海岸で四葉と会うまでの三玖の動きははっきりと示されていないが、いくつかヒントになる情報がある。
          • 一花が家に戻ってきた時点で、三玖が家にいない(#4-115)。
          • 離れた駅の海岸にいる四葉に、四葉に扮して会いに行っている(#4-115)。
          • 一花に電話して、四葉と一緒に徹カラすることを伝えるが、その際、一花から何らかの驚きの情報が伝えられると共に、心配されている(#4-116)。
        • これらを総合して考えると、おそらく以下のような動き。
          • ① 学園祭翌日は朝一番から外出。おそらく自分の気持ちに整理がついておらず、四葉たち姉妹と家にいると気まずいため。(この時点ではまだ四葉に会おうとしていないと思われる。)
          • ② 一花が自宅に帰宅、五月に二人が付き合っていないことを伝えたのち、電話かメールで、三玖に対してもそのことを伝える。三玖はその情報から、四葉が他の姉妹に遠慮して告白を受け入れていないと想像。四葉に会って話すことを決め、四葉を海岸に呼び出す。
          • ③ この間に、二乃が帰宅。一花や五月に事情を話す。
          • ④ 三玖が四葉に扮して、海岸で思い悩む四葉に会う。風が強くなって帰宅できなくなり、徹カラすることに。そのことを一花に電話で連絡。
      • 一花が四葉に断りを入れたうえで、フータローを呼び出してデート(#14-115)。
        • 一花、風太郎と四葉がまだ付き合っていないことを知って邪念がよぎるが、思いとどまって二人を応援することに。
          • 「フータロー君と出かけるってちゃんと四葉には連絡入れてるからさ。」というセリフはおそらく嘘(目の描き方とセリフのフォントから)。二人の関係を探るためにフータローを呼び出したものと思われるが、最後には二乃の言葉を思い出して踏み止まることに。
        • 一花、風太郎がまだ好きだと伝えていないことを知り、「自分の中の最大限の恋愛表現をそのまま伝えればいいんだよ」とアドバイス(#14-115)。
          • このアドバイスが、最後の「結婚してください」の伏線になっている。
      • 四葉、二乃に謝ろうとして激昂される(#14-115)。
        • 「四葉、もう一度言ってみなさい。」「昨日のこと…それに今までのこと。二乃に謝らなくちゃいけないと思って…」「あんたが私にそれを言う意味わかってる? 私がずっとフー君のこと好きだって知ってたはずよ。それがわかってて昨日を迎えたはずでしょ。今あんたに心配なんかされたくないわ!」「心配だよ、二乃は大切な家族だもん」「それなら私とあんたはここまでよ。もしこのままの関係が続くようなら姉妹の縁を切らせてもらうわ。」
        • 風太郎が誰かを選択することによって五つ子の絆がどのようになるかについて最も覚悟ができていなかったのは四葉。その甘えに対して二乃に激昂されることに。一方で、一番家族の絆を大切に思っている二乃がこの立ち回りをするのが象徴的。四葉に足りなかった覚悟を持たせ、最後に五つ子の縁を丸く収めるのも二乃(#14-118)。
      • 一花、マンションへ。五月に二人がまだ付き合っていない話をする(#14-115)。
        • 一花から三玖に二人がまだ付き合っていない話を伝える(#14-116)。三玖、四葉と話すために四葉を海岸へ呼び出す。
      • 風太郎、信楽焼を相手に告白を特訓(#14-115)。
      • 四葉、三玖に呼び出されて海岸へ。二乃からの言葉に悩む(#14-115)。
        • (上杉さんか皆か、選ばないといけない。でも私は…)
      • 三玖、四葉に扮して四葉に会いに(#14-115)。
        • 「私、四葉。」「私が選ばれないのなら四葉になり代わってフータローと付き合う作戦。どうかな?」
          三玖の方は二乃の場合と違い、風太郎が自分を選ぶことはないという覚悟をしていたため、四葉を選んだことはサプライズではなかった。加えて、学園祭で四葉の方も風太郎に気があることに気付いている(#12-100)。
          四葉が風太郎からの告白を断る理由があるとしたら他の四姉妹への遠慮と思われるので、それが無意味であることを四葉に伝えるために、四葉と話をしたかったのだと考えられる。(四葉に変装したのは、四葉との会話の糸口を掴むための冗談だが、このあたりの不器用さは三玖ならでは、とも思われる。)
      • 風が強くて電車が止まってしまい、カラオケ屋で徹カラ(#14-115)。
        • 三玖、カラオケ屋の非常階段で一花に電話して、四葉と一緒であることを伝える。「そう、四葉も一緒。! うん…そっか。でも大丈夫。心配しないで。
          四葉と一緒であることを一花に伝えたところ、何かを言われて心配されているが、おそらく ① 二乃が四葉と会った後に怒り心頭(あるいは泣きながら)で家に帰ってきたこと(→ !)、② その原因が四葉からの言葉だったこと(→ うん…そっか)、③ 一花が三玖も同じようにケンカになることを心配した(→ でも大丈夫。心配しないで)と思われる。
        • 「冗談だから。私が四葉になり代わるってのは冗談。私は四葉の真似はできても四葉にはなれない。このジュースは私には甘すぎる。」
          実のところ、三玖は「風太郎を信じる自分」から、「自分を信じる自分」へと変わっているため、風太郎が好きだからといって、自分を捨てて風太郎が好きな自分を演じるつもりはない。ここからの一連の三玖と四葉の会話が秀逸です。
        • 「でも怒ってはいる。私だったらフータローを困らせるようなことはしない。一花から聞いたよ。フータローへの返事を迷ってるんだってね。四葉はフータローに少なからず好感持ってたと思ってたけど。」「迷ってない…私の気持ちはずっと前から変わってないよ。上杉さんのことを想い続けてる。」
          ここで三玖が四葉からの発言に面食らっている。三玖は四葉がそこまで(=自分と同じぐらい)風太郎のことを想っているとは想像していなかったため。
        • 「…まさか四葉の口からその言葉をハッキリ聞く日が来るなんて思わなかった。でもそれならなおさら躊躇する必要はないはず。どうせ前の学校のことでも気にしてるんでしょ。」「…私があの時皆を不幸に巻き込んだのに…」「四葉。私たちのことは気にしないで付き合っていいんだよ。…なんていうと思った? なんとなくわかってはいたけどそれでも悔しいものは悔しい。ごめんね。四葉が悪いわけじゃないのに。どうしても感情が荒立ってしまう。それだけ本気だった。もし四葉もそうだったなら私たちのこの感情も受け止めて欲しい。」
          なんとなくわかっていたけど=風太郎の気持ちが自分に向いていないこと、風太郎と四葉がお互いに惹かれ合っていることはなんとなくわかっていたけど
          それでも悔しいものは悔しい=やはり風太郎の気持ちが自分に向いてくれなかったことは悔しい。
        • 「二乃の気持ち…私はわかってあげられてなかった…怒られて当然だよ。」
          「二乃が言ってた。恋愛で私たちは敵でも仲間でもないって。」
          「…うん。」
          「そっか。そう思ってくれてるのなら。せめてもの抵抗。絶対に背中を押してなんてあげない。
          恋愛で私たちは敵でも味方でもない=お互いに競い合うライバルである、ということ(#14-118)。ライバルですらない四葉が、自分と競わずに風太郎を奪っていくのは心情的に許せないけれども、ライバルと競い合って負けたのならそれなら納得できる、という意味。#14-117 で二乃が語るように、三玖にも少なからず「いいわね。あんたは恵まれてて。何もしなくても向こうから来てくれるなんて気楽だわ。」という想いがある。競り合って負けたようにはとても思えないからこその悔しさがあるだけに、モヤモヤ感が晴れない。けれども、四葉が三玖をライバルとして思ってくれて、風太郎を勝ち取ったという意識を持ってくれるのなら心情的に納得できる。
          (恋敵(ライバル)なんだから)絶対に背中を押してなんてあげない、というのは、三玖から四葉に向けた最大のエールであると共に、姉妹に対して正々堂々と振舞うことを四葉に要求する言葉でもある。そしてそれは唯一、姉妹の絆を保ちながら四葉が風太郎と結ばれる道につながる答えでもある。言葉とは正反対に、三玖は四葉の背中をその道に向かって押してくれている。
          三玖のこの言葉の真意を理解して、四葉は徹カラの中で三玖とはっきりと競う姿勢を見せることで、三玖の気持ちに応える。
        • 「ごめん。さっきは譲ったけど。やっぱり私もこの曲歌いたかったんだ。聴いてて。三玖より絶対上手く歌うから。」
          「私より良い点取ってから言って。もちろん取られたら取り返すよ。」
          「望むところ!」
      • 四葉、三玖との徹カラ後に覚悟が決まり、他の姉妹と対峙することを決意する(#14-116)。
        • 「じゃあどうする? 帰らない?」「ううん。私…皆に会いたい。」
      • 三玖、海に向かって四葉のリボンを投げ捨てる(#14-116)。
        • 四葉はひとつ誤解してる。これはあえて四葉本人には言わないのだけれど。あの時今の学校に来る選択をしたからフータローに出会えた。少なくとも私はそれを不幸だとは思えない。フータローに出会えたから私は…
        • 私は四葉になれなかったけど。四葉だって私になれない。ようやくそう思えるほどに…私は私を好きになれたんだ。
          自分に自信がなくて人の顔色ばかり窺っていた(=自分が好きになれなかった)三玖は、風太郎に出会い、恋をすることで変わっていった。風太郎に振り向いてもらえることはなかったけれど、失恋を通して、自分のやりたいと思ったことを、たとえ結果がどうなろうとも全力でやり遂げることの大切さを知ることができた。結果として、頑張れる自分に対する自信を持つことができるようになり、他人を羨むことなく、自分を自立した存在として認められるようになった(=私は私を好きになれた)、というのが三玖にとっての物語。
          三玖はこの後、自分の意志で料理学校へと進み、自分のお店を持って、自分の力でそれを軌道に乗せようと頑張る。それは、他人(風太郎)の存在に頼らずに「自分の力で何かを成し遂げようとする」ことができるようになったことの証とも言える。作品中、最も大きく成長するだけでなく、思い悩む四葉の後押しをしたり、目標を失った二乃と一緒に歩むことを決めるなど、周囲に最もよい影響を与えたのも三玖である、と言えるかもしれない。
  • 学園祭後
    • 五月、いざ四葉と風太郎が付き合いそうになるとモヤモヤしてしまう(#14-117)。
      • 姉妹が心配と言っておきながら結局このモヤモヤの原因が私にあったなんて…そ、そんな訳ありませんよね。四葉の想いがようやく届いたんです。今更私が引っ掻き回すような真似はしません!
    • 風太郎、五月を食堂に誘うが、二乃を誘った四葉と食堂で出くわす(#14-117)。
      • 四葉 → 二乃に話がある(風太郎のことについて改めて話したい)
        風太郎 → 五月に話がある((告白を受け入れてもらえなかった)四葉のことを相談したい)
        雪が降っている=内心では動揺している、の比喩。
    • 二乃、四葉の体育大学への推薦の話を聞いて毒を吐く。「いいわね。あんたは恵まれてて。何もしなくても向こうから来てくれるなんて気楽だわ。」(#14-117)
      • 二乃は一花と三玖をライバルとみなしていたが、四葉をライバルとしては見ていなかったことによる発言。挙句の果てに四葉に付き合うことを認めて欲しいと甘えたことを言われ、行き場を無くした思いが四葉へのキツい言葉として表れている。
    • 五月、二乃を無理矢理教室に引っ張っていく(#14-117)。
      • 「結局あんたはどの立場なの? ハッキリさせなさいよ!」
        二乃と同じ失恋組なのか、そうでない傍観者なのかをはっきりさせろ、という意味にも取れるが、真意としては、本当に五つ子の絆を大切にしたいと思っているのか?(=当事者として関わるつもりがあるのか?) という問いかけ。
        四葉と二乃の距離を話して衝突を避けようする五月の行為は、結局のところ四葉が本質的に立ち向かうべき姉妹の問題から四葉を遠ざけていることに他ならない。風太郎が誰かを選ぶ限り衝突は避けられず、その衝突を乗り越えた先(お互いが本音をぶつけ合った先)にしか五つ子の絆は存在しない。二乃はそう思っているからこそ、表面を無難に取り繕って無難にやり過ごそうとする五月に対して怒りをぶつけている。
    • 五月、ネズミに驚いて暗闇の教室で風太郎にハプニングキスし、モヤモヤする気持ちの正体(=自分の恋心)に気付いてしまう(#14-117)。
      • 「すっ、すみませんっ!」(ずっと感じてる、このモヤモヤは…
      • (凄い…さすが上杉君。どんな時も冷静です…それとも私なんて動揺する価値もないということでしょうか…)「ふぅ…それにしても冷えるな。知ってるか? 寒いところでは雪降ってるらしいぜ。」
        五月がネズミに驚いて風太郎を押し倒してキスしてしまったところに二乃と四葉が教室に入ってきて、見咎められたら言い訳できないような状況に対して五月は激しく動揺する一方、風太郎はあたかも全く同様していないかのようにそぶりを見せる……が、雪が降っている=風太郎も内心激しく動揺している。
        さらにキスしてしまったことで自分の恋心に気付いてしまい、今まで当たり前のようにしていたことに対して急に気恥ずかしさを感じるようになる。
        「あ、あまり近づかないでください、こんな所…四葉たちにみせられません…」「…それなら…(スマホに貼られた五月・らいは・風太郎のプリクラを手で隠しながら)あっ、や、やっぱりダメです」(#14-117)
        なお、このシーンではキスそのものは明確に描かれていないが、単に風太郎を間違って押し倒した程度では、五月に自分の気持ちをはっきり自認させるには至らないはず。と考えると、キスをしてしまったと解釈するのが自然。
    • 二乃と四葉が本音をぶつけ合って仲直り(#14-117)。
      • 「今更なんなの? 私なんて無視して勝手に付き合えばいいじゃない!」
        「…これは…私と上杉さんだけの話じゃないと思ってるんだ。二乃と上杉さんのこれまでの関係を…三玖や一花、五月と上杉さんがこれまで過ごした日々を無視なんて私にはできない。私なりの覚悟を持って伝えに来たんだ。私の願いは上杉さんとの関係を認めてもらうこと。」
        「ただそれは今じゃなくていい。」「数か月、数年、どれだけ時間がかかるかわからないけれど…私が上杉さんをどれだけ好きなのか。この想いの強さを、見ててほしい。きっと負けてないから。」「私は上杉さんを好きなのと同じくらい姉妹の皆が好きだから。」
        ここで風太郎は二乃に対して四葉がはっきりと自分のことを好きだと宣言したことに対して動揺。と同時に、四葉がなぜ自分の告白をすぐに受け入れられなかったのかを知ることに。風太郎は四葉を選ぶことで五人の関係性が壊れることも覚悟していた(「何かを選ぶ時は何かを選ばない時」)つもりだったが、四葉は風太郎だけではなく五人の絆も大切にしようとしており、四葉の深い思いと強い覚悟(#14-119)を知ることに。
      • 「あんたはまだ私を競い合う相手として見てくれるのかしら。」「勿論だよ。私たちはずっとお互いを意識しながら生きていくんだ時には仲間、時には敵、そんな…」「ライバル…よね。
      • 「昨日のことがなければ大人しく祝ってあげようと思ってたのに…あんたがそのつもりなら私も言うわ。往生際が悪いのかもしれないけれど私のフー君への気持ちは収まる気がしないの。ここで勝負は終わってない。少し後ろであんたたちの行く末を見ててあげる。ほんの少しでも隙なんて見せたら私が彼を奪ってやるんだから。」「うん。」
        二乃はそう言いながら、実際には四葉が隙を見せることも、風太郎が自分を向いてくれることもないことを知っている。そしてさらにこの部屋に風太郎がいることも気付いている。つまりこの言葉は、四葉と風太郎に向けた最大のエールであり、風太郎への別れの言葉でもある。だからこそ二乃は涙を浮かべているし、四葉のエールの気持ちを真正面から受け止める四葉も涙を浮かべている。
    • 五月、四葉に真正面から勝負を申し込んだ二乃の言葉と、それを真正面から受け止めた四葉の様子に納得する(#14-117)。
      • なんででしょう。二乃と四葉を見てずっとモヤモヤしてた感情が無くなったからかもしれません。」「どういうことだ?」「あなたには秘密です。」
        五月がずっとモヤモヤしていたのは、① 自分の気持ちをはっきり認識していなかったこと、② 自分の気持ち(恋心)を認めてしまったら(それは嫉妬なので)その感情を捨てなければならないと思い込んでいたこと。(下田さんの言う通り、このモヤモヤの正体が嫉妬なのだとしたら、私はなんて悪い子なんでしょう…) しかし二乃が言い放ったセリフを真正面から四葉が受け止めたことで、風太郎と過ごした記憶も、風太郎を好きな気持ちも捨てる必要がないことに気付く。それによって、自分がずっと風太郎を好きだったということを認められるようになり、同時に風太郎と四葉の仲を祝福できるようになる。
      • (やっと言えそうです。上杉君、おめでとう。)
        五月は一花・二乃・三玖・四葉と違って、風太郎に対して明確な恋愛感情を向けることはなかったものの、行動だけ取ってみれば、風太郎の家へ上がり込んだり、らいはの母親的な立ち位置にいたりと、風太郎に対して非常に近しい距離にいた。それは風太郎も五月も恋愛感情というよりは家族に近い感情で接していたからだが、そうであるが故に、五月の恋愛は『気付いたときには終わっていた』。五月が高校時代を振り返ったとき、一番の思い出がゲームセンター(#14 キャラクター紹介)、つまり最後までそうだと気付かなかった自分の恋の始まりがゲームセンターだったと思い返しているのが象徴的で、この物語の描き方が非常に見事。
    • 風太郎、四葉をデートに誘う(#14-119)。家族でたまに行くファミレス → よく勉強に使う図書館 → 四葉との初デートで来た公園
      • 二人きりになることを狙うが、一花・二乃・三玖・五月に尾行される。
      • 「進学が現実味を帯びてきて…なんか…目標とか夢とか見えてきたんじゃねーかと思ってな。そこんとこどうなんだ?」「なんだか急な話題ですね。」「そ、そんなことないだろ。お前と二乃には聞けずじまいだったからな!
        四葉には「自分がない」=自分として積極的にやりたいことがない、というのは何度か描かれてきているが、実は二乃も「自分がない」。二乃の場合、小さい頃の夢は日本一のケーキ屋さん(#14-119)だが、物心ついてからの確たる夢や目標はなく、風太郎と家族への愛がすべて。風太郎に失恋し、さらに家族が少しずつ巣立っていく中で行き場を失ってしまうが、最後には三玖が二乃を頼る形で、二乃と二人の居場所(喫茶なかの)を作っている。
      • 「私はやっぱり誰かのサポートをして支えることが自分に合ってると思います。諦めから始めたことでしたが今ではそれも誇れることだと気づいたんです。」「そうか、お前らしいな」「いえ、そう思えたのは上杉さんがそうだったから。」「そう…なのか…?」「そうです!」
        このやり取りにはっきり現れているが、風太郎と四葉は似た者同士。風太郎はどんなに振り回されても自分に関わった人は絶対に大切にする面倒見の良いタイプであり、四葉もまた他の人に頼まれたら断れず、誰かのサポートをして支えることが性に合っているタイプ。
    • 風太郎、改めて四葉に告白(#14-119)。
      • 「四葉。もし俺がそこまで跳べたら聞いて欲しい話がある。見ててくれ。」
      • 「四葉! こんなデート一つこなすことのできない未熟者の俺だが、それでもお前の横に立って並べる男になれるよう精進する。正しい道も間違った道も一緒に歩いて行こう。だからお前がよければ…俺と…俺は…好きです。結婚してください。
      • 学園祭のときには風太郎から四葉へは「好き」と言っておらず、一花からの「最大限の恋愛表現をそのまま伝えればよい」というアドバイスから、「結婚してください」という飛躍した表現になった、というのが物語上の筋書き。しかし「付き合ってください」ではなく「結婚してください」だからこそ、この作品が成立する
        そもそもこの物語の着地がなぜ四葉なのか?(風太郎が四葉を選んだのはなぜか?) というと...
        • × 京都の少女の正体だったから。
          風太郎はクリスマスイブにお守りが流されたときに、流れていったお守りよりも皆を選んでおり、過去の呪縛からは解き放たれている。さらに風太郎は、思い出の少女=トランプの少女=零奈=五月だと思っており、その正体が四葉であることに気付いたのは結婚式の後。
        • 〇 高校時代に一番長く時間を過ごしている。
          林間学校、修学旅行、学園祭などはもちろんのこと、学級長など多くの時間を共に過ごしている。一方、一花や二乃、三玖たちの恋愛話は風太郎本人不在の場所で進んでいることも多く、作品中での描写は多いが、実際に過ごしている時間としては四葉が最も長い
        • 〇 お互いがお互いを支えあっている。
          いきなり崩壊しかけた家庭教師としての仕事を支えるところから始まり、学園生活・私生活の様々なところで、お互いがお互いを助け合っている。二乃や三玖はこうした対等性のある関係になれておらず、教師/生徒の関係性から脱することができていない
        • 〇 魂の形が同じ。
          風太郎と四葉の二人の原点(アイデンティティ)は、他の人のために頑張れる人間であること。魂の形を共有している
      • この中で最も重要なのは最後。よく「結婚相手と恋愛相手は違う」と言われるが、長期的な関係性を築くためには、二人の『根っこ』の部分の同質性が重要になる。片方がもう片方に合わせるのではなく、一緒にいて居心地がよい、恋愛的な駆け引きがない、そういった相性の良さが結婚には求められる。互いに支え合っていくことができる居心地の良い関係性はまさに夫婦関係の理想像そのものであり、「私はやっぱり誰かのサポートをして支えることが自分に合ってると思います」と語る四葉の理想がお嫁さん、というところも落としどころとして非常に納得感がある。
      • もちろん現実には、恋愛して付き合っていくことで相手から影響を受け、自分の魂の形が成長して変わっていくこともあるし、それがあるからこそ恋愛は素晴らしい(→ この恋はこれからのあなたをより輝かせてくれるはずです(#14-118))。実際、この作品の中で、三玖は風太郎への恋とその失恋を通して大きく変わり、成長している。けれども風太郎は頭でっかちな等身大の高校生として描かれているところがポイントで、端的に言えば、相手からの想いをしっかりと受け止めて、相手も自分も一緒に成長していくだけの度量が、高校時代の風太郎にはなかった。そのことが結婚式の五つ子ゲームのシーンではっきりと描かれている。
        「お前の強さはその人一倍の弱さの裏返しだ。厳しさもそれだけ大きな愛情があるからなんだろうな。あの頃の俺はその答えを見つけることができなかった。すまん。」(#14-122)
      • この恋愛観・結婚観をきちんと作品中に折り込んできているのには素直に驚きましたが、作者の春場ねぎ氏が既婚者というのを知ってなるほど納得。少年誌でここまでしっかり描き切ったのは本当に凄いです。
      • 「上杉さん。約束ですよ。いつかきっと私の夢を叶えてください。」
  • 受験前~初詣~受験
    • 五つ子、皆で卒業と入試に向けて勉強を続ける(#14-120)。
      • 「どんな目標もきっと一人では持ち続けられませんでした。何より…こうして皆で机を並べられた日々がとても楽しかったです。」
    • 一花からドラマの主演に決まった連絡を受けると共に、風太郎から皆に今後について言い出すことを促され、大学受験に合わせて東京に進学することを伝える(#14-120)。
      • 「どこにいても上杉さんを応援してます。上杉さんがそうしてくれたように。」
      • 「ありがとな。お前たちと会えてよかった。」
    • 五つ子、それぞれの道を目指す。
      • 四葉:推薦入学のための面接を受ける。
      • 五月:寝る間も惜しんで勉強し、入試に合格。「お母さん…私…やったよ…」
      • 一花:主演のドラマの仕事に励む。
      • 二乃と三玖:二人でお店を出すことを目指すことを決める。「夢とか目標とか…私もあんたたちみたいになれるのかしら。」「二乃ならできるよ。私たちなら…できる。」「…ふん。もう少しだけあんたに付き合ってあげるわよ。」「そっか。よろしく。」
      • 風太郎:東京の大学に合格し、実家を出ることに。
  • 卒業式
    • 五つ子、風太郎、マルオ、勇也の 7 人で記念写真。(#14-121)
      • 一花のみ卒業証書を持っておらず、卒業式には来たものの、実際には中退しているものと思われる。
  • 卒業旅行
    • 風太郎の提案で、全員で卒業旅行に。(#14-122)

[卒業後](2019/04~)

  • 島への旅行(2022 年頃)
    • 五つ子と風太郎、祖父に会いに島へ旅行(#8-68)。
  • 結婚式(2024 年頃)
    • それぞれが別の生活を歩み始めている。
      • 一花:女優として活躍。今後を見据えてアメリカにも出張。
      • 二乃:三玖と一緒に喫茶なかのを経営。一花のインスタを定期巡回。
      • 三玖:風太郎の母のお店を勇也から借りて喫茶なかのを経営。ヘッドフォンを外す。
      • 四葉:大学卒業後、東京に引っ越して風太郎と同棲。風太郎の呼び方も変化。
      • 五月:先生として働く。
    • 結婚式直前(朝)
      • 喫茶なかので五つ子が合流。四葉、ピアスの穴を開けてもらい、零奈の形見のピアスをつける(#14-121)。
      • 会場に先に行っている風太郎、結婚指輪を忘れたことに気付き、実家のらいはに電話(#4-32)。
    • 結婚式 (#4-32, #8-61, #8-68)
      • 親族紹介で、新婦側の親族が祖父と祖母しかいない(#4-32)。
        • 風太郎側の親族は、勇也+その両親+亡き母の両親+らいは。
        • 四葉側の親族は、祖父と祖母のみ。父親(マルオ)は四葉と風太郎の結婚が認められずに会場に来ない。五つ子は準備(五つ子ゲーム)のために誰も出てこない。
        • 勇也、マルオに電話して焚きつける。
      • らいは、風太郎に指輪を届ける (#4-32)。
        • 腕にらいはが渡したお守りをつけてくれていることに気付く。
      • 結婚式に、一花・二乃・三玖・五月、マルオが姿を見せず(#14-121)。
        • 五つ子はバージンロードに現れた四葉のみ。
      • 指輪の交換、風太郎が指輪を忘れていることに気付く (#8-68)
      • 誓いのキスで風太郎が緊張。
        • 「ふふっ、風太郎、緊張してるの? 五年前のあの日を思い出して。初めてじゃないでしょ」 (#8-61)
        • 懸賞旅行の誓いの鐘でのハプニングキスのこと。当時、風太郎は一花にキスされたと思っており、すでにすっかり忘れていたが、四葉に言われて当時のことを思い出すことに。
    • 披露宴直前 (#14-121)
      • 風太郎、係の人に新婦の姉妹が来ていないか尋ねる(#14-121)。
        • 「新婦の…姉妹を見ませんでしたか?」「はい、お早いうちからいらしていましたよ」「そうですか……」「新郎様、新婦のご親族様がお越しくださいました」「良かった!来てないかと思ったぞ。なんで式に出てくれなかったんだ?」
          実際にはもちろん五つ子ゲームファイナルの準備のために朝からやってきてメイクと着付け。親族紹介もすっぽかし、結婚式にも参列せず。
      • 風太郎、マルオと会話(#14-121)。
        • 「上杉君。単刀直入に聞く。四葉は心から喜んでいるかい?」「! はい。僕も同じく。」
        • 「一人の女性を一生かけて愛する。俺は…そんな男になりたい。二人の父のように。
      • 五つ子ゲームファイナルで 5 人を完封してみせる(#14-121)。
        • 「それでも強くあろうとする姿が俺には眩しく見えた。大した長女だよ、お前は。」
        • 「お前の強さはその人一倍の弱さの裏返しだ。厳しさもそれだけ大きな愛情があるからなんだろうな。あの頃の俺はその答えを見つけることができなかった。すまん。」
        • 「俺が答えるまでもない。お前はそうやって常に自分の不安と戦ってきた。そうして勝ちえた結果は間違いなくお前の戦果だ。自分を信じろ。お前は昔からできる奴だ。」
        • 「この…焦らせやがって…この際だから言わせてもらうが。お前に会ってからだ! 俺の人生が狂い始めたのは! 諸悪の根源! 妖怪カレー喰い女!」
        • 「…で、余ったお前が四葉な。はい全問正解。」
        • 「これだけ長く付き合ってりゃ嫌でも覚える。俺は家庭教師だったがお前たちからも多くのことを教わった。お前たち五つ子に出会えたこと。数少ない俺の自慢だ。」
    • 披露宴 (#14-122)
      • ケーキカット・ファーストバイト → 祝辞 → お色直し → 新婦からの感謝のメッセージ
    • 披露宴後
      • 風太郎、四葉の言葉で、懸賞旅行の誓いの鐘のハプニングキスのことを思い出す。その正体が実は四葉だったことを念のため確認しようとする(#14-122)。
        • 「もしかしてあの時…」
      • 四葉、トレードマークのリボンを処分してもらう(#14-122)。
        • 「ごめんなさい、やっぱりもう要らないので捨てておいてください。」
          「いいのか? トレードマークだろ?」
          「いいんだよ。どんなにそっくりでも…私に気づいてくれる人がいるから。」
          もともと四葉がリボンを付け始めたのは、京都に風太郎で会ってから努力をするようになり、自分だけが特別な存在だとアピールするようになったため。けれどもそんなリボンがなくても風太郎には見つけてもらえる(全部わかってもらえる)という自信が持てるようになり、リボンを捨てることに。この言葉で、誓いの鐘でキスした相手が四葉だったどころか、さらに遡って、実は京都の思い出の少女までも四葉だったことに思い至る。
    • 披露宴後、全員で新婚旅行の行き先を決めることに(#14-122)。

※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

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[旭高校 3 年 2 学期~学園祭](2018/08~2018/10/15)

    • 2学期:学園祭準備
      • 一花が休学してロケに。ロケ先のホテルで一花の勉強を見る。「卒業したいのは妹たちとだけじゃないけどね」(#11-95)
      • 四葉、一花から言われた言葉のせいで風太郎を急に意識し始めてしまう。「変だよ…今まで普通に話せてたのに…なんで…今になって…私どうしたん…」(#12-96)
      • 風太郎、四葉と全力で学園祭を徹底的に楽しむことを宣言。(#12-96)
      • 四葉、学園祭の相談事を一手に引き受ける。「えへへ。最後のイベント、ですもんね。1ミリも悔いの残らない学園祭にしましょう!」(#12-96)
      • 屋台メニュー、男子+二乃のたこ焼きと、女子+三玖のパンケーキでクラスが二分(#12-96)。男子側に回った二乃を責めようとする女子たちから二乃を守るために風太郎が暗躍(#12-97)。
      • 二乃、父親を呼ぶことをやめようとするが、五月と四葉からの言葉で思いなおして招待状を出す。(#12-97)
      • 風太郎、学級長として四葉と共に学祭の準備に東奔西走。四葉は演劇部の舞台にも参加予定。クラスまで気を回し切れれず、三玖にお任せ(#12-98)。
        • 四葉と共に学園祭に向けて全力投球する一方で、クラスの出し物のために全力投球する三玖のことは完全に放置プレイの塩対応。三玖たんかわいそす。。。
      • 三玖、夜遅くまでパンケーキを作る練習。五月からその想いを問われる。(#13-105)
        • 「三玖、どうしてそんなに頑張るのですか?」
        • 自分のやりたいと思ったことを、たとえ結果がどうなろうとも全力でやり遂げたいから。パンケーキのことだけでなく、フータローに対する向き合い方もそうなっている。全てが終わった後夜祭で、三玖と四葉が以下のように振り返っている(#13-112)。
          三玖「最初はクラスメイトに嫌われないか怖かったけどやるべきと感じたままやり抜いたことを後悔してない。」
          四葉「うん。私も同感。たとえ望んだ結果が出なくても、後悔しながら生きてくより100倍いいよ。」
      • 三玖、最終的にはお母さんの味にそっくりなレベルにまで達し、試食していた五月にお母さんを思い出させて泣かせるほどまで上達。(#13-106)
    • 学園祭前の日曜日(10/07)(三玖とフータローのデート)(#12-98)
      • 勇也、無堂が十数年ぶりに名古屋へ来る情報をつかみ、マルオと相談(#12-98)。
      • 三玖、風太郎と水族館デート(10/7)(#12-98)。風太郎、学祭の準備で疲れてダウン。
      • 三玖、風太郎に進路を伝えるとともに、はっきりと告白(#12-98)。
        • この一連の会話では、三玖が迷いながらも先送りをやめて前に進む覚悟を決める。そしてそれを受ける形で、風太郎もまた覚悟を求められることになる。三玖シナリオの最大の見せ場となるシーン。
        • 「とまぁ…クラスまで気を回しきれなかったのもそれが原因だ。もしかしたら当日も顔を出せないかもしれない。その時は三玖、お前に任せたぞ。」
          三玖、この言葉で自分を気にかけてくれていないことを改めて痛感。風太郎にその気がないことを示すセリフがわざわざ太字で強調されている。
        • (ひとまず大学に行ってからでも遅くないかも。)(あの時、二乃の言ってたことに少し憧れた。私ももしかしたらフータローと同じ大学に行けるのかも。)
          実際には風太郎は三玖では学力差がありすぎて、同じ大学に行けるはずなどない。しかし万に一つの可能性であっても「一緒の大学に行ける『かも』しれない」という可能性の存在が、三玖にとって心の救いになっていた。振り向いてくれないことがわかっているから結論を先延ばしにしたい。けれどもペンギンが飛び込むのとシンクロするように、三玖は先延ばしを辞める決断をする。
        • 「私、料理の勉強したい。だから大学には行けない。ごめんねフータロー。」
          「そうか。お前が決めたのなら応援するぞ。」
          「大学に行くのも間違いじゃないと思う。何が正解かわからない。…でももう自分の夢に進みたくて仕方ない。それを伝えたかった。フータローは私にとって特別な人だから。」「それって…」「もちろん変な意味で。私は伝えたよ。じゃあ次。フータローの番ね。」
          茶化したり逃げたりすることなくはっきりと告白を最後まで言い切ったのはここが初めて。三玖は風太郎が自分を向いてくれないことを理解しながら(=フラれることを覚悟した上で)告白して、前に進むことを決意。自分に引導を渡すと同時に、風太郎の背中も押している。→(この恋の成就が不可能だって私は知ってる(#13-105))。
        • (このタイミングで三玖がなぜあんな話をしたのか。決して進路だけの話ではないはずだ。次は俺の番。俺の伝えなければいけないことは…)
      • 五月が学園祭の招待状を届けに風太郎の家に(#12-98)。
      • 風太郎、五月を家に送りながら会話(#12-98)。
        • 「入ってもらわなきゃ困る。これで落ちたら俺のやってきたことが無意味になっちまうからな。」「それは違いますよ。女優を目指した一花、調理師を目指した三玖との時間は無意味だったのでしょうか。」「! そうは…思いたくないな」「私たちの関係は既に家庭教師と生徒という枠だけでは語ることができません。そう思っているのはきっと一花も三玖も…皆同じはず。上杉君。たとえこの先失敗が待ち受けていたとしても。この学校に来なかったら、あなたと出会わなければなんて後悔することはないでしょう。」
        • (この関係は無意味じゃなかった。次は俺の番だ。)
      • 五月、受験対策講座で特別講師の無堂と接触。(#13-109)
    • ここまでを総括すると。。。
      • 風太郎と五つ子は、表面的には教師と生徒の関係(教える人と教わる人の関係)だが、実際には同い年の友人でもあり、お互いが教え、学びあっている。三玖が自分の進路をはっきりと風太郎に伝えたのは、特別な人である風太郎に、風太郎からもらったもの(恋心や自分に対する自信など)への感謝を示すことでもあったはず。
      • 風太郎が五つ子から教えてもらったことは、勉強以外のこと。「学生の本分は学業。それ以外は不要だと信じて生きてきた。だが…それ以外を捨てる必要なんてなかったんだ。勉強も友情も、仕事も娯楽も恋愛も、あいつらは常に全力投球だった。凝り固まった俺にそれを教えてくれたのはあいつらだ。」(#13-113)
      • 「次は俺の番」=風太郎が、五つ子から教えてもらったものに対して誠実に向き合い、答えを出すこと。すなわち彼女たちから向けられている思いに対して誠実に向き合って、自分の気持ちをはっきりと伝えること。各自の道へ少しずつ進み始めようとする三玖や五月、一花を見て、自分も関係をはっきりさせることを決意していく。
    • 学園祭:日の出祭り(旭高校学園祭) 10/13(土)~15(月) 10:00-17:00(#12-99~#14-114 最後の祭りが〇〇の場合)
      • 日の出祭り前日 (2018/10/12(金)
        • 風太郎から一花を除く姉妹に一斉メール。
        • その後、一花にもメール。学園祭初日に 15 時に教室に来るように言われて(自分一人宛にメールが届いているため)一瞬変な期待をするが仕事を理由に断る(#12-101)。
      • 日の出祭り 1 日目 (2018/10/13(土))
        • 開会式:二乃、オープニングセレモニーで四葉の代わりにレッドを熱演。舞台の上から客席を見渡すがマルオ見つけられず。三玖、五月は会場、四葉、風太郎は舞台袖から観覧。(#12-99)
        • 10:00:日の出祭開幕。三玖、パンケーキ屋へ。
        • 四葉、たこ焼き屋の安全点検の見回り、紙片を片づけるよう指示。
        • 五月、食堂で自習。二乃、弱気になる五月を励ます。(#13-109)
        • 風太郎、パンケーキ屋の安全点検の見守り。三玖に仲裁を依頼。(#13-105)
          • 「変えられるとしたら…三玖、お前だ。」「信じるも信じないもお前の自由だ。」「うん。フータローを信じる。」
          • 文化祭を通じて、三玖が信じるものが、フータローではなく自分へと変わっていく。三玖が風太郎から離れて自立していく、その起点としてのセリフになっている。
        • 三玖、たこ焼きを食べたのち男子を説得。
          • 「ありがとう。全部フータローのおかげ。」「は? 俺は何もしてないだろ。お前が皆を動かしたんだ。強くなったな。三玖。」(やった!私頑張れた。勇気を出せばどんな不可能も変えられるんだ。)(#3-105)
        • 四葉、演劇部で女王エメラルド役を演じる。その後、翌日の台本を元に戻すことを相談される(#13-107)。
        • 一花、学園祭へ到着、風太郎と接触。自分一人宛ではなく全員にメールを送っていたことを知る。三玖から告白されている件について確認。「告白の返事、まだでしょ。イエスでもノーでも、先延ばしすればするほど酷だよ。」(#12-101)
        • 四葉、演劇部の手伝いののち、お化け屋敷のオバケ役、唐揚げ屋の呼び込みの手伝い、風太郎の椅子運びを手伝う。風太郎を労いつつ、からあげ券を風太郎に渡す。
          • 「よく頑張りましたね。上杉ささんはもやしなんだから休んでください。」「四葉。ありがとな。お前がいてくれて良かった。」「何言ってるんですか。こういうのは持ちつ持たれつですよ。」(こちらこそ。上杉さんに認められただけで全てが報われる気がします。頑張って良かった。)(#13-107)
        • 14:50:五月、学食での勉強が終わらず。(#12-99)
        • 14:55:風太郎、無堂を案内。(#12-99)
        • 15:20前:二乃を風太郎と四葉が迎えに。(#12-102)
        • 15:23:五つ子と風太郎が教室に揃う。
          • 「俺はお前たち五人が好きだ。この六人でずっとこのままの関係でいられたらと願ってる。だが答えを出さなければいけないと思う。」(#12-99)
          • 三玖が真っ先に風太郎に応える。「フータロー。いいよ。」
          • 「とはいえこんな祭りの最中に言うほど俺も野暮じゃない。俺も俺で整理しきれていないからな。最終日まで時間をくれ。」
          • 「ようやく…といったところでしょうか。この難問を解くまで随分時間がかかりましたね。ですが羨ましい限りです。」(#12-99)
          • (五月は自分が選ばれるとは全く思っていないため)自分以外の誰が選ばれるにしても、風太郎が真剣に向き合って出してくれた結論で選ばれるので、その人は羨ましい限りです、という意図で発言したと思われる(=それだけ真剣に考えて想ってくれる人がいるのは羨ましい限りです、という意味)。母親役として、娘の誰かが真剣に想ってくれる人と結ばれるのは羨ましい、という意味もあるかもしれない。
            なお別解釈として、五月は風太郎が四葉を選ぶことを確信していて、そうであるが故に、頭でっかちな風太郎が恋愛という難問を解くまでに時間がかかりましたね、でもその難問を越えて選ばれる四葉は羨ましい限りです、という意味で発言したものという解釈もあるが、その場合、翌日の「上杉君は一体だれを選ぶのでしょう」の発言とかみ合わなくなる(#12-100)、また五月はもともと母親代わりなので、誤解によるすれ違いは望まないものの、誰か一人に肩入れすることはないと思われる。
        • 16:30頃:風太郎、タクシーに乗る一花を見送る(#12-101)。
          • 「今答えを聞いちゃダメかな?」(私じゃなくていい。二乃でも…三玖でも…姉妹の誰であっても…これでこの気持ちに区切りがつけられるんだ。)「わかった。誰も選ばない。それが俺の答えだ」(#12-102)
          • この時点で、① 実は本心では四葉と決心しているが一花に隠している、② 五つ子全員が好きなのに本当に四葉一人を選ぶという決断を下すべきなのか迷っていて決め切れていない、の 2 つの可能性が考えられるが、おそらく実際は後者の②。「俺も俺で整理しきれていないからな」(#12-99)の言葉通りに決心がついておらず、そんな中で一花から問い詰められたことで、日和って「誰も選ばない」と答えてしまう。が、その日和った答えに激昂した一花に(おそらく)ビンタされている。
            一花に実際にビンタされたのかどうかは不明(はっきりとは描かれていない)。しかし、らいはから頬の跡を指摘される(#13-109)、翌日に病院で会ったときの二人の会話がぎこちない、公園で一花から提示された飲み物のチョイスの中に一花という選択肢がない、この 3 つのことから、ビンタされなかったとしても、少なくともボロカスに言われて風太郎が自分で自分を叩いたと考えられる。
        • 16:41:父親が見当たらず、風太郎がマルオに直電しようとする。風太郎が、父親とマルオが知り合いであることを知る。
        • 17:00:文化祭初日終了。
        • 17:10:高火力に改造(#13-105)していたたこやき屋でボヤ発生、出店停止処分に(#12-102, 105)。四葉、劇の稽古中に風太郎とのことを妄想。(上杉さんが答えを出すまであと二日…今日みたいな日が過ごせるのもきっとそう…でも…もし…私を選んでくれたら…)「自分にお仕置きです。」(何考えてるの私…)
        • 四葉、劇の稽古中にたこ焼き屋の炎上を知る(#13-107)。四葉、責任を感じて寝付けず。三玖、出店停止を知り、ショックで倒れる(#13-105)。
      • 日の出祭り 2 日目 (2018/10/14(日))
        • 07:00:四葉、開場3時間前に登校して仕事を開始。
        • 10:00:2 日目開始。
        • 風太郎、四葉が仕事を終わらせているためにフリーに。遊びに来ていた竹林と会う。
        • 三玖、四葉に声掛け。「最後に思い出作り、私もしておいた方がいいかもね」「? 四葉…」(#12-100)
        • 風太郎と竹林のことを三玖と四葉が発見。
          • 竹林、二乃と五月と接触して二人をからかう。(#12-100)
          • 黙っていられなくなり飛び出そうとする三玖より先に、四葉が飛び出してしまう。「わ、私の方が上杉さんのこと…」(#12-100)
          • もともと三玖と二乃は四葉の気持ちに気付いていない(四葉の気持ちを知っているのは五月と一花のみ)。三玖は風太郎の気持ちが自分に向いていないことだけはわかっているが、このときに三玖が四葉の気持ちに気付く。(学園祭後に二乃と三玖で四葉に対する態度が大きく違うのは、性格的な違いだけでなく、事前に四葉の想いに気付いていたかどうかの差もあると思われる。)
          • 四葉、その場を逃げ出す。竹林、五月と二乃と会話。小学校の修学旅行のときの話を聞き出し、風太郎が会ったのが四葉であることを特定する(#13-108)。
        • 11:57:竹林、四葉を探して接触、会話(#13-107)。「あなたにお会いできてよかった。」(#13-108)
          • 「このこと風太郎には…」
          • 「い…言わないでください。がっかりされたくないんです。上杉さんはずっと正しく努力してきたのに私は無駄なことに執着した意味のない六年間でした。」
          • 「それだけですか? 自分は無意味で必要ない人間だと、同じようなことを言っていた人を知っています。そしてその人は今、前を向いて歩き始めています。あなたも過去から踏み出せますように。」
          • 竹林は修学旅行後、風太郎から清水寺の写真をさんざん見せられており、風太郎が人が変わったように勉強し出したきっかけを作った少女のことをずっと知りたかったと考えられる。竹林は、昔とすっかり変わった風太郎がすでに過去の約束の呪縛から解放されていることに気付く一方で、四葉が過去の約束に囚われたままであると見抜き、上のセリフを四葉に伝える。
      • 四葉、竹林と別れたのち、過労で倒れる。倒れていたところを発見され病院に搬送、入院。風太郎、四葉の件を謝罪して回る。(#13-108)
      • 五月、校舎裏にて無堂から実父であることを明かされる(#13-109)。生前、零奈が語っていた「私の人生…間違いばかりでした」のセリフが重なって思い悩み、以降、五月は四葉の見舞いにも行かずに家の部屋に引きこもる(#13-110)。
        • 零奈の言う「私の人生…間違いばかりでした」「五月。あなたは私のようには絶対にならないでください。」とは、男を見る目がなく、無堂と結婚して捨てられてシングルマザーになり、子供たちに苦しい生活を強いてしまったこと。
      • マルオ、学校に来るが電話で病院から呼び出されてトンボ帰り。(#12-102, 104)
      • 17:00:学園祭終了。風太郎、バイクで二乃を迎えに。二乃、三玖に屋台当番を代わってもらう。
      • 風太郎、二乃をマルオのところへ連れていく。「どうも。お借りした娘さんを返しに来ました。」(#12-104) (⇔ #7-58 「娘さんを頂いていきます」)
      • 二乃、マルオと会話。
        • 「三玖だけじゃない。私たち五人全員あの頃よりもずっと大きくなったわ。その成長をそばで見ていてほしいの。おとうさん。」「私は君たちから距離を置くことで、受け入れがたいあの人の死を避けていたのかもしれない。この味…君たちは逃げずに向き合ってきたんだね。次は家族全員で食べよう。」
        • マルオ、風太郎に詰め寄る。「それは…どうだろう。家庭教師の範疇を越えていると思うのだが? だがそれが私にできなかったことだ。君に頼んでよかったと心から思う。不出来だが親として、君が娘たちとの関係を真剣に考えてくれることを願おう。」(#12-104)
      • 二乃、風太郎に不意打ちのキス。「やっぱ恋はせめてこそよね。」「この先私たち姉妹の関係がどのように変わったとしても私の気持ちは変わらない。」(#12-104)
      • 二乃、病院で風太郎から四葉の入院を聞き、病室へ。目を覚ました四葉、二乃と会話。「あんたがここにいるって聞いて驚いたわ。フー君ったら私に気を遣って言わなかったのね。あんた全然余裕持ってやれてないじゃない。」
      • 四葉、すでに夜になっていることを知る(#13-108)。連絡を受けた一花も病院へ駆けつける
      • 四葉、抜け出そうとしたところを風太郎に阻止、最終日の仕事を託すように諭される。
        • 「誰の役にも立てず迷惑ばかりかけて…私のいる意味ってなんだろう」
        • 「…だが通せない。明日まで絶対安静と言われている。ここを動くつもりはない。ひとまず座ってくれ。話してやるよ。お前がいなくなった学園祭での出来事を。」
        • 「気付いたか? こいつらは全員、お前の世話になった奴らばかりだ。お前のせいでじゃない。お前のために集まったんだ。」「持ちつ持たれつ…だろ? たまにはお前が持たれたっていいんだ。」「託してくれ。俺もお前の世話になった一人だ。」
        • 「上杉さん。この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。最終日…私の分の仕事をどうかお願いします。」「ああ、任せろ。」(#13-108)
        • もともと四葉は中学・高校時代の失敗から自分の存在価値を見失っており、結果として誰かのため・みんなのために頑張るというイネーブラ気質を持っている。そんな「自分がない」四葉の心の支え・拠り所になっているのが、風太郎との思い出であり、風太郎への想い。だからこそ四葉は頑張ることで、少しでも風太郎に近づき、追いつきたかったのだと考えられる。
          一方、風太郎が四葉を選択すると心を固めたのはこのタイミングだったと考えられる。四葉は勉強でこそ風太郎に教えを請いているものの、それ以外のことではほぼ一方的に四葉が風太郎を助ける形になっており、四葉が自ら風太郎に頼ることはない。いつも強がる四葉が初めて自分から風太郎に弱さを見せ、風太郎に頼っているが、風太郎からすれば、初めて四葉に自分の気持ちが通じた(=四葉が自分に初めて心を開いてくれた)と実感できたイベントになっている。
          このイベントが風太郎にとってのターニングポイントになっていることは、① 2日目朝に竹林に会う前は、からあげ券を自分一人で使おうとしている。② 学園祭終了後の一花の「あの時にはもう決めていた」=この後の飲み物選択のときには決めていた。この 2 つの間で四葉に関わる大きなイベントがこれのみであることからもわかる。
      • 二乃、四葉のことを知って見舞いに病院へ来た三玖と会い、パンケーキのことを三玖に伝える。「お父さんが言ってたわ。あんたのパンケーキ、お母さんの味にそっくりだって。」(#13-106)
      • 風太郎、一花を送っていく。(#12-102)
        • 「フータロー君」「一花」
        • 二人の様子がぎこちないことから、初日に一花と風太郎が別れたときに、何か気まずいことがあった(=平手打ちしたかボロカスに言ったかのどちらか)と推測される。
        • 一花、風太郎に選択を迫る。「俺の気持ちなんて俺自身もわかんねーよ。」「だから誰も選ばないなんて言わないで。」
        • 22:27:「問題です。フータロー君は誰だったら嬉しいですか?」
        • 「何固まってんだ…あいつが勝手に言い出したこと…適当に選びゃいい。くだらない…つーか買わなきゃ済む話だ。
        • 提示された飲み物に一花のチョイスがない=自分のフラグはないという前提で一花は話している。
        • 22:42:ジュース(四葉)を選択するも一花がうたた寝。「ダセェとこ見せちまったな…お前とはいつもこんな感じだった気がする。長男に長女。お互い苦労したな。」
        • 「どう? 私だった?」「男の人とキスなんて今はまだ NG かな。だから君が初めて。嬉しかった?」 素直な気持ちを大切に…なんて。そうだよね。フータロー君が誰を選ぼうと関係ない。この気持ちはまだしばらく静まりそうにないや。(#12-102)
      • 「お前らの元父親が五月と接触した疑いがある」「明日改めて五月に話を聞くとしよう」(#13-110)
    • 日の出祭り 3 日目 : 開場~終了 (2018/10/15(月))
      • 五月、前日から引き続いて部屋に引きこもり。(#13-110)
      • 三玖、風太郎を屋上に連れ出す。男子組と女子組を仲直りさせる。
        • 「任せて。私が説得するから。私を信じて。」(#13-106)
        • 風太郎を信じる=風太郎に依存していた三玖が、他人に対して自分を信じて、と言えるようになった=風太郎からの卒業、になっている。
      • 三玖、風太郎を押し倒してキスする。
        • 「ならよし! これを聞くのもずっと我慢してた。」「うん…わかった。…じゃあキスしたい。」「あ、ごめん。返事は後で聞くね。」(たとえどんな超えられない壁が現れても自分を信じる限りどこまでも進んでいける。)「もう迷わない。」(#13-106)
        • 引っ込み思案で回りの顔色を伺う子だった陰キャ三玖が、風太郎に恋して、自分を信じられるようになったことで、自分も風太郎も変えていくようになっている。自分としての『やり切った感』が、自分への自信、「やるべきと感じたままやり抜いたことを後悔してない」という振り返りにつながっていく。(#13-112)
      • 風太郎、二乃・三玖と五月の話(#13-110)。無堂が三人と出会うが名乗らない。
      • 風太郎、マンションへ行き、五月と会って会話。五月、夢を目指して母を追うことを決意する。(#13-110)
        • 「アホか。憧れの母親なんだろ。忘れる必要なんてないんだ。母を目指して夢を追うのと夢を目指して母を追うのとでは大きく違う。お前がそれを理解できているのなら親に憧れ志すことは絶対に間違いじゃない。」
        • 「お母さんは私の理想の姿です。強くて凛々しくて優しくて…私は…お母さんのような先生になりたい! 私は私の意志で母を目指します。」
        • 「…ふふ。いいこと思いつきました。上杉君。勉強教えてください。」「勿論だ。」
        • もともと五月は母親が大好きで、零奈が死んだときに大きなショックを受け、自分が母親にとって代わろうとする。それは「五月」ではなく「零奈」として生きるということであり、四姉妹への接し方や、風太郎への言葉遣いは、零奈というペルソナ(仮面)を被ったものになっている。恩師に憧れて教師を目指す、ということは珍しいものではないが、五月のそれは零奈そのものになりたい(=同じ存在になりたい)という度が超えたものになりかけていた。
          しかし五月は五月、零奈は零奈。自分が母親とは違う存在であることを踏まえれば、母を目指して夢を追う(=母親がゴール)のと、夢を目指して母を追う(=夢がゴール)のは大きく違う。自分の夢(=強くて凛々しくて優しい先生になりたい)がゴールなのであれば、母親に憧れ志すことは絶対に間違いではない。だから五月は五月として、五月の意志で、理想像としての母を目指すことを決意する。
      • 二乃・三玖・五月・マルオ・下田・勇也が無堂と対峙し、無堂を追い詰める。風太郎、遠くからその様子を見守っている。(#13-111)
      • 疲れた風太郎が終了までの間に少し休憩。四葉、風太郎との最後の思い出作りにキスをする。
        • 「風太郎君。」(※ 普段と呼び方が違う)
          「なんだ零奈。またお前か。今日もいろいろあって疲れてるんだ。また後にしてくれ。」
          「ずっと約束を覚えていてくれてありがとう。私は守れなかったよ。ごめんね。」
          「…そんなこと気にすんな」
          「風太郎君は気にしてないの?」
          「まぁ…昔のことより大切なのは今だろ。」
          「うん。もう君との思い出に頼らない。自分で自分の価値を探していくよ。だからこれが最後。」
        • 四葉にとって、「自分」を支えているものは風太郎との過去の思い出だけ。頑張って結果を出している風太郎に少しでも追いつきたかった(そこに束縛されている)。けれども自分が回りに支えられていることにも気づき、過去に囚われていることで回りが見えなくなっていることに気付く(=今の回りの人との関係性を大切にすることが重要なことに気付く)。過去に束縛されて、遥か彼方に存在する風太郎を追うことに固執するのではなく、周りの人たちとの関係を大切にして、その中に自分の価値を探していくことにする。これは過去との決別だけでなく、今の風太郎からの決別をも意味するため、「上杉さんにはもっと良い人がいるはずです」発言に繋がっていく。
        • (うわぁ…すげー恥ずかしい夢見た…学園祭中にいろいろあったせいだ…)
        • 風太郎は四葉のことをつらつらと考えており、そのままうたた寝して、四葉にキスされる夢を見てしまった……と思っているので、自分の妄想に恥ずかしくなった。
        • わー…私ってば思い切ったなー…許してくれるよね。最後の思い出造りだもん。いつまでも昔のこと引きずってる場合じゃない。これで私も前に進める気がする。うん、これで…私も…
          「四葉、平気か?」「はいっ。もう心配いりません!」
        • 四葉はここまでにも何度か風太郎への想いを振り切ろうとしているが、四葉が六年前の風太郎との思い出に明確に決別するのはこのタイミング。風太郎は一足先に、頑張る自分を支えるもの(頼る先)が「思い出(零奈との約束)」でなく「今」に変わっていたが、四葉は頑張る自分を支えるもの(と同時に自分を縛るもの)が長らく「思い出(風太郎との約束)」だった。それが、風太郎だけではなくみんなに支えてもらったという事実をきっかけに、「今」へと変わっていく。
          このイベントにより、初めて四葉が風太郎と結ばれる条件を満たすことになる。「五等分の花嫁」の作品全体の重要なポイントは、小6 の修学旅行のときに出会った二人が再会して結ばれる(初恋を成就させる)という単純な話にはなっていないこと。結果だけ見ればそうなっているが、お互いが初恋の人だったから結ばれているのではなく、初恋から『それぞれが』卒業したうえで、「今」を生きて支えあう二人として惹かれ合い、結ばれている。風太郎が四葉のことを好きなのは、零奈の正体だったからではなく(風太郎は零奈の正体は結婚後まで五月だと思い込んでいた)高校時代を四葉とずっと一緒に過ごしたからであり、四葉が風太郎のことを好きなのも、単に昔に京都で会った思い出の男の子だからというわけではなく、高校時代に風太郎と積み重ねた思い出があるから(#14-114)。
      • 五月、五つ子と相談の上、一人で風太郎のところに行ってお礼を伝える(#13-111)と共に、風太郎に後夜祭で 5 人がバラバラの場所にいることを伝える(#12-112)
        • 「これが私たちの覚悟。どうかそれを理解してください。」(#12-113)
    • 日の出祭り 3 日目 : 後夜祭 (2018/10/15(月))
      • 17:00:学園祭終了 (#13-96)。五つ子、風太郎との約束の時間まで後夜祭を回って楽しむ。(ライブ会場(一花)、パンケーキ屋(二乃) → 出し物の結果発表(三玖、四葉)→ ポップコーン屋)
      • 風太郎、前田や武田と共に学園祭を振り返る。
        • 「ふと気になったんだけど…一体彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?」
        • 懸賞旅行(スクランブルエッグ)で四葉を最初に見分けられるようになっている (#8-64)
        • 「そうだ。学生の本分は学業。それ以外は不要だと信じて生きてきた。だが…それ以外を捨てる必要なんてなかったんだ。勉強も友情も、仕事も娯楽も恋愛も、あいつらは常に全力投球だった。凝り固まった俺にそれを教えてくれたのはあいつらだ。」
        • 「ただそれだけのことに気付くまでにここまで待たせちまった…きっと昔のままの俺なら今この瞬間も一人だったかもな。」
        • もともと「学生の本分は学業」が刷り込まれたのは、京都での四葉との思い出によるもの。そこへの固執を捨てるきっかけになったのがクリスマスイブ。それでも教師と生徒の関係に固執しようとする風太郎の心が徐々にこじ開られていく、というストーリーライン。風太郎に対して、最後に決断を突き付けたのは三玖(まず三玖が覚悟を示した)、それを後押ししたのが一花。
        • 「僕的には十分楽しめたけどね。上杉君は違うのかい?」「微妙だな。基本、裏方の手伝いばかりしてたから。最後の学祭で何してんだか。」
        • 「あ~、休憩所マジ助かる~」「楽しかったねー。もう歩けないよ…ってかここ初日は無かったような…」「そうだっけ…?」
        • 裏方の手伝い中心だったのでめいいっぱい楽しめたのかは微妙、と言いながら、風太郎が四葉と設置した休憩所で休んでいる生徒を見て満足している。
      • 風太郎、からあげ屋へ行き無料引換券でからあげを受け取る(#13-113)。五つ子、事前に予告しておいた各部屋へと移動。
      • この時点での認識はおそらく以下の通り。
        • 一花:二乃、三玖、四葉の気持ちを知っているが、風太郎が誰を選ぶのかの確信はない。
        • 二乃:一花と三玖の気持ちを知っている。四葉の気持ちを知らない。(修学旅行での三玖との様子などから)内心では自分が選ばれる可能性が低いことを理解している。
        • 三玖:一花、二乃、自分に加えて、四葉にも秘めた想いがあることを知っている。自分への塩対応から自分が選ばれることはないと思っている。学園祭での様子から風太郎が四葉を選ぶ可能性があることも内心わかっている。
        • 四葉:他の誰かが選ばれると思っている。
        • 五月:四葉が選ばれることを願ってはいるが、誰が選ばれるのかの確信はない。
      • 最終的に風太郎が四葉を選んだということに対しては、一花、三玖、五月にとっては予想の範囲内だったが、二乃は四葉をライバル視したことがなく、完全にノーマークだったことからサプライズだったと思われる
    • 後夜祭終了
      • この選択は、あるいはこの選択をすることは、正しかったのだろうか。そんなことを考えるには、三日間はあまりに短すぎた。それでも――― (#12-100)
        • この選択=誰も選ばないという選択をするのではなく、四葉を選択すること
      • 四葉、保健室から出て校庭へ行き、後夜祭終了のタイミングを迎える(#14-107)。
        • 五つ子はそれぞれ覚悟を持って部屋に入って待機しているが、四葉だけはそこから逃げ出して校庭に向かい、そこで後夜祭の終了を迎えている。自分が選ばれることはないと思っており、他の姉妹が風太郎に選ばれるということに耐えられないために、部屋(建物)から逃げ出したと思われる。携帯電話を取りに戻るのも、風太郎の告白が終わった頃を見計らうために、十分時間を取ってから。
          他の四姉妹は各部屋に覚悟を持って待機しているのに、四葉だけはそこから逃げ出している(=覚悟ができていない)、というのがポイント。一花や二乃、三区は、風太郎が誰かを選択するという恐怖に真正面から向き合っているが、四葉はその覚悟ができていない。結果として翌日、甘えたことを言って二乃に激昂されることになる。
      • 四葉、十分時間が経った後に、携帯電話を忘れたことに気付いて保健室へ。待っていた風太郎が四葉に告白。(#14-113, 114, 115)
        • 「だがお前がいなければ俺はとっくにつまずいていた。俺は弱い人間だからこの先何度も躓き続けるだろう。こんなだせぇ俺の勝手な願いなんだが。その時は四葉。隣にお前がいてくれると嬉しいんだ。安心すんだよ。お前は俺の支えであり俺はお前の支えでありたい。だから…嫌いならそれでいい。お前の気持ちを聞かせてくれ。」
        • このタイミングでは風太郎は四葉に「好き」だと言っていない。#14-119 での最大限での告白への布石になっている。
        • 「私は…上杉さんが…好きです。私…上杉さんには嘘をつけません…ずっと好きでした。」
        • 「ですがすみません。まだやらなくちゃいけないことがあります。」
        • 四葉が風太郎の気持ちを受け入れるのであれば、やらなくちゃいけないことは、四葉にとって大切な姉妹の絆をつなぐこと。しかし風太郎はこの四葉のセリフの「やらなくちゃいけないこと」がわからず、何が悪かったのかと悩むことに。もともと風太郎にとっては、姉妹の仲(=風太郎にとっては姉妹を同列に扱うこと)と、四葉を選択することは排他だった(#10-81)ため、四葉の「やらなくちゃいけないこと」に思い至らず、二乃と四葉が対峙しているときに四葉の真意と覚悟を知ることになる(#14-118)。
    • 学園祭終了後
      • マンションにて五つ子全員でマルオと夕飯。風太郎のことはあまり話せず。(#14-115)

⇒ 五等分の花嫁 : ストーリー解説 Part 5. 学園祭後~卒業・結婚式 へ進む

    ※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

    赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

    ← 五等分の花嫁 : ストーリー解説 Part 2. 2 年 3 学期 へ戻る

    懸賞旅行後の状況を整理すると...

    • 五つ子の状況
      • 一花:二乃、三玖をライバルとして認識。四葉、五月はノーマーク。姉としての我慢をやめることを決意。
      • 二乃:一花、三玖をライバルとして認識。四葉、五月はノーマーク。一花がライバルであることが分かったために焦り始め、より積極的に。
      • 三玖:一花、二乃をライバルとして認識。四葉、五月はノーマーク。風太郎を振り向かせる(=教師/生徒の関係性を変えてもらう)ことではなく、風太郎に振り向いてもらえるような自分になろうと決意。
      • 四葉:一花、二乃、三玖の気持ちを知っている。皆の幸せを願って自分の気持ちを封印しようと頑張る。
      • 五月:二乃、三玖、四葉の気持ちを知っている。(母親役を演じているので)誰かを贔屓目にすることはないが、四葉と風太郎の誤解・すれ違いを解きたいと思っている。一方で、風太郎が零奈の過去の呪縛から脱却できていることに気付けていない。
    • 風太郎の状況
      • 過去の呪縛「いつか誰かに必要とされる人になるために頑張る」から脱却。自分を救ってくれた零奈に対する感謝はあれど、すでに零奈の正体は重要でなくなっている。
      • 零奈が、なぜ母親の名前を騙ったのかはわからない。
      • 二乃や三玖の想いにどう応えるべきか、自分がどうすべきかの答えがわからない。
      • 自分にキスをした正体は一花だと思っているが、自分にキスを迫った理由がわからない。
    • 風太郎の五つ子に対する認識
      • 一花:どちらかというとからかわれている。キスされた理由は謎だが、多分ハプニング。
      • 二乃:自分に好意を持っている。何らか答えを返さなければならない。
      • 三玖:バレンタインチョコや旅館での言動から、多分自分に好意があるはず。
      • 四葉:自然体で一緒にいられる存在。非常に仲のよい友人的存在。
      • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。

    [旭高校 3 年 1 学期](2018/04~2018/07)

    • 新学期
      • 一花、五等分した家賃を払えなかった人は父親のマンションに強制退去させると言い出す(#9-69)。
        • 一花が自分だけ我慢しなくなったが故の行動。払えなかった人が出た場合でも、その分家賃が安くなるわけではないので、実態としては四人に同じ負担を強いることが目的。
      • 三玖、料理対決で二乃に敗北。二乃はケーキ屋、三玖はこむぎやでバイトすることに。
        • 「私の目的はフータロー(と同じ店で働くこと)じゃないから」(フータローに好きになってもらえる私になるんだ)(#9-69)
      • 風太郎、一花の唇が気になる(#9-69)。
        • 一花にバスの裏でキスを迫られており、その流れから誓いの鐘でキスをされたのが一花だと思っているため。しかし風太郎からすると、一花が自分にキスをする理由が思い当たらない(自分に好意があると思っていない)ので思い悩むことに。→ あれ(=誓いの鐘で滑ってキスをしたこと)は事故だ…しかしあの時のあいつ(=一花)はどう思って(キスをしようとしたのか?)…いやもう忘れよう。
      • マルオたちの裏の計らいで、五つ子と風太郎が3年1組に。(#9-69, #9-70)
      • 四葉が学級長に立候補、風太郎を学級長に推薦(#9-70)。
        • 四葉は、クラスの中で浮いている風太郎が凄い人だということを知ってもらいたくて風太郎を学級長に推薦する(#9-72)。普段の風太郎の性格であれば、学級長という面倒ごとは瞬殺するはずだが実際にはこれを受けている(=おそらく四葉からの推薦だっため)。
      • 三玖、誕生日プレゼントのネタにするため、風太郎に五つの願いを聞く。(#9-70)
      • 風太郎、バイトで失敗した二乃を励ます。
        • 「これまで勉強のことばかり考えてきた。家族以外の人間関係を全て断ち切って…だから初めてなんだ。誰かに告白されたのは。どう話せばいいかわからなかった。」(#9-71)
        • 「だがここで答えよう。俺はお前のことは…」「私がどれだけフータローを好きなのかちゃんと知ってほしいの」「覚悟しててね。フー君♡」(#9-71)
      • 五月、MAYに扮してアルバイト先に。二乃に速攻で暴かれる。(#9-71)
      • 四葉と風太郎、女子のうわさ話がきっかけですれ違うことに。(#9-72)
        • 以降の一連のやり取りで、四葉は風太郎に対する立ち位置をはっきりと宣言する一方で、風太郎の方は四葉を恋愛対象として意識し始めることになる。
          もともと風太郎と四葉は、非常に仲の良い友達であり、教師/生徒の関係。付かず離れずの非常によい関係性(=お互いに好意を持っているが恋愛ごとには踏み込まないが故の心地よい関係性)がある。一連の会話を追いかけると以下の通り。
        • 「う、上杉さん…上杉さんは私のことをどう思ってますか? 私は上杉さんが嫌いです。ほ、本当ですからね! だからもう私に近づかない方が身のためです! でないと…たっ大変なことになります!」「俺とお前が付き合ってる!? あり得ないだろ」「で…ですよねー…」
          「恋ね…」「学業から…えー…なんでしたっけ?」「最もかけ離れた愚かな行為…と思ってた…だが。あそこまで真剣な気持ちを前ほど馬鹿にする気も起きないな。」
          「ま、まさかの本当に私のことを!?」「ねーよ」
        • 風太郎からすると、自分と四葉は教師と生徒という関係なので恋愛はご法度(=踏み込んではいけない)、故に「ねーよ」と即答(#9-77)。けれどもお互いを憎からず思っている関係だと風太郎は認識している。にもかかわらず四葉から...
        • 「ほら三玖とかどうですか~?」「! なぜそこで三玖…」
        • 他の子を推薦される=自分はあなたに興味がありません、というジャブを受けて、風太郎が軽いショックを受ける。そこにさらに追い打ちをかけるセリフが四葉から来る。
        • 「この先上杉さんにも好きな人ができるかもしれません。その時誰を好きになってどんな恋をしたとしても私は味方です。全力で応援します!」
        • 四葉が自分からフラグを折りに行く。
        • 「やっぱり上杉君と四葉ちゃんって…」「ないよ。ありえません。」
        • 風太郎はトイレで非常に複雑な表情をする(=お互いを憎からず思っているという認識だった四葉から、はっきりと恋愛対象として拒否られたことに軽いショックを受ける)。
      • この時点での風太郎の五つ子に対する認識を整理すると。。。
        • 一花:どちらかというとからかわれている。キスされた理由は謎だが、多分ハプニング。
        • 二乃:直球勝負で迫られており困惑、どうすればよいかわからない。
        • 三玖:バレンタインチョコや旅館での言動から、多分自分に好意があるはず。
        • 四葉:非常に仲のよい関係だと思っていたのにいきなり向こうから拒否られて困惑。
        • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。
    •    全国統一模試と風太郎の誕生日
      • 五つ子のアパートにマルオが武田君を連れて登場、全国模試 10 位以内を宣言する。
        • 「知らなかったんだ。世の中にこんな馬鹿共がいるってことを。俺がこんなにも馬鹿だったってことも。」(#9-73)
      • 風太郎、三玖の変装をノーヒントで見破る。(#9-74)
      • 一花、クラスメイトに女優であることがバレる。
        • 「…どうでもいいけどオーディション受けて良かったな。もう立派な嘘つきだ。」(#9-74)
      • 一花、三玖に変装して風太郎を篭絡しにかかる。
        • 「一花、フータローのこと好きだよ。すごくお似合いだと思う。私応援するね。嘘じゃないよ。」(#9-74)
        • 自分に好意を持っていると思っていた三玖から、一花との関係を応援すると言われて混乱。懸賞旅行の誓いの鐘の下でキスを迫ってきたのが一花だったと誤解していることから、このセリフを困惑しながらも真に受けてしまったものと思われる。
        • 風太郎の認識の変化を整理すると以下の通り。
          • 一花:実は自分に好意があった、キスを迫ったのも本気だったと解釈。
          • 二乃:直球勝負で迫られており困惑、どうすればよいかわからない。
          • 三玖:自分に好意があるはずと思っていたが実は勘違いだったと思い込む。
          • 四葉:非常に仲のよい関係だと思っていたのにいきなり向こうから拒否られて困惑。
          • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。
      • 一花、誕生日プレゼントで五つ子を出し抜こうとする。(#9-75)
        • 風太郎、図書館での勉強の合間の休憩で三玖と会話するがかみ合わない。「昨日のこと(=三玖から言われた一花の話)だけど」「明後日(=風太郎の誕生日)のことだけど」(#9-75)
        • 三玖との話がかみ合わなかったことや、直後に一花が割り込んできたことから、風太郎が昨日の三玖の正体が一花である可能性に思い至ってもよさそうなものだが、実際にはこのタイミングでは気付けていない。
      • 一花、二乃、三玖、四葉、相談して 4/15 の誕生日プレゼントを五羽鶴にすることに。(#9-75)
      • 誕生日、図書館で自習しているところに五月から栄養ドリンクの差し入れ。(#9-75)
        • 風太郎が五つ子に困惑させられまくっていることを風太郎が独白。整理すると以下の通り。(話の一番最初に四葉が来ており、地味にショックを受けている様子が見て取れる。)
          「…お前らのやることは本当に予測不可能だ。新学年になってから…
          四葉も… お互いに好意があると思っていたのに、急に三玖を推薦されて拒否られる
          二乃… → アルバイト先で特攻される
          一花ときて… → 三玖(に扮した一花)から一花がフータローを好きだといわれる
          …三玖も…」→ 自分に好意を持っていると思っていた三玖から一花を推薦される
      • 全国統一模試で武田と対峙(#9-76)。
      • 武田とブランコ。(まだ足りないか)(#9-77)
        • 『まだ』足りないか、という発言から、風太郎はここに何回か来ていると思われる。四葉を意識し始めている様子が見て取れる。
      • マルオと公園で会う(#9-77)。        
        • 「次の道を見つけてこその卒業。俺はあいつらの夢を見つけてやりたい。」「だが忘れないで欲しい。君はあくまで家庭教師、娘たちには紳士的に接してくれると信じているよ。」「も、勿論一線を引いてます! 俺は! 俺はね!
          頭でっかちな風太郎は、教師と生徒の恋愛関係はご法度だと(少なくとも頭では)思っている、というのがポイント。
      • 風太郎、意識的に五つ子との距離を取ろうとする(#9-77)。
        • (あの父親に念押しされてしまったからな…そうでなくても勘違いされないようにこいつらとの距離感を考え直すべきだ。)「なぜ避けるのですか…怪しいですね…」「ああ お前よくあんなに…あー…今日はもう勉強もできなさそうだし帰るわ。」
          風太郎、四葉のプレゼントに過剰に反応しかけてしまい、自制している。
      • 五月、理由をつけて風太郎に零奈(四葉)のことを暴露しようとする(#9-77)。
        • 「ではこうしましょう。あなたの隠し事を話してくれたら私も一つお話ししましょう。」「もう黙っていられないのです。こうでもしないと言えません…」
        • 「モテ期が来た。相手はあの二乃と一花だ。」「三玖じゃないのですか?」「いやあいつじゃねーよ。三玖と四葉は応援するとか言いやがる。俺にどうしろというんだ…」
          五月は、二乃と三玖と四葉が風太郎を好きなのは知っているが、一花が風太郎を好きなことに気づいていない。このために風太郎からの発言が理解できない。
      • 一花、五月が落とした風太郎と四葉の写真を見て、風太郎を落とす方法を思いつく。四葉、パン作りで頑張る三玖を応援することを決める(#9-77)。
      • 五月、零奈のことを言い出せずに思い悩む。「やっぱり言えない…京都のことも全て…こんなことなんて説明したら…」(#9-77)

    修学旅行直前の状況を整理すると...

    • 五つ子の状況
      • 一花:二乃、三玖をライバルとして認識。四葉は昔のことを忘れていて風太郎に気がないと認識。京都で昔会った思い出の少女が自分であると切り出すことが、風太郎を落とす切り札になると思っている。
      • 二乃:一花、三玖をライバルとして認識。四葉、五月はノーマーク。直球勝負でアピールするも一向に振り向いてくれない風太郎へのさらなるアピールを考える。
      • 三玖:一花、二乃をライバルとして認識。四葉、五月はノーマーク。自分が好きなパン作りで頑張って、風太郎に振り向いてもらいたいと思っている。
      • 四葉:一花、二乃、三玖の気持ちを知っており、三人を等しく応援している。風太郎が誰を選んでも、全力で応援したいと思っている。
      • 五月:二乃、三玖、四葉の気持ちを知っている。一花が風太郎を好きなことには気づいていない。(母親役を演じているので)誰かを贔屓目にすることはないが、四葉と風太郎の誤解・すれ違いを解きたいと思っている。一方で、風太郎が零奈の過去の呪縛から脱却できていることに気付けていない。
    • 風太郎の五つ子に対する認識        
      • 一花:実は自分に好意があってキスを迫ったのも本気なのかもしれないと思うものの違和感あり。
      • 二乃:直球勝負で迫られており困惑、どうすればよいかわからない。
      • 三玖:自分に好意があるはずと思っていたが実は勘違いだったと思うものの違和感あり。
      • 四葉:非常に仲のよい関係だと思っていたのにいきなり向こうから拒否られて困惑。
      • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。
      • 零奈:すでに過去の人。感謝の対象。(※ 風太郎の認識は、思い出の少女=トランプをした女の子=今の風太郎のもとに現れた零奈。この 3 人が異なっているという認識はない。)

    • 京都修学旅行(#10-78~#10-86 シスターズウォー)
      • 修学旅行前                          
        • 四葉、パン作りを頑張る三玖を応援。班決めで三玖と一花の板挟みになるが、結局五つ子でひとつの班に。(#10-78)
        • 風太郎、らいはに五つ子からの誕生日プレゼントのお返しをしていないことを叱られる(#10-79)。修学旅行の記念写真集を作ることを思いつき、前田たちに五つ子の写真撮影を依頼(#10-86)。
        • 四葉、京都で会った写真の子の名前が零奈で、初恋の人であるとらいはと風太郎から聞いて動揺する(#10-79)。
          • 自分としては身を引くつもりだった四葉が、風太郎の初恋の人が自分だったと聞いて激しく動揺、封印した恋心を何度も引きずり出される(ブランコは四葉の揺れる恋心のメタファーになっている)。
          • なお、らいはや二乃は写真の子が初恋の人だと思っているが、風太郎が自認している初恋の人は竹林と思われる。(竹林に失恋して、要らなくなった自分のところに現れたのが写真の子である四葉、という構図。)
        • 五月、零奈に扮して風太郎に接触するがやり返される(#10-79)。        
          • 「こんなことしなくてもいつも会ってるだろ」「なぜ母親の名前を名乗った」「誰が誰とか…誰のフリした誰とか…もうたくさんだ。楽しい修学旅行にケチつけんな。しっしっ。」
          • 五月、風太郎の態度に動揺、「き、気にならないの? …私のことどうでも良くなったの?」(思った通りにいかない…しかし楔は打ちました)
        • 五月は四葉の気持ちを知っているため、風太郎になんとか京都のことを思い出して欲しいと思っているが、風太郎にとって、零奈はお守りを川に流してしまったときから過去の思い出になっている(=過去のことより今のことの方が大切になっている)。五月はこのことを知らず、風太郎にとってまだ零奈が重要な存在だと思い込んでおり、風太郎の心境の変化に全く気付けていない。
          なお、この時点では風太郎はまだ零奈の正体が五人のうち誰であるのかを特定できていない。修学旅行中に、一花が可能性から排除されたこと、零奈が母親の名前であることなどから、(特定には至らないものの)五月の可能性が高いと絞り込んだものと思われる。
      • 修学旅行初日
        • 三玖、早起きしてパン作り。(#10-80)
        • 四葉、トランプで勝利。(#10-80)
        • 伏見稲荷大社の山頂で揉めている一花、二乃、三玖、四葉の話を風太郎が聞いてしまう(#10-80)。
          • 「一花。私…そんなつもりで言ったんじゃないよ…それが本当にしたいこと?」「一花は邪魔をしようとしている。それは…三玖から上杉さんへの告白だよ」
        • 二乃、逃げ出した三玖を風太郎に追わせるが、三玖は五月と共にバスに乗り、その後ホテルへ。(#10-81)
        • 四葉と風太郎もバスへ(#10-81)。一花を応援していた三玖が、一花の変装であったことを確信する。
          • 「まぁ知ってたがな。み、三玖が俺に…好意を抱いてくれてたことだ」「まぁ色々あったからな」「あの三玖はあいつじゃねー。間違ってなかったんだな。」
        • 風太郎、他の姉妹を気にしすぎる四葉へ踏み込む(#10-81)。
          • 「だから気にすんな。お前は人に気を遣いすぎだ。ハッキリ言って度が過ぎている。」「それはいいんです。姉妹の皆が私より幸せになるのは当然です。」
          • 「上杉さん、皆が幸せになる方法ってないんでしょうか?」
          • 「現実的には…誰かの幸せによって別の誰かが不幸になるなんて珍しくもない話だ。競い合い奪い合い、そうやって勝ち取る幸せだってあるだろう。」「そんなこと言ったら私のできることなんて…」「何もない。限度があるんだ。」
          • 「おこがましいことなんじゃねーの? 全てを得ようなんてな。何かを選ぶ時は何かを選ばない時。いつかは決めなくちゃいけない日がくる。いつかはな。」
          • 一連のセリフは、風太郎が四葉のことをずっと真剣に考えていたが故に出てきた言葉であると同時に、作品全体に対する伏線になっている。風太郎は、他の姉妹を傷つけることを覚悟したうえで四葉を選択する。その一方で、四葉は風太郎と姉妹の絆の両方を取っている。
        • 四葉と風太郎、一日の残りを一緒に過ごす。四葉、楽しい修学旅行にするために全力で頑張る(#10-81)。
          • 実は林間学校と同様で、修学旅行でも四葉と非常に長い時間を一緒に過ごしている。コミックの見た目のコマ数・ページ数と、実際の時間の違いに注意。
        • ホテルにて、二乃・四葉・五月の悲鳴で、風太郎と一花が出くわす。一花、風太郎に三玖の話を聞いてあげて欲しいと伝える(#10-82)。
        • 二乃、三玖に電話。二人で話をしたいと申し入れる。(#10-81)
      • 修学旅行 2 日目
        • 二乃、三玖に変装して仮病でホテルに。二乃、三玖に風太郎へのアタックを宣言しつつ、三玖を励ます(#10-82)。
          • 「あとは一花を倒すだけね。あの女狐め…どうしてやろうかしら。ってことで、私がフー君をもらってく。それでいいわね。」「それでも…私はあんたをライバルだと思ってたわ」「五つ子よ。あんたも可愛いに決まってんじゃん!」
        • 四葉と五月、清水寺へ。三玖に会うために四葉たちを追ってきた風太郎と会う。
          • 「ああ、三玖に用があってな。お前らと一緒にいると思ったんだが」「三玖ならここにはいません。まだ体調がすぐれないようでホテルで休んでいます」(#10-82)
          • この五月のセリフは、その後に現れる三玖(正体は一花)を暴くためのヒントになっている。
        • 五月、昔と同じツーショット写真を撮ろうとする(#10-82)。
          • 「そういやあの写真もここで撮ったんだったけ。それからあの売店であの子がお守りを五つも買って…ああ、あれは川で流れていったっけ…そうか……!」
          • 風太郎が気付いたのは、零奈の正体の見分け方。零奈の正体の子は、自分から零奈であるとは名乗らないが、それ以外の姉妹は、こちらからお守りを持っているかを聞けば正直に答えてくれるはず。故にお守りを持っているかどうかを聞いていけば、自ずと零奈の正体を絞り込める、という判断方法に気付く。
        • 四葉、風太郎にちょっかいをかける五月の挙動を不審に思って訪ねる。「五月…何か私に隠してる?」(#10-82)
          • 四葉が五月の行動に勘付き、五月をマークするように。五月は修学旅行 3 日目の映画村で、零奈に変装して風太郎に接触しようとするが、それを未然に四葉が防いでいる(#11-90)。
        • 三玖に変装した一花、四葉と五月の隙を突いて清水寺に来ていた風太郎を引っ張って連れていくが、風太郎に変装を見抜かれる。(#10-83)
          • この後の一連の会話では、嘘と本当が入り乱れる形になっている。一花が積み重ねてきた嘘により、一花が本当に伝えたかった真実が、風太郎から嘘と断じられる結果になっている。少し細かく追いかけてみると以下の通り。
          • 「ここは…」
            「来たことあるでしょ?」
            「ああ…小学生の頃にな。」
            「小学生の頃?」
            「あの日のことは今でも思い出せる。俺はあの日、あの子…零奈に振り回されるがまま辺りを散策した。俺を必要と言ってくれた彼女との旅が楽しくないはずがない。気が付けば陽は落ち夜となっていたんだ。」
            ↑ この正体は四葉
            「それでどうしたの?」
            「学校の先生が迎えに来てくれることになったんだ。零奈が泊まってた旅館の空き部屋で待たせてもらった。そこではトランプしてたっけ。担任にはこっぴどく叱られたがな。今となってはいい思い出だ。」
            ↑ この正体は一花
            「その子は…」
            「もういいだろ」
            「え?」
            「お前に何か意図があるのではと思い話しただけだ。だがもうめんどくせぇ。お前に付き合うのもここまでだ。三玖…いや、一花。」
            「え…? えっ、ちょっとなんで急に」
            「勘」
            「ええっ」
            「これまでの状況を考えたらな、お前の可能性が一番高い」
            ↑ 三玖から好意を寄せられていることが正しい場合、#9-74 で三玖に扮していた可能性が高いのは一花
            「ち、違うから外れ! 残念でした!」
            ↑ このセリフは嘘
            「それに、お前らのミニコーナーに付き合う義理もない。ほら、正解だ。」
            「……っ」
            「このタイミング…先日学校の廊下で会った三玖の正体もお前で間違いないな?」
            「あ、あれは私じゃ…」
            ↑ このセリフは嘘
            「なぜ俺にあんな嘘をついた」
            「さっきの話…フータロー君は知ってるんじゃない? 六年前のその子が私たちの誰かだって…」
            「…ああ。」
            「…私だよ。私…私だよ…。私たち六年前に会ってるんだよ…嘘じゃないよ…信じて…」
            ↑ このセリフは本当
            「……六年前、俺とここで買ったお守りを覚えているか?」
            「えっ、うん! 今でも持ってるよ。忘れるわけないよ…」
            ↑ このセリフは本当
            「嘘、なんだな。」
            ↑ 風太郎の視点からすると、一花が思い出の少女=零奈であったのなら、今そのお守りを持っているはずがない。よって自分が零奈だという一花の言葉を嘘だと断じている。
          • 風太郎は、思い出の少女=トランプで遊んだ少女=自分のもとに現れた零奈だと思い込んでおり、そのために、一花のセリフの中に含まれている真実に気付けていない。今まで嘘を重ねて姉妹や風太郎を欺き続けてきた彼女への最大の罰として、一花が一番伝えたかった真実が、風太郎からすべて嘘だと断じられる形になっている。
            風太郎が一花を断罪したのは、一花の変装によって振り回され混乱させられたと思っているため。風太郎の立場からすると、(五月に変装されて)懸賞旅行の車の影でキスを迫られ(← これは真実)、誓いの鐘の下でキスされ(← これは誤解)、(三玖に変装されて)一花との関係を応援するという偽情報を伝えられて混乱しており(← これは真実)、振り回された不満がここで爆発。実際には風太郎は一花に怒りをぶつけた後になって冷静になっており、映画村で一花に詫びようとしている。
            一花とのやり取りの醍醐味は、嘘と本当が入り乱れることによるすれ違いであり、その真骨頂ともいえるのがこのシーン。
        • 土砂降りになり、全員いったんホテルへ。一花、廊下で風太郎たちが E コースを選択する話を聞きつける(#10-83)。
          • 風太郎が E コースを選択したのは、一花が来るだろうと考えたこと、一方的に一花を断罪したことについて一花に謝るため(#10-86)。
        • 風太郎、五つ子が揉めている様子を見咎める。五つ子、翌日のコースをバラバラに選択(#10-83)。一花、E コースを選択するが、三玖にお願いして D コースと入れ替え(#10-84)。    
      • 修学旅行 3 日目
        • 風太郎と三玖、映画村へ(#10-84)。一花、二乃、四葉、五月も映画村へ。
          • 映画村へ向かった理由はそれぞれで異なる。一花と二乃は三玖のサポートのため、五月は零奈に扮して風太郎に仕掛けるため。四葉は五月の行動を監視し、必要に応じて止めるため。
        • 五月、零奈に扮して風太郎に接触しようとするが、四葉に止められる(#11-90)。
        • 二乃、風太郎と自然体で仲良くしている三玖を見て、自分に勝ち目がないことを痛感する。
          • 「ふーん…お似合いじゃない。」「譲ったわけじゃないんだから…」(#10-85)「一花…私ね…あの二人が一緒にいるのを見ていてもたってもいられず気付いたら飛びついてた。」(#10-85)
        • 三玖、風太郎の話を聞いて、初めて風太郎のことを知らなかったことを知る。        
          • 「でもいいんだ。最後にフータローと過ごせた。それだけで。」「お前の努力。それだけは味わえた。頑張ったな。」「こんなに一緒にいるのにそんなこと全然知らなかった! ずっと自分のことばかりで知ろうともしてなかった。もっと知りたい。フータローのこと全部! そして…私のことも全部知ってほしい。
            ここで、三玖がようやく教師/生徒(=与えるもの/与えられるもの)という関係性から脱却する。
        • 三玖、風太郎に告白。「好き。」「ああ。知ってるぞ。」(#10-84)
          • 一花による計略(三玖に変装して一花との関係を応援するといわれたこと)で、三玖から好意を寄せられているのか自信が持てなくなっていたが、それがわかったことにより、三玖の告白に対して自信をもって回答。
          • 四葉、自分の空回りに気付く(#10-85)。「私…全員が幸せになってほしくていつも消極的になってる子を応援してたのかも…こうなるって少し考えたらわかるはずなのに…だから一花の本当の気持ちに気づいてあげられなかった。だからごめん。」
          • 一花、二乃が仲直り。「でも同時に己の愚かさにも気づいたの。あんたもそうなんじゃない? 三玖は最後まで…一花は悪くないと言ってたわよ。」「抜け駆け、足の引っ張り合い。この争いにはなんの意味もない。私たちは敵じゃないんだね。」「これが最後だなんて言わないで、三玖に謝りましょう。きっと前より仲良くなれるわ。私たちにしては珍しく同じ好きなものを話せるんだもの。」
        • 風太郎、三玖にはっきりと答えを返そうとするが三玖にかわされる。
          • 「やっぱり私は家族の皆が好き。」「ん? もしかして…自意識過剰くん」「いいんだよ…私は誰かさんみたいに勝ち目もないのに特攻するほど馬鹿じゃない。それに…フータローも思ってるほど鈍くないから。」(#10-86)
        • 一花、風太郎と会話。三玖の件で迷惑をかけたことを謝ると同時に、風太郎も言い過ぎたことを謝る。「なーんてね。全部嘘だよ。全部。」(#10-86)
          • 一花が風太郎や姉妹を騙った自分への罰として、風太郎にどうしても伝えたかった真実をも丸ごと全部『嘘』として封印することを選択する。
      • 修学旅行後
        • 風太郎、零奈を呼び出して、作った修学旅行のアルバムを誕生日のお返しとして渡す(#10-86)。
          • 零奈を呼び出したのは、ショッピングモール(#10-79)では最後まで言えなかった感謝の言葉を零奈に伝えるため(修学旅行のアルバムを渡すだけなら零奈を呼び出す必要はなく、五人に直接渡すだけで済む)。
            この時点では、すでに零奈の正体が五月であるとアタリをつけており、五月に頼む形で零奈を呼び出したものと思われる(これにより他の四姉妹に気付かれることなく零奈を呼び出している)。零奈の正体を見抜くヒントになっているのは、修学旅行中に一花が可能性から排除されたこと、零奈が母親の名前であること、ショッピングモールで出会った状況から四葉の可能性が排除されていることなどと思われる。
            風太郎が零奈に感謝の言葉を伝えたことによって、風太郎にとって零奈の存在がいよいよ完全に過去のものになる。これによって五月に打つ手がなくなってしまい、五月は直接、四葉に食い下がることに。
        • 身を引く覚悟を決めている四葉に対して、風太郎の誤解を解きたい五月が食い下がる。
          • 「ですが…打ち明けるべきです。六年前、本当に会った子はあなただったと。」
          • 「ううん。これでいいんだよ。」(#10-86)
          • 過去の思い出が感謝の念に昇華している風太郎、姉妹に対して身を引く覚悟を決めている四葉とは違い、五月のほうは、四葉と風太郎の関係を誤解やすれ違いで終わらせるべきではないと思っている。
          • 太郎は結婚式で四葉に言われるまで、思い出の少女=トランプの少女=零奈=五月だと思い込んでおり、実は結婚式の後になって初めて思い出の少女が四葉だったことを知る。つまり、風太郎が四葉を選んだ理由は、四葉が思い出の少女だったからではない。
    • 夏休み
      • 直前
        • 三玖が料理学校に進学する意志を固めて、二乃・四葉・五月に打ち明ける(#11-90)。
        • 身を引こうとする四葉に五月が重ねて食い下がる(#11-90)。「四葉…本当にこのままでいいのですか?」「…これまで上杉さんと向き合ってきたのは三玖たちだもん。今更私の出る幕はないよ。」「いいえ! 四葉だってずっとずっと彼のそばで見続けていたじゃないですか。誰だって自分の幸せを願う権利はあるはずです。」「五月。もう言わないで。つらい役を任せちゃってごめんね。」「上杉さん。風太郎君。好きだったよ。ずっと。」(#11-90)
      • 海遊び/アパート退去
        • 風太郎、夏休みに入り、五つ子と距離を取る。らいは、風太郎の布団の下から高校生のための恋愛ガイドを見つける(#11-91)。
          • 自分の気持ちと五つ子の気持ちを理解する・知るために本を読んでいる。恋愛心を本を読んで理解しようとするあたりが、勉強一辺倒の風太郎らしい頭でっかちさともいえる。
        • 店長が骨折でバイトが休みに。(#11-91)
        • クラスのメンバーで海へ遊びに。五つ子は引っ越し日と重なって遊びに行けず。(#11-91)
          • 「上杉君も楽しそうでよかったよ。」「え…俺楽しそうだったか?」「うん、そう見えたけど違った?」
          • 「数年ぶりに海に来て、お前らやクラスの連中と盛り上がれて楽しかった…それも事実だがどこか足りないと感じちまったんだ。」「あー、くそ、あいつらもいたらもっと楽しかったんだろうな。」(#11-91)
        • 夜、風太郎が五つ子にプールに遊びに行くことを提案。
          • 風太郎は、五つ子の先生として教師と生徒の関係を貫いているつもりだったが、五つ子のいない海で物足りなさを感じてしまったことから、自分も高校生として青春の中にいることに気付いてしまう。→「今しかできないことをお前たちとしたいと思った」(#11-95)
      • ジャイアント海水プール
        • 五月、他の四人の様子に困惑しつつも風太郎に対して一番動揺(#11-92)。
          • 一番過去を引っ張って束縛されている・変化を避けているのは五月。母親役として四人に接したり、風太郎に四人と真面目に向きあうことを期待する一方で、自分が風太郎に向き合おうとすると激しく動揺する。
        • 風太郎、五月からアドバイスされる。        
          • 「二乃も三玖もどうかしてる。こんな俺を選ぶなんてどうかしてるという意味だ。」「いつだったかお前に相談した時となんら変わっていない。問題を先送りして思うがままにこんな所へ誘ってしまった。」
            いつだったか = 全国模試の後で、一花と二乃から好かれているという話をしたとき
            問題を先送りにして = 相手に対してはっきりした答えを返さずに
            思うがまま = 五つ子と遊びたいと思うがまま
          • 「もっと本を読んで早急に自分の気持ちを見つけ出さなければ…」「あなたは相変わらず頭でっかちですね。私も姉妹の気持ちを知ろうと色々調べていたからわかるんです。結局この世は教科書だけではわからないことだらけでした。今日のようにあなたの思うがままにしたらいいのではないでしょうか。あれこれ考えるよりやってみてわかることもあると思いますよ。」(#11-92)
            風太郎は「頭で考えている」から自分の気持ちがわからず誰も選べない。学園祭の最初のタイミングでは『誰も選ばない』という選択を「頭で考える」ことによって導き出しているが、一花に叱責され、初めて四葉に自分の手を受け入れられたことで、自然と四葉を選ぶという選択に至っている。
        • 命日前日・店長お見舞い(8/13)~母親命日 (08/14)
          • 二乃と風太郎が店長のお見舞いへ。マルオに会うが、すぐに行ってしまう。(#11-93)
            実際にはこの直後または翌朝に、マルオは零奈の墓参りに行っている。
          • 風太郎、二乃に零奈のお墓に備える花を渡す。(#11-93)
          • 母親命日に五つ子でお墓参り(#11-93)。一花が仕事に専念して 9 月からの長期ロケを受けるために学校を中退するつもりでいることを四人が知る。
        • 一花の中退        
          • 一花、退学届けを提出。風太郎、退学ではなく休学を提案するが、一花に断られる。風太郎、三玖のこむぎやのアルバイトを増やす(#11-94)。
          • 一花、四葉を呼び出して、修学旅行の記憶があるかを尋ねる(#11-95)。            
            • 「四葉は覚えてる? ううん。フータロー君のこと。」「やっぱり覚えてたんだ。フータロー君のこと。それなら謝らなきゃいけないね。ごめん。あの時 四葉かどんな気持ちで慰めてくれたのか私にはわからなかった。お姉さん失格だね。」
            • 「本当に辞めちゃうの? 私を独りにしないでくれたのは一花たちじゃん。一花が辞めるなら私も」「それはよしなよ。」「四葉。四葉は四葉の本当にやりたいことを探しな。」「…私の…」
            • あの時=懸賞旅行の屋根上での会話(#8-66)。そのときの「一花だけ我慢しないで。したいことしてほしい…かな!」のセリフを、逆に送り返す形になっている。四葉はこのセリフがきっかけになって、風太郎を意識し始めてしまう。
          • 風太郎、一花の事務所に行き、一花を引き留める(#11-95)。
            • 「違うでしょ。感謝してるんだって。あの時フータローを雇いなおせたのは一花が仕事をしてくれてたおかげ。その恩返しがしたいんだって。」「この前な、クラスの奴らと海に行ったんだ。俺が今まで不要と切り捨ててきたものだ。だがきっとあんなことができるのは今しかない。」「今しかできないことをお前たちとしたいと思った。その中には当然お前も含まれている。
            • 勉強一辺倒で、他のことすべてを切り捨ててきた風太郎の心境の変化が明確にこのセリフに現れている。
          • なお、一花は退学ではなく休学を選んでいるが、その後、ドラマの主演を演じることになり(#14-120)、(おそらく出席日数不足から)高校を卒業できず、結局、中退する形になっている(#14-121 の卒業式の写真で、一花が一人だけ卒業証書を持っていない)。

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      ※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

      赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

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      [旭高校 2 年 3 学期](2018/01~2018/03)

      • 正月~遊園地~バレンタイン
        • 四葉、五つ子とらいはの前で、風太郎のほっぺたのクリームを舐め取ってチュー。授業料代わりのお年玉を渡しそびれる。(#7-51)
        • 一花、五つ子暮らしのために仕事を増やす。風太郎のバイト先のケーキ屋に仕事で現れる(#7-52~53)。
          • 風太郎、一花に感謝。「その努力を否定するつもりはない。それに家庭教師を続けるチャンスを作ってくれたお前には感謝してる。」
          • 一花、風太郎に寄りかかって寝たふり(#7-53)。(こんな時まで演技だなんて…これじゃあ本当に嘘つきだよ。…でもこんな顔見せられないよ)
        • マルオ、風太郎の立ち入り禁止解除と引き換えに、マンションからの退去と家庭教師の二名体制化を提案するも、四葉と五月に拒否される(#7-54)。
        • 五月、月命日(1/14)に母親の墓参り、そこで下田に出会う。下田から先生を目指す夢が母親になりたいだけではないかと指摘される(#7-57)。
        • 三玖、一花のはからいで二乃にチョコの作り方を教えてもらう(#7-55)。
          • ベランダから覗き込んでいた一花、風太郎に見つかり、一緒に本屋へ。風太郎、黒薔薇女子からの転校の理由(落第)を一花から初めて聞く(#7-58)。
            一花は、四葉だけ落第したことは伝えていない。
          • 風太郎、詰め込みすぎで集中力が切れている五つ子を誘って遊園地へ(#7-56)(2/11 or 2/12)。
          • 観覧車の中で勉強する四葉を見つけ、黒薔薇女子で落第したのが四葉一人で、皆が四葉を追ってきたことを知る(#7-56)。
            • 落第したのは四葉一人だけ、それなのに全員が転校してきたということは…「例の五人でいることが重要という教えか」しかしそれは救いでもあり同時に大きな枷となっているに違いない。
          • 風太郎、四葉との会話の中で全員家庭教師プランを思いつく(#7-56)。
        • バレンタイン当日(2/14(水))
          • 朝、二乃に助けてもらいながら三玖が朝までかかって作ったバレンタインのチョコを、そうと気付かずに風太郎が食べてしまう。
            • 「ああそれか、今日も食っといたぞ。うまかった。」
              風太郎はこれが三玖からのバレンタインチョコであることに期末試験後の祝賀会まで気付かない(#8-60)。この塩対応は、風太郎が三玖に全く気のないことの現れ。
            • 二乃、お菓子作りでキンタローの面影を思い出す(#7-59)。
          • 五月、月命日のため墓参り。墓参りに訪れた風太郎と会う。
          • 風太郎、らいはからバレンタインチョコをもらう(#8-60)。
          • 夕方、三玖、一花に風太郎の生徒を卒業できたら告白することを宣言、一花は見栄を張る(#7-58)。
            • 「フータローにとって私たちはただの生徒。だから決めた。この期末試験で赤点回避する。しかも五人の中で一番の成績で。そうやって自信をもってフータローの生徒を卒業出来たら今度こそ好きって伝えるんだ。私は一花を待ってあげない。全員公平に。早いもの勝ちだから。
            • 「うん、だけど私も手を抜いてられる余裕なんてないから…頑張ってね!」
            • 三玖は『早い者勝ち』と言うが、これは告白が早い者勝ちという意味ではない。三玖は塩対応され続けている風太郎にはっきりとフラれてしまうことを恐れており、あれこれ理由をつけて風太郎への告白を先延ばしにしている。
        • 皆で期末試験に向けて勉強。
          • 三玖、早い段階で安全圏に入って教える側に回る(#7-59)。
          • 五月、教え方がわかりやすかったことを四葉から感謝される。(#7-57)
      • 期末試験~祝賀会(#7-56~#7-59 最後の試験が〇〇の場合)
        • 全員で赤点を回避(#7-59)。
          • 一花が三玖を上回る(#7-58)。
          • 二乃、風太郎を避けるように祝賀会に参加せず、家に戻ってマルオと対峙。家に帰らず新しい家での生活を続けることをマルオに宣言(#7-59)。バイクの上で風太郎に告白するも聞こえずスルーされる(#7-59)。
          • 風太郎は成績を落とす(#7-59)。
          • 五月、祝賀会で学校の先生になりたいことを皆に伝え、応援される(#8-60)。
        • 風太郎、ようやく三玖のバレンタインチョコのことに思い至る(#8-60)。
        • 二乃、風太郎に告白。一花、二乃の告白を影で聞いてしまう(#8-60)。
        • この祝賀会が、風太郎にとって大きなターニングポイントになっている。
          • 風太郎は五つ子を生徒と教師という関係性でしか見ていない。恋愛ごとは勉強から最も離れた愚かなことだと思っていると共に、五つ子から自分が好かれていることは全く考えてもいない。三玖のバレンタインチョコにも全く気づいておらず、塩対応。しかし二乃から直球勝負の告白をされることで、無理矢理恋愛を意識させられることに。
          • この時点の風太郎の認識はおおよそ以下の通り。
            • 一花:自分に好意があるとは思っていない。どちらかというとからかわれている。
            • 二乃:自分に好意を持っている(告白されている)。
            • 三玖:バレンタインチョコをもらっているので、自分に好意があるかもしれない?
            • 四葉:自然体で一緒にいられる存在。非常に仲のよい友人的存在。
            • 五月:妙に意地になってぶつかってしまう幼馴染的な存在。特に意識はしていない。
      • 春休み~懸賞旅行(#8-61~#8-68 スクランブルエッグ)
        • 旅行前
          • 風太郎、五つ子から距離を取って勉強に逃避(#8-61)。
          • 三玖、風太郎を待ち伏せしてスーパーへ、レシートで旅行に応募(#8-61)。マルオと江端が偽の旅行を手配(#8-68)。
          • 二乃、風太郎の呼び方を三玖に考えさせ、以降「フー君」に。
            この呼び名は、小学 6 年生のときに二乃が呼んでいたもの(風君)と同じ(#11-88)。
        • 旅行初日
          • 一花、山に登っているときに足をひねってしまう(#8-66)。
          • 五月から風太郎に伝言。「後でお話があります」(#8-62)
          • 風太郎、旅館内で五月とすれ違い(#8-62)。
            • 五月に扮した姉妹が歩き回っているためにワープしているように見えている。
          • 温泉の脱衣所にメッセージカード(#8-62)。「0 時 中庭」
            呼び出したのは五月、父親に見つかるのを避けるために夜中に呼び出し。他の四姉妹の様子がおかしい理由を聞きたかった。
          • 風太郎、中庭に向かう途中のフロントで五月(三玖)に遭遇。三玖、五月を騙って風太郎に教師/生徒の関係を終わらせようとする(#8-62)。
            • 「それまでは一応 家庭教師として…」「もう結構です。後は私たちだけでできそうです。この関係に終止符を打ちましょう。」
              遭遇したのは偶然。三玖としてだとはっきりと風太郎に言うことができないので、五月の姿を借りて風太郎に関係性の変化を要求する。
          • 祖父にひっくり返された隙に五月(三玖)が部屋へ。風太郎が後を追うがマルオに止められて追及不可能に(#8-63)。
          • 五月は中庭で風太郎を待ちぼうけ(#8-63)。
        • 旅行 2 日目
          • らいは経由で五月と風太郎が連絡を取り、温泉で密談(#8-63)。
          • 二乃が混浴風呂へ、変装を疑われてキレる(#8-63)。
          • 風太郎、五月にマルオを足止めしてもらい、4 人から悩みを聞くために五つ子の部屋へ(#8-63)。
          • 五つ子ゲームで最初に四葉を見抜く(#8-64)。
            • 「話すと長いん…の…ですが…えっと…」(あれ…? この五月もしかして…)(間違いない…こいつは嘘をつくのが一番下手で暴きやすいとは思ってたが…)
              誘導尋問でカマをかけたが実際にはその前に気づいている。
          • 四葉、祖父を大広間に誘う。二乃、一花を朝風呂に誘う。
          • 風太郎、部屋から出てきたところ三玖から話しかけられる(#8-64)。悩みを聞くが当てて欲しいといわれて教えてもらえない。
            • ここで三玖であることを見分けたのは雰囲気ではなく話の内容から。
              風太郎が考える三玖の悩み=バレンタインのお返しがないことに腹を立てている (#8-67)
              本当の三玖の悩み=風太郎に恋愛対象として見てもらえないこと (#8-62, 66)
          • 二乃、一花に恋愛相談。一花が二乃を誘導しようとするが失敗(#8-64, 65)。
          • 一花、山でくじいた足の痛みを風太郎に勘違いされ、車の後ろに連れ込まれる。風太郎にキスしようとするが、二乃に見つかりそうになって風太郎を海に突き落とす(#8-65)。
            • 突き落とされた後の会話を聞いた後の様子「あの野郎…冷たい…」から、風太郎は、自分にキスを迫った正体が一花であると判別していると思われる。
              このため誓いの鐘でハプニングキスをした相手は一花だと推測する……が、自分が一花に好かれているとは思っていないために、理由がわからず思い悩むことになる(#9-69)。
          • 二乃、一花に父親の足止めを依頼。風太郎の部屋に置き手紙。(#8-65)
          • 夜、マルオが祖父と廊下で会話(#8-65, 66)。
            • 「最後くらい孫たちとまともに話してはどうか? あなたに残された時間は少ない」「思い出は残さぬ。あの子らに二度と身内の死の悲しみを与えたくない。」(#8-68)
            • その最中に二乃は着替えて外出(#8-65)。
            • 一花はマルオが戻ってくるところを足止めするために部屋の前で待つが(23:05)、トイレに行った四葉に泣いているところを見つかり、屋根上に連れ出される(#8-65)。
          • 部屋に戻ったマルオ、三玖と五月しかいないことに気付き、二乃を探しに外に出る(#8-65)。
          • 四葉と一花、屋根上からマルオを見る(23:13)(#8-65)。
            • 一花、四葉に羽織りものをかけてマルオを追おうとするが、四葉に心配される(#8-66)。
              • 「一花だけ我慢しないで。したいことしてほしい…かな!」(#8-66)
              • 四葉は 2 年の林間学校の時点で、一花が風太郎に好意を持っていることを見抜いている(#11-90)。二乃や三玖の好意も見抜いているので、このセリフは「(二乃や三玖のお姉さんだからといって)一花だけ(風太郎への気持ちを)我慢しないで。(風太郎が好きでしたいことがあるなら)したいことしてほしい…かな!」という意味。
                しかし実際には、四葉も風太郎への気持ちを我慢している。一花は後からそのことに気付き、四葉から言われた言葉を四葉に送り返している(#11-95)。→ 「それなら謝らなきゃいけないね。ごめん。あの時四葉がどんな気持ちで慰めてくれたのか私にはわからなかった。お姉さん失格だね。」「四葉。四葉は四葉の本当にやりたいことを探しな。」
            • 四葉の言葉で、一花がマルオを引き留めることを辞める。
              • 「私がしたいこと…」ずっと今が続いてほしかった。この一番心地のよい空間が変わってほしくなかった。でも本当は…「誰にも取られたくなかったんだ」
          • 五月、三玖を誘って温泉へ行き、三玖の足の痣を暴く(#8-66)。
            • 五月、三玖が風太郎のことを好きなことを初めて知り、なぜ教師と生徒の関係を終わらせようとしたのかを知る。三玖の気持ちを知った五月は、最後に風太郎に会うように依頼。風太郎に対しても、五月(三玖)に会うように依頼。
        • 最終日
          • 風太郎が、初日の夜に会った五月の正体が三玖であることに正解する(#8-67)。
            • 「フータローは教師、私は生徒。それは変わらない。でも全部が変わらないなんてことはないんだ。私を見つけてくれてありがとう。
            • これにより三玖の言動が変化。「期末試験、本当は悔しかった。」「私は私を好きになってもらえる何かを探すんだ。
          • 二乃も一花が風太郎を好きであることに気付く(#8-68)。
            • 「してやられたわ…まさか三玖だけじゃないなんて…もうなりふり構ってられないかも。」
          • マルオと勇也と風太郎が温泉に。
            • 風太郎が、この旅行はマルオが偽旅行券を作り出してきたことに気付く(#8-68)。
            • 風太郎、五つ子の母親の名前が零奈であることを祖父の話で知る。また来る約束を祖父にする(#8-68) 。
          • 誓いの鐘で、全員揃って記念撮影(#8-68)。
          • 誓いの鐘で、五月(四葉)と風太郎がハプニングキスをする(#8-68)。
            • 誓いの鐘の下で、五人を見分けられたと反芻して付いてこない風太郎を心配して、四葉が見に行こうとするが、自分が五月の姿であることを心配する。「ってこんな姿じゃややこしいよね。五月本人が行った方が…」「大丈夫ですよ。きっと上杉君は気付いてくれるはずです。」(#14-122)
            • 誓いの鐘を鳴らして、風太郎と四葉がハプニングキス(#8-68)。
              • 四葉は、風太郎が自分のことを見分けられるのは、自分がしゃべってボロを出してしまうからだと思っている。このため、『黙ったまま』走っていってめいいっぱい詰め寄って、自分を見分けてもらおうとする。
              • 一方、風太郎の方は普通に四葉を見分けているので「なんだ? いや、(四葉)、本当になんだよ」と返すが、四葉に詰め寄られて滑ってしまい、とっさに掴んだロープで鐘を鳴らして近寄ってきていた四葉とキスをしてしまう。
              • 実際にはハプニングなので四葉の方も逃げ出すが、まるで押し倒される格好でキスされた風太郎の方は、四葉が自分に恋愛感情を持っているとは思っていないために困惑してしまう。「キ…なんで(四葉が…?)…ま、待て…」「(四葉だと見分けられたつもりだったけど四葉のはずはないので)やっぱり誰だかわかんねぇ…」
              • 風太郎、四葉、どちらにとってもファーストキス。
                ただし風太郎の方は相手が誰だかわからない。四葉でないとすると、海でキスを迫られたのが一花(#8-65)であることから、変装五月の正体が一花ではないかと疑う。しかし、一花が自分に好意を持っているとは思っていないため、自分にキスを迫った理由がわからず困惑する。→(あれは事故だ…しかしあの時のあいつ(一花)はどう思って…いやもう忘れよう)(#9-69)
          • 昼の船で帰る(#8-68)。

      ⇒ 五等分の花嫁 : ストーリー解説 Part 3. 3 年 1 学期 へ進む

        ※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

        赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。全体インデックスはこちら

        [過去~高校 1 年 1 学期](~2017/08)

        • 10 年以上前
          • 零奈、無堂に憧れて教師になり結婚、五つ子を設けるが無堂が逃亡。シングルマザーとなり極貧生活に(#13-110)。勇也、マルオ、下田が零奈の生徒に(#12-104)。
          • 風太郎 6 歳、母親が料理店を出した直後に事故で死亡。開業資金の多額の借金が残って風太郎一家が貧乏生活に(#14-121)。
        • 小学生時代
          • 四葉が身体能力で頭角を現し始める(#11-87)。
        • 小 6 京都修学旅行(2012/06)(#11-87~#11-90 私と姉妹・私とある男子)
          • 風太郎が竹林に失恋、四葉と出会う(#11-87)。二人で一生懸命勉強する約束をする(#11-88)。
            風太郎は写真の少女が初恋の人だという指摘を否定しているが、おそらく風太郎自身の認識では初恋の人は竹林(#10-79)。
          • 駆けつけたマルオが迷子になった二人を連れ帰る。一花が風太郎とトランプで遊ぶ(#10-83)。
        • 修学旅行後(2012/07~)
          • 風太郎が勉強に打ち込むようになる(#5-34, #12-100)。四葉もリボンを付け、人一倍の努力をするように(#11-88)。
          • 零奈、マルオと入籍(#11-93)したのちに死去(8/14、#7-57)。五月、母親になると心に決める(#11-88)。一花、お姉ちゃんらしくなろうと決意する(#8-66)。
          • マルオ、マンションを購入し、五つ子を引き取って住まわせる(#11-88)。
        • 中学時代(2013/04~2016/03)
          • 風太郎と竹林は別の学校へ(#12-100)。
          • 五つ子、黒薔薇女子中学(中高一貫)に入学。一花がショートヘアに。四葉の成績が徐々に落ちる。四葉からもらったゲームで三玖が歴女に(#11-89)。マルオ、二乃にパンケーキ作りセットを購入(#12-97)。
        • 高1 1学期~高2 1学期(2016/04~2017/07)
          • 五つ子、黒薔薇女子高校へ進学。四葉が陸上部でインターハイ進出、部活を掛け持ちして勉強を疎かにし、追追試で不合格、落第。マルオの手配で旭高校に転校。四葉、自分を追ってきた姉妹を見て、皆のために生きると決める(#11-89)。
            風太郎はこのエピソードを遊園地の観覧車の中で四葉から直接聞くまで知らない(#7-56)。

        [旭高校 2 年 2 学期](2017/09~2017/12)

        • 2学期夏休み明け(#1-1~)
          • 四葉が落ちていたテスト用紙の名前で風太郎に気付くが、落ちこぼれている自分とのギャップに言い出すことができない(#11-90)。一花、風太郎がトランプで遊んだ子であることを思い出す(#10-85)。
          • 四葉が家庭教師の日以外でも風太郎に勉強を見てもらうようになる(#1-4, #11-90)。
          • 三玖、必死に歴史の勉強をした風太郎を意識し始める(#1-5)。四葉、三玖の風太郎への微かな恋心に気付く(#11-90)。
        • 花火大会(#2-7~#2-12 今日はお休み)
          • 五月、らいはと風太郎と共にゲーセンに行き、プリクラ撮影(#2-7)。
            このプリクラは、① 零奈として風太郎に渡すお守りの中に入れる、② 自分のスマホの裏面に貼る、に使われている。②を行ったタイミングは不明だが、#14-118 で自分の恋心を認識したことによって急に気恥ずかしくなっている。
          • 一花の女優業が発覚。一花、風太郎から一花の『嘘』を見抜かれる。(#2-10)
        • 秋の中間試験
          • 一人取り残された四葉に風太郎が感謝を伝える。四葉、風太郎に告白。「なんで私が上杉さんの味方をしてるかわかりますか?」「違いますよ。好きだから。」(#3-21)
            (冗談めかしているものの)風太郎に一番最初に告白したのは四葉。
        • 秋の林間学校:準備、旅館、肝試し、倉庫、スキー、キャンプファイヤー(11/上~中旬)(#3-22~#4-32 結びの伝説)
          • 四葉、風太郎を全力で楽しませようとする。「勉強星人の上杉さんがせっかく林間学校に来てくれたんです。私も全力でサポートします!」「後悔のない林間学校にしましょうね」(#4-25)
            • 肝試し:四葉が風太郎を手伝う
            • キャンプファイヤー:風太郎が四葉を手伝う
            • 最終日:寝ようとしていた風太郎を四葉がスキーに連れ出す
            • 風太郎のしおりのらいはへの土産話の中に自分のことが書かれていることを知る(#4-32)。
            • 帰宅後に風太郎がらいはにしたお土産話は、四葉の話が中心になっていた(#5-36)。
              林間学校で風太郎が一番長く一緒に過ごしているのは四葉。
          • 二乃、金髪の風太郎(金太郎)に惹かれる(#4-26)。
          • 一花、風太郎への自分の恋心に気付いてしまう(#4-27, 28)。
            • 四葉、一花が風太郎に好意を持っていることに気付く(#11-90)。
          • 五月、一花と風太郎の男女関係を疑い、一花に変装して風太郎を見定めようとする(#4-30)。
            • 「昨日のこと誰にも言ってない?」→ 五月は一花が朝に風太郎を見つめていたことからカマをかけた一方、風太郎は前日に倉庫の中で一花から言われた学校中退の話だと誤解。
          • 三玖、フータローへの気持ちをはっきりと公言するようになる(#4-30, 31)。
            • 「平等じゃなく公平にいこうぜ。」「私はフータローが好き。だから好き勝手にするよ。その代わり一花もみんなも…お好きにどうぞ。負けないから。」
          • キャンプファイヤーの瞬間に五つ子が全員で手をつなぐ(#4-32)。
            • 左手の薬指を握っているのは四葉。
        • 林間学校後:入院~退院
          • 五月、風太郎が勉強に打ち込む理由として、小6 の修学旅行の話を聞く(#5-33)。
          • 四葉、影からその話を聞き、風太郎が自分を忘れていなかったことを知る(#11-90)。
          • 風太郎、五つ子に自分に会ったことがあるかを聞くが返事なし(#5-35)。
            • 実際には一花も四葉も気付いているが二人とも名乗り出ない(#11-90)。
            • 五月も話の内容から自分たちの誰かではないかと疑うがこの時点では特定できず(#11-90)。
              風太郎はこの時点ではまだ写真の女の子に会いたいと思っている。
        • 勤労感謝の日(11/23)(#5-36~#5-37)
          • 一花と三玖、風太郎をデートに誘うが断られる(#5-36)。風太郎、らいはから四葉にお礼をするように言われる(#5-36)。
          • 四葉、風太郎からの誘いに応じてデート。
            • 風太郎と一番最初にデートしたのは四葉。
          • デートを楽しむ四葉の姿に、昔の零奈の面影を見て取る(#5-36)。
            • 「はぁ…未練がましいぞ俺。こいつらじゃなかったんだ。いい加減折り合いつけなきゃな」
              風太郎はこの時点でもまだ写真の女の子に会いたいと思っている。
          • 風太郎、四葉に「自分」がないことに気付く(#5-36)。
            • 「ちょっと待ってくれ、四葉、お前が欲しいものはなんだ?」「私が欲しいのはなんでしょうか?」
          • 四葉、ブランコで風太郎に屈託のない笑顔を見せてもらう(#5-37)。
            • 「欲しいものはもう貰いました」
          • デート後、姉妹に対する引け目から風太郎と距離を取ることを決意する(#11-90)
            • 「今の私は姉妹皆のおかげでここにいる。あの思い出もこの想いも消してしまおう」
              この後、四葉は零奈への変装道具を準備し、五月への依頼のタイミングをうかがうことになる。実際に依頼することになるのは、五月が家出したとき(#5-41)
        • 期末試験前~家出~零奈との再会~期末試験~クリスマス(2017/12)(#5-39~#6-50 7つのさよなら)
          • 期末試験前~家出
            • 三玖、菊ちゃんとの人生ゲームで風太郎に告白するが不発(#5-38)。
            • 風太郎が作った想定問題集を破り捨てた二乃を、五月が平手打ち。これにより二乃と五月が家出(#5-39)。
            • 深夜に五月と風太郎が湖へ(#5-40)。風太郎、自分が勉強に打ち込む理由を五月に吐露する。
              • 「あの日、京都であの子と出会い、いつか誰かに必要とされる人間になると決めた。俺はそのために勉強してきたんだ。」(#5-41)
            • 四葉、陸上部の助っ人の大会前で夜のロードワークをしている最中に二人を見かけ、木陰に隠れる。風太郎が勉強する理由を聞いて動揺して音を立ててしまう(#5-41)。
            • 風太郎が帰ったのち、四葉が五月に接触。五月は四葉に翌日のカバンを取ってきてもらうことを依頼(財布の依頼は忘れる)(#11-90)。
            • 四葉、カバンを持ってきた代わりとして、四葉に零奈への変装と風太郎への接触を依頼(#11-90)。
              • ここで四葉は小 6 の京都修学旅行での出来事をすべて五月に話している(五月と四葉が話し込んでいる描写あり)。以降、五月は四葉の味方(正確には娘を想う母親代わり)として動くように。
                四葉が五月に依頼した内容は、零奈に扮して、風太郎が四葉とした約束(「誰かに必要とされる人間になる」)がすでに達成されていることを伝えること、それにより零奈(四葉)を過去の存在にすること。(#6-42 で五月が風太郎に何度も伝えようとしたメッセージは「きっと君はもう必要とされる人になれてるよ」ということ。)
          • 零奈との再会
            • 風太郎、バラバラになった姉妹の仲を取り持つことができず、ただ勉強にのみ打ち込んできた自分が役立たずであると思い込む(#5-41)。
            • 零奈(五月)、風太郎に接触(#5-41)。ボートで楽しそうに微笑みあう二人を、辛そうに四葉が湖岸から見つめる(#11-90)。
            • 五月、名前を問われてとっさに母親の名前(零奈)を名乗る(#5-42)。
            • 零奈(五月)、すでに目指す自分(誰かに必要とされる人間)になっていることを風太郎に伝えようとするが、姉妹の仲を取り持てなかった風太郎はそれを否定(#5-42)。
              • 「いや…俺はあの日から何も変わっていない」「そっか。じゃあ…君を縛る私は消えなきゃね。」
            • 零奈(五月)、生徒手帳から写真を抜き取り、別れを切り出す。
              • 「私はもう君に会えないから」
            • 食い下がって懇願する風太郎に対して、とっさに五月・らいは・風太郎の3人で撮影したプリクラをお守りに入れて(#14-119)風太郎に投げて渡す。
              • 「自分が認められるようになったらそれを開けて。」「さよなら。」(#6-42)
              • 自分を認められるようになったら = 誰かの役に立てていると自分で認められるようになったら = 過去の少女に胸を張って会えると自分で認められるようになったらこれを開けて欲しい、という意味。五月は別れを告げる自分に食い下がる風太郎を見て、過去の少女(=四葉)に対する未練があると思っており、過去の少女の正体につながるヒントとして自分の写真を残している。一見すると、過去の少女が自分であると誤解させうる行為だが、実際には五月は(風太郎と四葉の関係に対して)母親の立ち位置(=二人を見守る立場)を取っており、もし写真を見て自分にコンタクトしてきたら、零奈の正体が四葉であることを伝えるつもりでいたと思われる。
                しかし実際には五月の思うように事が運ばない。風太郎は零奈への未練を断ち切ってしまい(#6-50, #10-79)、それでもなんとか零奈への想いを思い出させようと零奈に変装して画策する五月の動きを四葉が封じ込んでしまう(#11-90)。万策尽きた最後には、四葉に自分から正体を明かすべきだと伝えることになる(#10-86)。
            • 四葉、ロードワークで偶然出会った体で、茫然自失状態でずぶ濡れの風太郎と会話。自分に縋ろうとする風太郎を敢えて無視して立ち去る(#6-42, #11-90)。
          • 期末試験直前
            • 風太郎、二乃のホテルへ(#6-43)。会話の中で過去に縛られすぎている自分を認識(#6-43)。
              • 「このタイミングで零奈がなぜ俺の前に現れたのかわからないが、一つあいつに教えられたことがある。人が変わっていくのは避けられない。過去を忘れて受け入れていかないとな。」
            • 二乃、キンタロー(風太郎)の正体に気付き、睡眠薬を飲ませて別のホテルへ(#6-44)。移動の際に三玖に見つかり次のホテルを知られてしまう(#6-46)。次のホテルへやってきた三玖に髪の毛を切ってもらう(#6-45)(#10-82)。
            • 合宿を強行しようとする部長を四葉に扮した二乃が阻止し、五人が仲直り(#6-47)。
              • 「さようなら、キンタロー君。そして、さようなら―――(昔の五つ子)」
              • 「四葉。あんたも変わりなさい。辛いけどいいこともきっとあるわ。」
          • 期末試験~クリスマス
            • カンニングペーパーを5人に渡し、退任をマルオに伝えて啖呵を切る(#6-48)。
            • 成績発表、退任した風太郎に変わって江端が臨時家庭教師としてやってくる。カンニングペーパーのメッセージを読み、一花の提案で五つ子暮らしをすることを皆で決める(#6-49)。
            • クリスマスイブ、ケーキ屋でバイトする風太郎にケーキの配達を依頼(#6-50)。
            • 風太郎、新しい家庭教師の話を聞いて動揺、自分との関係のためにマンションを飛び出したことを知りさらに動揺(#6-50)。
              • 「あいつら、ここまでの覚悟で俺を…それに比べて俺は…っ!」
            • 風太郎、溺れる二乃を助けるために、零奈(五月)からもらったお守りを見捨てる(#6-50)。
              • 「これだから馬鹿は困る…なんだか…お前らに配慮するのも馬鹿らしくなってきた。俺もやりたいようにやらせてもらう。俺の身勝手に付き合えよ。最後までな。」「さよならだ。零奈。」
              • この時点で、風太郎にとって零奈との思い出が過去のものになる。

        ※ 考察 : 「7 つのさよなら」について

        • 自分を縛る過去との決別がテーマになっていることを加味すると以下のようなものが挙げられるが、他にも家出などさよならにカウントできそうなものもあり、解釈には揺れがある。
          • 零奈(四葉)が風太郎(との関係)に「さよなら」
          • 二乃がキンタロー君への想いに「さよなら」
          • 二乃が昔の五つ子の関係性に「さよなら」
          • 四葉が自分を束縛する陸上部に対して「さよなら」
          • 風太郎が家庭教師を辞任して五つ子に「さよなら」
          • 五つ子がマンション(=父親)から「さよなら」
          • 風太郎がお守りを流してしまい少女(零奈)との思い出に「さよなら」
        • が、一番重要なのは、最後の、風太郎の零奈の思い出との決別。
          • 風太郎が勉強一辺倒なのは、少女との約束によって、「いつか誰かに必要とされる人になるために頑張る」ため。#5-41 で零奈(五月)と会ったときには、五つ子の仲たがいを仲裁できずに自分に自信が持てず、自分は不要な人間(=昔から何も変わっていない)と思い込んでいたが、クリスマスイブに五つ子が自分を追って、何ひとつ不自由のないマンションから飛び出してきた(=五つ子から自分が必要とされた)ことによって、自分を認められるようになり、風太郎が過去の呪縛から解放されている。これ以降、勉強バカだった風太郎が、勉強だけでなく五つ子ときちんと向き合うようになり、自分に向けられる恋愛感情にも真摯に向き合うように変わっていく。
          • ただし勉強バカであるが故に、恋愛に関しては(特に三玖に対して)めちゃくちゃ不器用で的外れなことをやらかしまくる。塩対応される三玖たんかわいそす。。。
        • 風太郎にとって零奈は文字通り「過去の思い出」へと変わっていく(もはや正体が誰であろうとも構わなくなっていく)が、一方で五月はこの風太郎の心境の変化に気付けていないのがポイント。    
          • 五月にとっては「初恋は叶う『べき』もの」で、誤解のまま二人がすれ違っていくことが納得できないために、なんとか風太郎に昔を思い出させようと画策する。しかしその行動がすべて的外れで終わるのは、そもそも風太郎にとって零奈が過去のものになってしまっているため。
          • 作品全体としても、風太郎が四葉に惹かれたのは四葉が過去の思い出の少女だったからではなく(風太郎は結婚式の後になって初めて思い出の少女の正体が四葉だったことに気付いている)、高校生になってから二人が積み重ねていった関係性によるものになっている。

        ⇒ ストーリー解説 Part 2. 2 年 3 学期 へ進む

            ※ 五等分の花嫁のネタバレ全開です。まだ作品をすべて見終わっていない場合には、読まないことを激しくオススメします。

            赤字はストーリーライン上非常に重要なセリフ、青字は筆者の個人的な考察・補足説明です。

            [過去~高校 1 年 1 学期](~2017/08)

            • 10 年以上前
              • 零奈、無堂に捨てられてシングルマザーに。
              • 風太郎が 6 歳のときに母親が事故で死亡。開業資金の多額の借金が残って貧乏生活に。
            • 小学生時代
            • 小 6 京都修学旅行(2012/06)(#11-87~#11-90 私と姉妹・私とある男子)
              • 竹林に失恋した風太郎が四葉と会い、二人で一生懸命勉強することを約束。
              • 旅館に戻った後、一花とトランプで遊ぶ。
            • 修学旅行後(2012/07~)
              • 風太郎と四葉がそれぞれ人一倍の努力をし始める。
              • 零奈が死去、五つ子がマルオの購入したマンションに住み始める。
            • 中学時代(2013/04~2016/03)
            • 高1 1学期~高2 1学期(2016/04~2017/07)
              • 四葉が追追試で落第、五つ子全員で旭高校へ転校。

            [旭高校 2 年 2 学期](2017/09~2017/12)

            • 2学期夏休み明け(#1-1~)
            • 花火大会(#2-7~#2-12 今日はお休み)
              • 月、らいはと共にスリーショットのプリクラを撮影。
            • 秋の中間試験
              • 四葉、風太郎に告白。
            • 秋の林間学校:準備、旅館、肝試し、倉庫、スキー、キャンプファイヤー(11/上~中旬)(#3-22~#4-32 結びの伝説)
              • 三玖が自分の気持ちをはっきり言葉に出せるようになる。
            • 林間学校後:入院~退院
              • 一花が自分の気持ちに気付いてしまう。
              • 林間学校で風太郎が最も一緒に時間を過ごしたのは四葉。
            • 勤労感謝の日(11/23)(#5-36~#5-37)
              • 風太郎が、四葉に自分がないことに気付く。
              • デート後、四葉が風太郎との過去の思い出を消すことを決意する。
            • 期末試験前~家出~零奈との再会~期末試験~クリスマス(2017/12)(#5-39~#6-50 7つのさよなら)
              • 風太郎にとって零奈が過去の思い出になる。

            [旭高校 2 年 3 学期](2018/01~2018/03)

            • 正月~遊園地~バレンタイン
              • 風太郎が四葉が一人だけ落第したことで全員が転校してきたことを知る。
              • 風太郎、三玖からチョコを貰うが全く気付かず塩対応。
            • 期末試験~祝賀会(#7-56~#7-59 最後の試験が〇〇の場合)
              • 風太郎、三玖のチョコがバレンタインチョコであることに気付く。
              • 風太郎、二乃に告白される。一花が二乃もライバルであることを知る。
            • 春休み~懸賞旅行(#8-61~#8-68 スクランブルエッグ)
              • 風太郎、五つ子ゲームで最初に四葉を見抜く。
              • 五月の姿の三玖、風太郎に気付いてもらう。
              • 四葉、一花に我慢しないことを薦める。
              • 四葉、誓いの鐘でハプニングキスするも、風太郎はそれを一花だと誤解する。

            [旭高校 3 年 1 学期](2018/04~2018/07)

            • 新学期
              • 風太郎、四葉と共に学級長に。
              • 風太郎、四葉に三玖を推薦され、興味ありませんアピールをされて軽いショックを受ける。
            • 全国統一模試と風太郎の誕生日
              • 三玖に扮した一花からのニセ情報により、風太郎が困惑。
            • 京都修学旅行(#10-78~#10-86 シスターズウォー)
              • 風太郎、一花の企みを暴き、三玖からの好意を確信。
              • 五月、風太郎に零奈として接触しようとするが四葉に阻止される。
              • 三玖、風太郎に告白。
              • 一花、風太郎との関係をまるごと清算しようとする。
            • 夏休み
              • 三玖、料理学校への進学の意志を固める。
              • 風太郎、クラスの友人と海で遊ぶが物足りなさを感じ、翌日、五つ子とプールで遊ぶ。
              • 一花、女優業に専念するために中退を選ぼうとするが、風太郎に止められる。
              • 一花、四葉に本当にやりたいことを探すように勧める。

            [旭高校 3 年 2 学期~学園祭](2018/08~2018/10/15)

            • 2学期:学園祭準備
              • 四葉、急に風太郎を意識し始める。
              • 風太郎、学級長として四葉と学園祭の準備に東奔西走する。クラスのことは三玖に丸投げ。
              • 三玖、水族館デートで風太郎に進路と自分の想いを伝え、返事を求める。
            • 学園祭:前日~日の出祭り(旭高校学園祭) 10/13(土)~15(月) 10:00-17:00(#12-99~#14-114 最後の祭りが〇〇の場合)
              • 風太郎、五つ子に対して最終日に答えを出すことを宣言。
              • 一花、誰も選ばないという日和った答えを口にした風太郎を叱責。
              • 竹林の来訪により、四葉の気持ちを三玖に知られる。
              • 四葉、過労で倒れて入院。風太郎に託すよう諭され、それを受け入れる。
              • 風太郎、一花を送っていった公園で一花にキスされる。
              • 三玖、クラス内のケンカを自力で仲裁して解決。風太郎を押し倒してキスする。
              • 五月、無堂と対峙し、自分の夢へ向かう意志を固める。
              • 四葉、最後の思い出作りのために寝ている風太郎にキスし、過去の思い出から脱却する。
              • 風太郎、後夜祭の後で四葉を捕まえ、自分の気持ちを伝えるが、四葉に保留される。

            [学園祭後~旭高校 3 年 3 学期](2018/10/16~2019/03)

            • 学園祭後
              • 一花、風太郎を呼び出して事情を聞き出す。風太郎を励ますと共に、五月・三玖に状況を共有。
              • 三玖、四葉を呼び出して徹カラで会話。四葉、恋敵として姉妹と向き合う覚悟を決める。
              • 五月、風太郎にハプニングキスし、自分の恋心を認識。
              • 二乃と四葉が和解、その会話を聞いて五月も納得。
              • 風太郎が四葉に告白、四葉がそれを受け入れる。
            • 受験前~初詣~受験
              • 五つ子と風太郎がそれぞれの道を目指す。
            • 卒業式
            • 卒業旅行

            [卒業後](2019/04~)

            • 島への旅行(2022 年頃)
            • 結婚式(2024 年頃)

            ⇒ 五等分の花嫁 : ストーリー解説 Part 1. 過去~2 年 2 学期 へ進む

              ※ 以下、ネタバレありますので原作未読な方は読まないことをオススメします。

              というわけで、こちらでは作品の総評を。

              いやー、とにかくよくできている、このひと言に尽きます。これは人気が出るのも当然で、久しぶりにめちゃめちゃ面白い作品だったと断言できます。普通に読んでも十分に面白いのですが、作品をがっつり解析するとさらにスルメイカのように楽しめるという、驚くべき作品です。私の場合、原作を読み終わってからたっぷり 1 か月近く夜な夜な原作の作品解析をし続けていたのですが、次から次へと情報がつながっていき、明らかになっていく作品の全貌にはとにかく驚愕しました。

              作品の細かい解説は別エントリに譲ることにしますが、この作品の凄いところをピックアップすると、以下のような感じでしょうか。

              ■ 時系列順に並べなおすことによって繋がるストーリーラインと見えてくる真実

              作り込まれた設定とストーリーを、いったん解体して順序を入れ替えて見せていくという手法は、古くはハルヒやエヴァンゲリオンなどでも使われました。特にエヴァのその完成度は恐ろしく高く、何年も多くのファンを魅了し続けるほどの作り込みだったわけですが、この作品はジャンルこそ違えどそれに匹敵するレベルのものだったと思います。特に感心するのは、そうした情報が後出しだけではないという点。最初から花嫁が誰であるのかが決まっていて、結婚式から始まる物語というところもそうですし、(『推しは盲目』という見事な目くらましに合った人も多数いたと思いますが)後から読み返すと花嫁は彼女以外ありえない、という納得感しかないストーリーラインになっているというのも凄いところ。

              そしてこの作品単体で必要十分な情報をきちんと提示している、という点も私としては非常に高く評価したいです。雑誌や Web などの情報に頼ることなく、作品の中だけでおおよそたいていのことに説明がつけられるようになっているというのは、作品の作りとして非常に誠実だと思います。加えて、そうした情報を読み取りやすくするために、重要なセリフは敢えてフォントが変えてあるし、また作者の画力が高いために表情などから読み取れる情報量が非常に多いというのも凄い。私が作品を解析してみてびっくりしたのは、これだけの解析に耐えうる作品強度を持っているという点で、2000 年頃に AIR や CLANNAD、Fate/stay night などの作品を解析していたときのことを思い出しつつ、かなり夢中になって作品解析をしていました。作品の無矛盾性という意味ではおそらく五等分の花嫁の方が上なんじゃないかと思います。いやー、ホント凄いです。

              ■ 作品の着地点の納得性

              普通、マルチヒロインな作品は、当然『推し』も人によって異なるわけで、五つ子を平等に描きながら万人に受け入れられる=万人が納得する結末を描くのは非常に難しいものです。一人を選べば選ばれなかった子が推しの人たちは荒れるし;、ハーレムエンドにしたらそれはそれで甘っちょろいと袋叩きに合うのが普通……だと思いますが、ぐぅの音も出ないほど見事な着地点を見せたところには本当に驚きました。ポイントは二つで、風太郎というキャラクターを勉強しかできない勉強バカな高校生という設定にしたこと、そして作品の着地点を「付き合う」ではなく「結婚」にしたこと。この二つがあるからこそ、風太郎が選んだ結論に関して、すっと腑に落ちる納得感があるんですよね。(例えばこれが大学生の恋愛で、付き合う相手として選んだのだったら全然納得できる着地点ではないです;。) このキャラクター造形までもが計算され尽くされていたのか……と思うと、正直ぞっとするほどです。

              ■ 高校生という青春を、6人がそれぞれ全力で駆け抜け切る爽快感

              そしてなにより素晴らしいのは、読後感の爽やかさでしょう。作品を丁寧に追っていくと、狂言回しで終わってしまうキャラもなく、(風太郎を含めた)6人それぞれにきちんと物語がある。そしてその6人が、高校生という青春時代を全力で駆け抜け切る爽快感に加えて、祭りが終わった後の一抹の寂しさがちゃんと残るのが素晴らしいんですよね。どう見てもハーレムエンドでありながら作品として納得感があるのは、選ばれなかった4人との着地も綺麗に描かれていたこと、つまり個々の恋愛感情が、家族愛という形に収斂していくプロセスをきっちりと描ききっていたところによるものでしょう。結婚式を挙げたといっても、実際にはまだ 23 歳。選ばれなかった4人にもまだいろんな未来の大人な出会いがあるはずと感じさせてくれる余韻もまた読後感の良さに繋がっているように思います。

              ……とまあいいことばかり書き連ねましたが、もちろん惜しいと感じるところもあります。主な点は 2 つ。

              ■ メディアの差異と尺の違いを吸収しきれなかったアニメ版

              先にアニメ版から入った自分は完全に正ヒロインを読み違えたのですが、いやー、これ、自分でもしょうがないよね、と思います;。特に劇場版の方は、原作を解析してから改めてもう一度だけ劇場に見に行ったのですが、改めて見てみても、こりゃ初見で読み解けるわけないだろ……という作りでした;。

              確かに改めて劇場版を見てみて非常に関心したのは、重要なセリフやカットを落とさないために、本当に秒単位で尺を切り詰めていたこと。90 分では入りきらないということで 120 分の尺をなんとか勝ち取り、秒単位で徹底的に切り詰めていたのはとにかく感心するところ。どのセリフやエピソードを落としてはいけないのか、という点については原作者と細かく詰めたという話ですが、なるほど確かに作品上重要と思われるものはほぼすべて拾われていたとは思います。

              がしかし、なぜ致命的な順序の入れ替えをしたのかに関してだけは理解に苦しむところ。正ヒロインの印象を強めるために、関連エピソードをヒロイン選択の後に持ってきた……って、おいこらそれはミステリ風ラブコメ作品としては絶対にやっちゃいけないことだろ、と全力でツッコミたくなるわけです;。確かにこの構成にした方が、尺詰めしても理解しやすくなるのは確かだし、なにより時間の節約になる……のでしょうが、おかげでとにかく作品としての納得感が皆無になってしまっている。……というより並べ替えを許すのなら、なぜ〇〇の場合、をそのままの構成で残したのか。理由はシンプルで、ヒロイン選択までは五つ子のそれぞれの魅力を横並びにしっかり描くことに腐心しているから、なんですが、そうであるが故にその後に手のひらを返したようにヒロインにスポットライトが当たりっぱなしになってしまっているので、急に違う作品を見ているかのような錯覚に陥るのは非常に残念なところ。

              結局のところ、これは例えば文字フォントの違いでヒントを出せるコミックスと、時間という尺に縛られるアニメというメディアの特性の違いを無視したアニメ化によるものなわけで、原作の各シーンを忠実に描こうとするあまりに原作の魅力のひとつであるミステリ要素が失われてしまったのは非常に残念です。まあぶっちゃけ、今どき初見で劇場版を見に来るファンなんていねーよ、と言われてしまえばそれまでなんですが(すすす、すみません;)、劇場版ではなく第 3 クールがあればもっとしっかり作り込めただろうと思うだけに残念ではあります。

              ……いやまあ、原作ファンのための映像化作品なんだ、と割り切れば、この劇場版は十二分すぎるほどよくできているんですけどね^^。とまあ、それより問題なのはどちらかというと次です。

              ■ ストーリーラインを優先したために違和感のあるシチュエーションやセリフ

              この作品を解析してみると、驚くほど細かくよく作られている……と感じる一方で、いやこれはさすがに無茶だろ、と思うところもいくつかあります。その最たるものが、ヒロインとの結婚式。ヒロイン以外の四姉妹とマルオが親族顔合わせと挙式をすっぽかし、風太郎は指輪を忘れるという超カオス展開で、いやこれはさすがにちょっと……と思わずにはいられないところ。もちろんこの構成にした目的は明白で、五つ子ゲームを成立させるため……なのですが、一応みんな大学卒業したぐらいなんだからもうちょっとやりようはなかったの? と思わずにはいられません。

              あるいは鐘キスでは「あの日から、きっとあの日からだ。彼女を特別に感じたのは、あの瞬間から」と風太郎は語っているのですが、実は風太郎は結婚式の後で話を聞くまで誰にキスにされたのかを誤解しており;、しかもそのときのことをすっかり忘れてるんですよね;。確かにこの鐘キスが風太郎にとってのファーストキスであり、このハプニングによって五つ子を恋愛対象として強制的に意識させられるようになった(結果的にヒロインのことも意識するようになっていった)のですが、それだったら別の言いようもあるわけで、要するに「このキスをしてる子が真のヒロインですよ」という説明をするためにセリフがヨレてしまっているんですよね。

              この手の「ストーリー展開上のご都合で、意味合いがヨレている」セリフはいくつかあり、まあ読者の興味を誘うためだったろうとはいえ、ちょっともったいないなぁ、と思うところもありました。……まあ、この作品は「ラブコメ風ミステリ」ではなく「ミステリ風ラブコメ」なので、これでよいのですが;。

              ……とまあ、あれやこれやと書きましたが、個人的な総評を言えば、そんなのは些細なことだと全部無視してもよい、と思えるだけの素晴らしい作品だったと思います。上にも書いた通り、この作品は「ラブコメ風ミステリ」なくではなく「ミステリ風ラブコメ」なわけで、この作品で読み解くべきは、誰が花嫁の正体なのかではなく、一花や二乃、三玖、四葉、五月が、自分の気持ちにどうやって気付き、どう折り合いをつけていったのか、なんですよね。

              そしてさらに加えて言うのなら、五つ子と同じ重要なのは、風太郎の性格や心境がどう変わっていったのか、という点。この作品の大きなポイントは、(かつての少女との約束から)勉強一辺倒になってしまった勉強バカの風太郎が、勉強も友情も、仕事も娯楽も恋愛も、すべてに常に全力投球する五つ子に感化されて、過去の思い出から脱却して変わっていく、というところなんですよ。

              そして実はそれらを作品からきちんと読み取るのは、思ったよりも難しい。それは、登場人物が 6 人いることに加えて、五つ子の入れ替わりトリックがあるために、どの時点で誰がどこまでの情報を持っていて、お互いのことをどう思っているのかということを正しく把握することが難しいから。逆に言えば、ここをきちんと読み解けると、なぜそのときにその子がそういう行動を取ったのか、がすっと読み解けるものが非常に多く、ちょっとした行動やセリフの裏側にどれほどの想いが詰まっていたのかがわかって心が揺さぶれられるんですよ。

              嘘つきから始まって嘘つきを演じることですべてを精算しようとした一花。
              一番家族思いで、一番の強さと弱さを合わせ持ち、そうであるが故になかなか飛び立てずにいる二乃。
              自分を信じられない陰キャから、一番の成長を見せ、最後には風太郎や四葉、二乃すらも救って見せた三玖。
              他人からの善意を受け止められるようになって初めて自立することができた四葉。
              母を演じることで自分の気持ちに気付くことができず、気付いたときには恋が終わっていた五月。
              勉強以外にも大切なことがたくさんあることを教えられ、変わっていくことができた風太郎。

              それぞれに想いがあり、それぞれに青春がある。そのかけがえのない物語が、この 14 冊に詰まっている。

              軽くネットを巡回してみたところ、やはり非常に多くの考察サイトがあるようで、さすがに人気作品だけあって非常に深く考察・解析されているのですが、一方で、作品終了後に全体を俯瞰してまとめているサイトは見当たりませんでした。なので、私自身が物語をもっと深く理解し、楽しむために、ストーリーラインを改めてまとめてみました。「そこは解釈が違うだろ」みたいなところもあるかもしれませんが、まあそこはそれ。この作品解析が、さらに「五等分の花嫁」という作品を楽しむ一助になれば幸いです。

              # というか、この作品をリアルタイムで楽しめなかったのが返す返すも残念……;。今更感は多分にありますが、まあ自分は面白かったのでよしとします^^。

              というわけで、以下インデックスです。

              今さらながらこちらを読破(汗)。

              goto

              五等分の花嫁。いや実は、GW に家族でトーマスランドに遊びに行った際、コラボイベントをやっていたのですが、アマプラで見ていたらアニメ版が意外に高評価。第1クールもまあまあ普通に面白かったけど第2クールの ff が1話目から大化けでちょっとびっくり。さらに調べてみたら原作は2年前に完結済み、そしてたまたま完結編になる劇場版も封切直後……とまあ条件揃いまくりだったおかげで、つい勢いでレイトショーのチケットを買って真夜中にわざわざ劇場まで足を運ぶという暴挙に出たのは秘密です;。

              いやー、お前なにやってんだとセルフツッコミですが、とりあえず言わせてください。

              三玖かわいいよ三玖www。
              というかめっちゃ若返りますね、こういうの見てるとwww。

              ストーリー的には5つ子の入れ替えトリックを使ったミステリ風味のラブコメ作品なのですが、このテイストの作品が少年誌(週刊マガジン)に連載されていたというのはかなり時代が変わったなぁという印象があります。驚かされるのはその読後感の良さで、張り巡らされていた伏線が綺麗に回収され、物語として着地すべきところに綺麗に着地していくその様は、見事というより他にありません。

              アニメ版も善戦している印象はあるものの、個人的には原作コミックス版を強く推したいところ。アニメ版は2クール+劇場版の構成で原作14冊分を踏破しているのですが、尺の問題もあって、一部欠損している情報があるのと情報が出てくる順番が少し変わっているところがあるのが、ミステリ作品として見た場合には割とどころかかなり致命的。私はアニメ版から入ったのですが、「うーん、、、わかるけどこれは、、、」みたいなところも後から読んだ原作ではしっかり綺麗に回収されていました。(なので TV 版第 2 クールまで見たあとは、劇場版ではなく原作コミックスでラストまでがっつり楽しむことをオススメします。)

              というわけで、以下ネタバレ満載なので反転で。原作/アニメ版全部フルセットでのネタバレなので、読む/見る可能性が少しでもある方は絶対に読まないことをオススメします;。

              いやー;、参りました;。
              まさか本当に四葉だったとは....;;。

              実はアニメ版を予備知識ゼロの初見で見たときに、作品としては三玖推しだけれども四葉がボスキャラだろう、と直感で思ったんですよね。理由はシンプルで、四葉だけ立ち位置が違っていること、そして四葉は風太郎を五つ子の入れ替えトリックで篭絡しに来ていないこと。中盤で、京都で出会った少女の正体が四葉であることが明かされたことで、これはまあ間違いなく四葉だろう……といったんは思ったのですが、amazon でチラ見したところ原作の評価が最終巻まで全く落ち込んでいないこと(← どう見ても三玖大人気な状態で、人気的にはイマイチであろう四葉に持ってきたら間違いなく荒れるだろうと思いました;)もあり、いや実はこれは四葉と見せかけて三玖なのか、と思い込んでいたんですよ;;。そして見に行った劇場版で、なんのことはなく四葉が選択されたときには衝撃以外の何物でもなかったという;;;。ええええぇぇぇ;、それはないだろう、と;;。

              原作を読んではっきりとわかりましたが、伏線の張り方が原作とアニメ版(特に劇場版)で違っていて、劇場版のほうは四葉関連のエピソードを風太郎の選択後に持ってきてるんですよ。原作だと 11 巻(映画版の最初に相当するところ)に入っていて、四葉の秘めた思いがきちんとわかるように作られているのですが、アニメ版だとこれを後ろに持ってきてしまっているので、いや後から言われても後出しじゃんけんじゃん……みたいな印象を拭えなかったのは事実です。加えて新しい「五つ子」の形へと移行するプロセスの描写も十分とは言えず、いやこれでなんで原作の最終巻は荒れてないの??と疑問に思った……のですが、原作 14 巻をまとめて読破して、その疑問はいい意味で完全に払拭されました。いやこれは実に見事です。

              というわけで、first impression はここまでで、少し作品を読み解いていきたいと思います。

              2022年8月

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